Track 1

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誘導部

ねぇ… ねぇ。 ねぇってば… キミよ、キミ。 そこで、ぐでーっと寝転がってる、キミ。 ほら…聞こえてるんでしょ。 ふふっ。 こんばんは。 私はね…アルラウネ。 あなたを、気持ちよくしに来たのよ。 アルラウネって、何か…知ってるかしら? ヒトとは違う、植物のような、緑色の肌。 女の子の体を覆う、大きな、大きなお花。 お花の中には、あま~い蜜が、たっぷりと詰まっていて… とっても、いい香りがするの。 そして… 一番大きなお花から、たくさん、ツタが生えていて… その先にも、少しおおぶりな、綺麗なお花が咲いているの。 そこにも、あま~い蜜が、たっぷり、詰まっていて… とっても、いい香りを放ってるわ。 特徴としては…そんなところかしらね。 まぁ…平たく言えば…モンスター、ってやつよ。 あぁ、怖がらなくていいわよ? 私、別に肉食じゃないし。 それに…ヒトみたいな雑食の生き物、美味しいわけ無いじゃない。 私の栄養源は、もっと、別の物… ふふっ。 それはね…貴方達、人間の精液。 白くて…ねばっこくて… とっても美味しい、精液が私の大好物なの。 今日はね…取引に来たのよ。 これから、あなたに、とぉっても気持ちいいマッサージをしてあげるから… 代わりに、あなたの精液…いただけないかしら? 悪い話じゃ、ないでしょう? あなたは、疲れが取れる上に、金玉に溜まった、いやらしい精液を出しきって、スッキリ出来る。 私は、美味しい精液をいただく。 結構、いい取引だと思うわよ? 勿論…受け入れてくれるのよね? ふふっ… 素直な子は好きよ。 たっぷり、サービスしてあげる… でも、その前に… ちょっと、準備をしましょうか。 どうせなら、一番気持ちいい状態で、とろとろになりたいでしょう…? だから、私の言う事を、よぉく聞いて… 言うとおりにするのよ。 いい子にしてたら、ご褒美をあげるから…ね? ふふっ… さぁ、それじゃ…はじめましょうか。 すーっとリラックス出来るように、大の字になってごらんなさい。 もし、狭くてできないようなら… そうね、体を軽く開くだけでもいいわ。 そのほうが、リラックスしやすいからね。 …準備は、いいかしら? まずは、ゆっくり、深呼吸をしましょうね。 私の呼吸に、合わせてね。 すーーーー… はぁ~~~… すーーーー… はぁ~~~… はい、いいわよ。 どうかしら? 少し…落ち着いてきたでしょう? その調子で、後二回、深呼吸をしましょうね。 すーーーー… はぁ~~~… すーーーー… はぁ~~~… はい、そこまで。 自然に、楽な呼吸をなさい。 んー… まだ少し、固いかしら。 そうねぇ… それじゃ、目をつむった状態で、私の言葉を聞いて… ゆっくり、イメージをしてごらん? そうね…お風呂に入っている時の事なんて、どうかしら。 あたたかいお湯に、全身を包まれて… 浮力に、全身を支えられて… とっても、楽ちんで…気持ちいいわよね。 心も、体も… ゆったりと、安らいでいくわよね。 ほら…イメージしてごらん。 ちゃぷん、と、足の先から、ゆっくり、湯船に浸かっていって… ゆっくり、浴槽に腰を下ろすの… 足…太腿…腰…おなか…胸…肩。 ゆっくりと、お湯に、浸かっていく… イメージするだけでも…なんだか、ぽかぽか、あたたかい。 あたたかい感覚が、全身に、蘇ってくる… その、あたたかい感覚に、身を任せていると… すぅっと、力が、抜けて行く… ゆったりと、全身から、力が抜けて… なんだか、ふわふわ~…とした、心地いい感覚に、包まれる。 そのまま、ゆっくりと… 心地いい感覚に、身を任せて。 ゆったりとした、心地いい感覚… 心地良さに身を任せていると…段々、段々、あたまが、ぼーっとしてくる。 あたたかくて… 心地良くて… なんだか…色々と考えるのが、面倒くさくなってくる。 ほら…段々、頭の中が、まっしろになっていく。 ほら…段々、頭が、ぼやけてくる… なぜ、こんなにあたたかいのか… なぜ、こんなに心地いいのか… そんな事も、段々、段々、分からなくなってくる… ただただ…あたたかい。 ただただ…心地いい。 …ふふ。 ちょうど、いい感じね。 ぼーっとした…気持良さそうな顔、してるわ。 それで、いいのよ… そのまま、私の声を…言葉を…聞いていなさい。 これから…あなたに、私の蜜を使って、とっても、気持ちいいマッサージをしてあげる… あたたかくて、とろとろの蜜を、全身に塗りこんで… 全身を、あま~く、気持ちよ~く、してあげる… ほら…想像してご覧。 あたたかくて…とっても、あま~い香りのする蜜が、全身に、塗りこまれるところ… そのまま、にゅるにゅると、マッサージをされるところ… ふふっ。 とっても、気持ちよさそうでしょう…? すぐに…いっぱい、気持ちよくしてあげるからね… あ、でも… マッサージを始めると、すご~く、とろとろで、にゅるにゅるな状態になっちゃうし… ちょっと、くすぐったかったりして、体を動かしちゃう人がいるのよねぇ… だから、そういう事がないように、あなたの体…固定しちゃうわね。 私の、ツタで… かる~く、拘束してあげる。 大丈夫よ。 きつく締めたりはしないから。 ゆる~く、体が動いちゃわないように、少し、支えてあげるだけ… ほら… 両足に、私のツタが、這い寄っていく。 しゅるしゅると、巻きついて… 優しく、拘束していく。 優しく、そぉっと掴まれると… なんだか、安心するわね。 ほら… もっと、力を抜いて… もっと、楽になって… こうやって、優しく、支えていてあげるから… 安心して、いいのよ。 ほら… 腕も、支えてあげる。 両腕にも、ツタが、這い寄っていく。 しゅるしゅると、巻きついて… 優しく、拘束していく。 手も、脚も、優しく、支えられて… これで、安心だね。 ほら… そぉっと、力を抜いて… 楽になって… ね…? ほっとしたら…力、抜けてくるでしょ? ふふっ… とりあえずは、こんなところかしら。 さ…それじゃ、そろそろ… マッサージを、始めましょうか。

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