CHAPTER 2-1
……ふむ、なんとも意外なことだ。
秘伝書を盗み出そうとした者が、お主のような少年だったとはな……
年若い者ならば、我らが油断するとでも思っていたか?
しかし、お主の未熟振りといったら……おおかた、油断させるために素人を送ってきたといったところか。
もしかしたら、お主自身もそそのかされてしまったのかもしれん……だとしたら、不運なことよな。
……しかし、秘伝書に手を出した者は、誰であろうと辱めて葬るのがくのいちの里の掟。
その若さにもかかわらず、くのいちの技で果てなければならぬとは……
だが、同情はせぬ。秘伝書を狙う者がどうなるか、みせしめとなってもらうぞ。
ふふ……くのいちの技というのが何を意味するか、いかに若いとて知らぬわけでもないだろう?
男を枯れ果てさせ、その精気を吸い取ってしまうくのいちの淫技。
己の命を捨ててさえ、味わってみたい男も多いという……これをその身で体験できるのは、幸運なことかもしれぬな。
くのいちになぶり抜かれる己の運命、しかと思い知りながら果てるがいい。
では、その服を脱がすとしよう……抗っても無駄だ、いっさいの容赦はせぬ。
その身を、くのいちの前にさらすがいい。
おや……もう、すでに股間を膨らませているのか。準備の良いことよな。
これから、どんな風になぶられるのか想像してしまったか?
この私に、枯れ果てるまで犯される……そうした己の運命を予期しながら、勃起させてしまうとは。
よかろう。その肉棒を、くのいちの技をこらして責め抜いてやるとしようか。
……それにしても、初々しい男根よな。
おそらく、これに触れた女はまだいまい……最初に触れるのが、くのいちとは。
なんとも数奇な運命よ……ふふっ。
それでは……まず始めに、この指技を体験させてやるとしよう。
細くて、綺麗な指だろう? 数え切れないほどの男の精液を搾り出した指……
この十本の指が、まるで蛇のようにお主の肉棒へと絡み付くのだ。
するりするりと巻き付き、締め付けながら這い上がり……先端部をじっくりと責めあげる。
そのままじわじわと締め上げ、精を搾り出されるのだ……ふふっ、心地よさそうだろう。
果てない男などいない魔性の指技、とくと味わうがよい。
それを、己の肉棒で味わえるという幸運に悶え狂いながらな……
ではゆくぞ。忍法「白蛇絡み」……
十本の指を、蛇のように絡み付かせて……
どうだ? 己の肉棒が、無防備なままに弄り回される気分は?
ぴくぴくと脈動が伝わってくるぞ……これしきで、早くも感じているのか?
少し肉棒を刺激しただけで、そんなに情けない顔になってしまうとは……男というのは、惨めなものだな。
ほらほら……包皮を剥き下ろし、敏感な先端にまで白蛇が迫っているぞ。
そのままじっくりと亀頭粘膜を這い回り、何度も何度も往復し……
どうだ、先端責めの心地は? 天にも昇るような快感だろう?
必死な顔で、身体をビクビクと震わせて……年若いとはいえ、この技を受けた反応は他の男と同じだな。
この滑らかな肌の感触が、淫らな指の蠢きが、じわじわ狭まってくる締め付けがたまらなかろう。
ふっ、尿道口からヨダレがダラダラと垂れてきたぞ。
私の指をここまで濡らしてしまうとは……早くも限界か? なんとも不甲斐ないことだ。
……まあ、仕方あるまい。
どのような強者の男であろうとも、この技を受ければ一分持たずに私の指を白濁で汚してしまうのだ。
ましてお主のような未熟者では、こらえようもなかろう。
このまま快楽に屈服し、敗北の白濁を漏らしてしまうがいい。
私の手の中で、屈辱にまみれながらな……ふふっ。
……ん? 出さないのか?
未熟者とはいえ、女の手の中で一方的に果ててしまうのは屈辱なのか?
くのいちの技を受けながら、射精をこらえようとするとは……無駄なあがきよ。
ならばその儚い自尊心も、屈辱に染め上げてくれよう。
いかに耐えようとも、強制的に射精させられてしまう……これを上回る屈辱はあるまい。
ふふっ……ここはどうだ?
このくびれの部分は、男の弱点……ここを締め付けられれば、その我慢も持つまい。
指の輪で、じわじわとカリのくびれを締め上げてやれば……ふふふっ。
今のお主のように、男はみな切なげな喘ぎを漏らしてしまうのだ。
そらそら……どうだ?
なんとも情けない顔よな……これだけで、耐える気も失われてしまうとは。
これで分かったろう。お主の我慢など、ほんの一撫でで崩れてしまうものなのだ。
さっきまでの我慢はどこへ行ったのやら……もう、快感を味わうことしか頭にあるまい。
くのいちの指で狂わされ、たちまち手玉に取られてしまう……そんな情けない男が、お主なのだ。
思い知ったか? 自身の立場というものを……
さて……この状態で裏筋をなぞってやれば、それでとどめだな。
ここまで追い詰められた状態で、男の弱点を刺激してやれば……もはや、こらえることなどできまい。
ふふっ……女の手の中で漏らしてしまう屈辱、心の準備はできたか?
では、一気に昇天させてやろう……
ほらほら……裏筋をじっくり撫で回してやったぞ。
くすぐったいような、とろけそうな心地だろう。
さあ、快楽の赴くがまま、私の手の中で果ててしまうがいい……
ふふっ……ドクドク出しているな。
女の手の中で、ピクピクと男性器を震わせて……なんとみっともないのだろうな。
いいように手玉に取られ、指で犯され、一方的に射精させられる……これを上回る屈辱などあるまい。
このように蔑まれながら、私の手の中で放出感を味わうとは……情けないことよ。
ふっ……ひと絞り分を出し尽くしたようだな。
お主の白濁で、私の掌も指もドロドロに汚れてしまったようだ。
男の敗北の液体にまみれるのが、くのいちの悦び。
お主は、私にその愉悦と優越を味わわせてくれる道具に過ぎん。
己の悲運をを思い知りながら、忍法「白蛇絡み」で果てる快楽……しかとその身に刻み込んだか?
しかし、この程度の責めで終わるはずもない。
お主はこのままくのいちの淫技でひたすらに嫐られ、果ててしまうのだ……
屈辱にまみれ、死ぬまで犯されるというみじめな末路。しかとその身で味わうがいい。