CHAPTER 1-0 はじめに
(雫)
ふふっ……「雨宮メイド養成教室・フェラチオ講座」にようこそ。
可愛いお嬢ちゃん、元気娘、清楚なお嬢様――今回の生徒は、なかなか個性豊かですね。
では……まず、みなさんのフェラチオ経験を伺いましょうか。
(雛)
は~い、ないで~す♪
だから、まるで自信ないです……
(柚)
私も初めて。でも……たぶん、上手くできると思う。
私、なんでも器用な方だから……
(雫)
あら、そうなの……でも、フェラチオというのは非常に奥が深いですよ。
さて、薫さんと茜さんのフェラ経験はどうかしら?
(薫)
これまで百人以上……お口で、お世話をさせて頂きました。
しかし、まだまだ我流ですので……この機会に、きちんとした口技のご教授をお願いします。
(雫)
あら、百人を超えるフェラ経験を持つなんて……素晴らしいですね。
それは、さぞかしお上手なのでしょう。さて、茜さんは……?
(茜)
……私? えっと……その、少しだけ……
(雫)
少し、では分かりませんよ。具体的にお願いします。
教える側として、生徒のフェラ経験は把握しておかねばなりませんから。
(茜)
す、すみません……ゼロです……
(雫)
あら……見栄を張らなくてもよかったのに。
誰でも、最初は初心者なのですから……
(茜)
ご、ごめんなさい……今日はがんばります。
(雫)
すると……フェラ経験者は、薫さんだけのようですね。
私は、講師の雨宮雫……よろしく。
(一同)
よろしくお願いします。
(雫)
ではまず、フェラチオを学ぶ意義についてお話ししましょう。
男性というのは、みんなフェラチオされるのが大好き。
自身のペニスを女性の口に含ませることによって、深い支配感を得られるのだとか。
よってメイドは、奉仕の技術としてフェラをたしなんでおくべきなのです。
(茜)
支配感って……なんかやだなぁ。男の人の道具にされてるみたい……
(雫)
ふふっ……そうとも限りませんよ。
いったん口に含んでしまえば、主導権は全て女性の側にあるのですから。
優しく奉仕するも、じっくりいたぶるも、あっさり射精させるも自由。
フェラの技術をマスターしていれば、男の人を自在に手玉に取れるのですよ。
(雛)
うわ、すごーい! 私にもできるのかなぁ……?
(雫)
ええ、もちろんです。
雛ちゃんのちっちゃなお口で、精液を吸い取られてしまうと考えただけで……
男の人は、みんなメロメロになってしまうでしょうね。
(柚)
精液って……精子の混じった液体でしょう。そんなの、口の中に放つ人がいるの?
(雫)
男の人が気持ち良くなると、意識とは無関係に精液が漏れてしまうの。
柚ちゃんみたいな可愛い子がしゃぶってあげたら、あっという間にイってしまうでしょうね。
男の人が射精するとき、とっても素敵な顔をするので……こちらも癖になってしまいますよ。ふふっ……
(薫)
ええ……雫先生のおっしゃること、よく分かります。
快楽の呻きを漏らしながら、殿方が口内で絶頂を迎えるあの瞬間……
まるで、こちらが男を支配してしまったような気持ちに浸れますから。
(茜)
あ、そういうのはいいなぁ。憧れるかも……
(雫)
積極的になってきたようですね、茜さん。
フェラチオを極めれば、ご主人様を奴隷にだってできますよ。
(茜)
へ~、すご~い! やる気が沸いてきちゃった!
(雛)
はい、は~い! ヒナも、ご主人様をドレイにする~♪
(雫)
まあ、ヒナちゃんったら。いやらしい子ですね、ふふふ……
でも、奉仕の精神は忘れないように。
(薫)
……ところで先生。あのカーテンの向こうに、誰かおられるのですか?
先ほどから、なにやら物音がするのですが……
(雫)
ええ。練習台になってくれる少年が待っているのですよ。
これより、彼のペニスを用いてレッスンすることになります。
(茜)
あ、あのぉ……実は私、男の人が苦手なんです。怖いっていうか、その……
(雫)
あら……そうなの、茜さん? 勝ち気そうなのに、意外なのね。
(茜)
だから、その……こんな私でも、本当に上手くできるのかな、って……
(雛)
だいじょうぶだよ、茜おねえちゃん。ヒナも頑張るから。
(柚)
ええ……ペニスを口に咥えて、射精させるだけ。
別に、そう大したことじゃないと思う……
(雫)
ふふっ……フェラチオは奥が深いですが、難しく考える必要はありませんよ。
自信を持つためにも、今日はしっかり口技を磨きましょう。
(一同)
はい。
(雫)
では皆さん、こちらへどうぞ――
(雛)
わっ、ハダカのお兄ちゃんだ~♪
(茜)
きゃっ……! おちんちん、大きくなっちゃってる……!
すっごい……男の人って、こんなになるんだ……
(雫)
ふふ……茜さん、見るのも初めてなのね。
彼は、練習台になってくれる少年。
さっきから、ずっと私達の会話を聞いていたのだから……大きくなっても仕方がないわね。
(茜)
う~ん。私より、ちょっと年下ってとこかな……?
(雫)
怖いですか、茜さん……?
(茜)
いえ……この子なら、あんまり怖くないかも。
それに、両手両足が縛られてるし……
口まで塞がれてるのは、ちょっと可哀想かな……
(雫)
それは、フェラチオ講座の練習台として当然の処置です。
レッスンが進むにつれ、暴れたり、泣いたり、喚いたり……と大変ですから。
(柚)
惨め……
(薫)
つまり……今日、もっとも幸せな人はこの子だということですね。
(雫)
ふふっ……それは、どうかしらねぇ。
フェラチオ講座が終わった後、練習台はひどいものですから。
股間は大量の唾液でドロドロ。ペニスの表面は、すっかりふやけてぐにゅぐにゅ。
声を出す気力さえ残ってなくて、タコのようにだらけきった姿。
精液を一滴残らず吸い尽くされて、ペニスはふにゃふにゃで……
まるで、集団レイプされた後のようになってしまうのよ。
(雛)
わぁ、かわいそう……
(雫)
そういうわけで……彼のペニスで、みっちり学んでもらいますね。
それでは、さっそくレッスンに入りましょう。
(一同)
よろしくお願いします。