Track 6

Previous Track Back

解除

ん…ふぁぁ~~~… ねー…おきてるー? 朝だよー… ほらぁ…おーきーて♪ ん~…まだ、ぽやぽやしてるみたいだね。 それじゃ…ボクが、手伝ってあげる。 まずは…深呼吸かな。 大きく吸ってー… 大きく吐いてー。 大きく吸ってー… 大きく吐いてー。 ちょっとずつ…意識がはっきりしてくるね。 ざわざわした音が… おふとんの感触が… 少しずつ、はっきりしてくる。 まぶたの向こうに、光を感じる。 色々な感触に、包まれて… 意識が、だんだん、はっきりしてくる。 その代わり… ボクの体の感触が… ボクの吐息の感触が… 少しずつ、少しずつ、薄くなっていく。 ちょっと…さみしいかな? ふふっ… だんだん…だんだん… ボクの感触が、薄くなる。 気持ちよかった思い出が…だんだん、遠くなる。 ただの、夢のように… 次第に、ぼやけてくる。 その代わり… 体が、意識が、はっきりする。 脳が、働き始める。 夢を、夢として…処理していく。 記憶が、薄れる。 感触が、薄れる。 代わりに、意識が、はっきりする。 目が、覚める。 周りの雑音が… まぶたの向こうの光が… 徐々に、徐々に、強くなる。 心地いい、目覚め… 少し、さみしいような気がするけど… でも…朝の心地よさに、そんな感傷は、消えていく。 腕の感覚… 足の感覚… 肌の感覚… 体の感覚が、はっきりする。 意識が…明瞭になる。 ほら…目を開けて。 おはよう。 きっと、今日一日を過ごす中で… ボクのことは、忘れると思う。 でも… ボクはいつでも、キミと遊ぶ時を待ってるよ。 また…出会いから、楽しもうね。 それじゃ…ばいばい。 良い一日を。

Previous Track Back