メイン「王女と貴方」
★★【設定】★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
メインキャスト
【フ】王女フラウディア
【エ】戦士長エイラ
魔物に襲われたエルフの王女を乗せた馬車が襲われた。
それを救ったのは一人の戦士……貴方であった。
しかし貴方は目と体に傷を負ってしまい、倒れてしまう……。
戦士が目覚めると、エルフの女騎士と王女が駆け寄ってくる。
騎士が応急手当をして、掟に基づいて捨て置こうとするが、王女が恩人故にとエルフの国に連れ戻すよう指示する。
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エ:はぁはぁ……これで最後の魔物だな……
エ:王女……フラウディア様はご無事か!
フ:あいたたた……ええ、なんとかこの通り五体満足よ
エ:あぁ、ご無事でしたか♪貴方にもしものことがあればこの戦士長エイラ、女王陛下に顔向けができぬところでした。
フ:全く大げさ……とは今回ばかりは言ってられないわね。
エ:はい、あのニンゲンの男が居なければ、某だけの力だけでは守りきれなかったでしょう
フ:そういえばあのニンゲン、どこへ行ったのかしら、まさかやられてなど……
エ:……む!フラウディア様、アチラに倒れているのはもしや……
エ:おい……おいっ!……おいっ!!
エ:ニンゲンの男よ、大丈夫か!……よかった……なんとか意識はあるようだな。
だが、これは酷いな……致命傷は無いようだが出血が酷い。それに目をやられたか……。
しかし、お前のおかげでエルフの王女フラウディア様を魔物の襲撃から守ることが出来た。
この親衛隊戦士長エイラ、礼を言うぞ。
フ:エイラ、礼を言う前に止血が先でしょ?このままではこの男、死んでしまうわよ
エ:フラウディア様!?は、はぃ!……おい新兵!綺麗な布と酒を用意、男の応急処置を!
フ:このままココに捨て置くなんて出来ないわよね、、、んっ……
あぁ、こんなにボロボロになってアンタ……なんでわたしの為に……
男子禁制のエルフの国だけど特別に……、ありがたく思いなさいよね……
エ:王女!?膝枕などしてはドレスに血がついてしまいます!我々にお任せを……
フ:かまわない……あれ程の魔物の数になんの見返りも無しに立ち向かったのよ……もうこの傷では一生目は見えないわよね……
感謝するわ……本当にありがとう……
エイラ!この男を私達の国まで連れて行くわよ。文句は無いわね
エ:王女!?……ぎょ、御意。
ニンゲンの男が子種奴隷意外でエルフの国に住まうことは前例がない
寛大なる処遇有難く思うが良い。
フ:ふふ、エイラは国きっての剣の使い手だから貴方の剣技に焼いているのよ、悪く思わないで
エ:お、王女っ!?
フ:ほら、エイラもお礼。
エ:うっ……お、お前の剣の太刀筋、なかなかだったぞ……ふんっ
フ:ふふふ……目が見えないアンタの変わりに教えて上げるわ、普段仏頂面なエイラが今、顔真っ赤にしてる♪
エ:っ!? 変なこと言わないで下さいフラウディア様っ! 某は顔を真っ赤になどっ!?
フ:ほらほら、長い耳まで真っ赤になってきたわよ、ふふふ♪
ね、アンタも目が見えたら……ってどうしたの、ほら、しっかりなさい!
エ:王女、この者の為にも急いでここを離れます!
おい、お前達、生き残ったものを集めて馬車の修理、隊列を再編成し速やかに帰投する!
フ:しっかりしなさいよね!死んだら絶対許さないわよ!
ほら……起きなさい……ほら!……目を開けて……早く……