サラの膝枕耳かき
準備が出来ましたので…さ、私の膝へどうぞ
遠慮なさらず、ほら、こちらへ…
あの、その…仰向けのままですと、耳かきができないのですが…
んん~、そうですねぇ…ではまずは、顔を外側に向けて頂けますか?
…はい、ありがとうございます
では耳かき、始めていきますね
(耳かき吐息)
ふぅ…ふふっ…はぁ…もしかして、緊張してます?
さっきから、肩に力が入りっぱなしですよ?
せっかくの耳かきなんですから、もっとリラックス、ですよ?
(耳かき吐息)
どうですか?痛くはありませんか?
痒い所等ありましたら、遠慮なさらず、仰ってくださいね
(耳かき吐息)
この時期は、虫の声が綺麗ですね~
この国には、綺麗な声で鳴く虫が多くて、羨ましいです
コオロギに、スズムシ、マツムシ…キリギリスに、クツワムシ…でしたっけ?
それぞれの鳴き声が重なって、美しいハーモニーを奏でているみたいで…
あなたも、そう思いませんか?
…あら、私の方が綺麗だなんて、お世辞がうまいんですから…
(耳かき吐息)
…あら、耳の奥の方にも…少しありますね~…
ちょっと奥まで、耳かきを入れますよ…
(深耳かき吐息)
…はい、奥まで綺麗になりました
…もう少し、耳かき、続けますか?
はい、ではもう少しだけ…
(耳かき吐息)
細かいものが、多くなってきてしまいましたね…
今度は綿棒を使って、耳かきでは取りきれなかったものを、綺麗にしていきますね
(綿棒吐息)
んん~…うん、綺麗になりましたよ
それでは最後の仕上げに、梵天で、綺麗にしていきますね
梵天…は、ご存じですよね?
よく耳かきの後ろについている、綿のようなもののことです
こちらを使って、耳の中を綺麗にしていきますね
(梵天吐息)
はい、綺麗になりましたよ
中は綺麗になりましたが…外側に少し、細かい物が…
は~…ふ~~……
あっ、すいません、驚かせてしまいましたね
つい息で吹いてしまいました
まだ細かいのが残っているので、もう少し、吹いてもいいですか?
…はい、では、失礼しますね…
は~…ふ~~……
は~…ふ~~……
はい、綺麗になりました
さて、これでこちらの耳はお終いです
顔を私の体の方に向けて、反対の耳を見せて頂けますか?
…あら、こちらに顔を向けるのは、恥ずかしいですか?
ふふ、こちらを向いても、私の修道服しか見えませんので、ご安心下さい
はい、ありがとうございます
ではこちらも、耳かきしていきますね…
(耳かき吐息)
本来、耳かきというのは、あまり頻繁に行う必要はないそうですね
下手に何度もやると、耳垢を耳の奥に押し込んでしまったり、耳の中を傷つけてしまうこともあるそうですよ?
もちろん、耳掃除をしないで、耳垢を溜めすぎるのもよくありません
何事も、ほどほどにが一番というわけです
(耳かき吐息)
んん~…ふふっ…
私の方を向くのは、ドキドキしますか?
ふふっ、さっきまでせっかくリラックスできていたのに、また肩に力が入っちゃってますよ?
では一つ、教えて差し上げましょう
あなたにとって、これが重要なことかどうかは分かりませんが…
私、この服の下は、何も履いてないんですよ?
神聖なものですから、下着が透けるのは、あまりよろしくありませんので…
それにこの服、ちょっと生地が薄いので、今の時期はスース―するんですよね~…
…なーんて言ったら、信じますか?
この服の下がどうなっているかは…ふふっ、神のみぞ知る、ですよ?
もしかして…ふふっ、エッチなこと、考えちゃいましたか?
あらあら、イケナイ子羊ちゃんですねぇ~…神聖なシスター相手に、よからぬ劣情を抱くなんて…
これは、天罰を与えないといけませんねぇ~……なーんて、冗談ですよ
今夜だけは、私が赦して差し上げます、ふふふっ…
(耳かき吐息)
こちらも、奥の方にも溜まっていますね…
少し、奥に入れますよ…?
(深耳かき吐息)
…はい、綺麗になりました
こちらももう少し、耳かき、して差しあげますね…
(耳かき吐息)
そういえば…先ほど使った梵天、なぜ「梵天」というか、知っていますか?
一説によると、この国の山伏の方が着ている服、梵天袈裟に付いているものにそっくりだ、ということから梵天と言うようになったとか
私もつい最近、知ったことなんですけどね
(耳かき吐息)
細かいものが多くなってきましたので、こちらも綿棒を使っていきますね
(綿棒吐息)
それでは、梵天で仕上げです
(梵天吐息)
あら、こちらも耳の外に細かいものが…
息で吹いても…よろしいですか?
…はい、ありがとうございます
では、失礼して…
は~…ふ~~……
は~…ふ~~……
んんん~…もう少し…
は~…ふ~~……
は~…ふ~~……
ん~…うん、綺麗になりましたよ