Track 6

6

■06 はぁ、はぁ、はぁ、あっ……んんっ♪ いい、今日はゆっくりと、だけどたまに激しく……んんっ! んはぁ、はぁはぁ……これ、もしかしたら、私の方が先にぃ……んん、あ、あ、あ。 ん? あら……? え、ちょっと何、ケータイ? とまった……まさか、オナニー中なのに電話に出たの!? ばっかじゃないの!? 誰からの電話か知らないけど……はっ、まさか女? いやいや、そんなはずは……うぅ、なによもぅ、オナニー中なのに律儀に電話なんか出なくてもいいでしょー? あぁ、私のこのうずき、どうしてくれるのよぉ……はぁ、はぁ、うう。 ムカつく……もう、構わないからしちゃおうかしら……私の快感が兄貴に伝わるかどうか、結局試してないんだし……誰と電話してるか知らないけど男友達だったら笑えるし、ふふっ。 んっ……ちょっとだけ、ちょっとだけなら……あん、んん。 んはぁはぁ、あぁ、でも駄目ぇ……イけないなら意味ないしぃ、イっちゃったらさすがにバレる、うぅ……結局生殺しぃ~。 はぁ~……もういいや。 今日はこのまま寝ちゃおうかな……続き、する気ないみたいだし。 うぅ、でもちょっとだけ、あとちょっとだけ……んひゃっ!? へ? え? おっ、お兄っ、兄貴? なな、何よ、いきなり部屋に入って来な……え、何してたって? なな、何よいきなり……何って、あぁ、兄貴こそ、電話してたんじゃないの!? そりゃそうでしょうけど……ごくんっ……とと、とにかく出てってよ、用があるならちょっと待って……え、オナ……オナニー、って? 違っ、してない! してたのはお兄ちゃ……っ! あ……う……~~っ! うぅううううぅう! 何よぉ~、毎晩毎晩オナってたのは兄貴の方でしょ!? 私は別にっ……迷惑してたんだからね! そうよ、全部伝わって来てたんだから! 今更なに真っ赤なお顔してんのよっ、あ、兄貴が悪いんだからね? 私はオナニーなんて知らなかったのに、毎晩毎晩、たまに朝も、馬鹿みたいに射精ばっかして! 私がどれだけ……。 ごくんっ、どれだけ迷惑したか……そうよ、だからシンクロして……知らないわよっ、双子だからじゃないの!? そんなの私だって分かんないって言ってるの! あぁ、もう、いいから出てってよ! え、何? ……はぁ!? ちょっとアンタ、何言ってるの!? そ、そりゃ、どこか出かけてる時にされたら困るけど……だからってそんな、オナニーの時間と場所なんて。 そんなこと、決めるだなんて……え? わわ、私だって困るわよ馬鹿兄貴! って言うかオナニーなんてしなければっ……む、むむ、静かに、静かに。 お母さんたちに聞こえちゃう……ちょっと音楽でもかけて……んは、はぁ……と、とにかく落ち着きましょ……悪かったわね、私ばっかり騒いでっ……あぁもう、なんでこんなコトに。 双子の神秘ぃ? こんな変態的な神秘なんていらないわよ……たたっ、楽しんでなんかないわよ! くっ……兄貴が馬鹿なことばっかり言うからでしょ!? ……えぇと、それで何だっけ。 お互いのオナニーについての取り決め、ね……私は自分からしたりしないし……しないってば! だから、その……兄貴だけ注意してくれれば……夜、2人とも家にいる時にしかしない、とか。 休みの日でも、朝とか昼はやめてよね……だから私はしないってっ……い、今してたクセに!? だだ、だってそれは……お兄ちゃんが、途中でやめるから、だもん……うぅ。 はぁ~……やっぱり、私の方からも伝わっちゃってたのね……うぅ、死ねる、死にたい…… それはっ、そうかもしれないけど……それは男の理屈であって。 普通、女の子はしないの! ……た、たぶん。 え、みんなって何よ! 誰かに訊いたワケ!? どーせネットのエロい情報、鵜呑みにしてるだけでしょうがっ……とにかく私はしないから。 べべっ、別にしたくなんてっ……はぁ!? どうせシンクロしてるならって、何言ってるのよ、一緒になんて出来るワケ……うひゃあ! なんでオチンチン……わ、わわ! 勃起してるぅ!?