劇場版その後
劇場版の後日談。1○歳時。行方不明になった主人公アキトを、ルリが連れ戻す為に追っかけてきたシーン。諸設定は置いておいて、ベッドに拘束されたアキトが目を覚ますところから始まります。
目が覚めましたか?
…(アキト:拘束されている事に気が付く)
ごめんなさい、拘束させて貰いました。
…
ダメです。はずしません。
私も、ユリカさんも、みんなも…アキトさんを待っていたんですよ?
でも、全然帰って来ないから…
だから…
追っかけてきちゃいました。
…(アキト:帰る気はない)
そうだと思いました。どれだけ待っていても、きっと帰ってこない…
だから、こうして私がここにいるんです。
アキトさん…あなたを連れて帰ります。
…(アキト:色々と理由を並べる)
それ、逃げてます。
…(アキト:違うんだよ、ルリちゃん)
何も違わなくなんかありません。
私があなたを連れて帰りたい。これは私の意思です。
だから。
関係ないなんて言わせません。
…(アキト:ルリちゃん、変わったね)
そうですか?
…いえ、変わったかもしれません。2人がいなくなってから、私にも色々とあったんですよ?
でも、本当の私は変わっていません。
アキトさん…もちろんあなたも。
…(アキト:…)
言葉で何を言っても無駄なことは分かっています。
だから…
…(アキト:ルリちゃん、何を)
何を…って。
その…おち…
おチンポを目の前に女の子がする事って、だいたい決まってると思うんですけど…
(フェラ)
大きくなりましたね。私のフェラ、気持ちいいですか?
…(アキト:ルリちゃん、こんなことやめるんだ)
やめません。それに…ナノマシンが光ってますよ?
ふふ、アキトさん、興奮してるんですね。
(フェラ)
次は、ウラスジとカリ首を重点的に…
(フェラ)
言葉では嫌がってますけど…
分かってますよ?アキトさん…私に欲情してますよね?
私に欲望を吐き出したい…犯したい…衝動のまま快楽に身を任せたい…
アキトさんの感情や考えが、ナノマシンを通して私に伝わってきます。
…
アキトさんが眠っているあいだ、あの子とお話しました。
もう気が付いていると思いますけど、あの子も協力してくれています。
IFSを利用して、アキトさんと私のバイパスになってくれているのが、あの子…ラピスさんだから。
あの時…初めてラピスさんとコンタクトした時、なんとなくこうなるような予感がしていました。
私とあの子は、よく似ているから。
…
もう逃げ道はありませんよ?
アキトさんはこのまま、私に犯されていればいいんです。
…
ふふ、大丈夫。このまま何も考えられないくらい、気持ちよくしてあげますね。
ほら、見て下さい。私のここ…オマンコ。
アキトさんのおチンポが欲しくて、疼いちゃってます。
行きます。
…
ほら、どうですか?おチンポとおマンコがキスしちゃいましたね。
我慢汁と愛液が混ざり合って…
とてもエッチですね。
…
伝わってきますよ?アキトさんの中で、理性と欲望がせめぎ合ってますね。
でも…
こう…やって…
んっ♪…ゆっ…くり…んっ♪…アキトさんのが…私の中に…んんっ♪
…
はぁ♪…入っちゃいました…ね♪
私の、初めて。
もちろんこれで終わりじゃないですよ?
…
どう…ですか?私の中、気持ちいいですか?
…
ふふ、嬉しいです。答えてくれなくても伝わってきますよ。
アキト…さん♪
やっぱり、優しいですね。無理矢理犯されているのに、そんな風に思ってくれるなんて。
私は、大丈夫です。オモイカネが痛みのフィードバックを軽減してくれていますから。
さあ、本番はこれからです。
今から、ナノマシンを駆使して、アキトさんをもっと気持ちのいい世界へ連れて行ってあげます。
思考も感覚も共有して、融け合うような快楽。
3人とも、人とは少し違うからこそできるセックス。
ラピスさん…始めましょう。
…
んんっ♪…あっ♪…ぁん♪
(状況説明:ナノマシンを通じて、4人が感覚と意識を共有すると言うオリジナル設定。脳を弄られ五感を失ったアキト。生体装置として扱われていたユリカ。実験材料にされていたラピス。悲しみに暮れていたルリ。もはや言葉では理解しえない程に溝ができてしまったので、ルリがとった手段がこれ。意識を共有して無理にでも相互理解を試みます。)
これは…思っていたよりも…刺激が強…あっ♪…んふ♪
感覚が、共有されて…んんっ♪…あっ♪…犯しているような…犯されているような…
どうです…か?…ぁん♪…気持ち…いいですか?
…
ふふ、アキトさんの思考がどんどん流れてきます…んっ…はぁ♪…
…
あっ、気が付きましたね。
そうですよ?…実は、ユリカさんも繋がっているんです。
…(アキト:ルリちゃん…こんなこと…やめるんだ)
大丈夫、今は気持ちよさに身を任せて下さい。
あっ♪…んっ♪…ぁあん♪
おチンポの快楽が私に伝わって…それがまたアキトさんへ…そして…また…
はぁん♪…気を抜くと…意識が飛びそうです。
でも、このまま…最後まで…
快楽も…感情も…思考も…
全てが融け合って…一つになるような…
4人で…このまま4人で…イきましょう♪
ゆ、ユリカさん、乳首♪…んひ♪…だ、だめ♪
ラピスさんも…そんな♪…やん♪
アキト…さん♪…んっ♪…あっ♪…す…好きぃ♪…好きです♪
イく♪…イっちゃいます♪
よ…4人で…みんなで♪
…
はぁ…はぁ……はぁ……
……
…
(状況説明:ルリもアキトも意識を失ってしまい、先に目覚めたルリがアキトを起こすシーン。)
アキトさん…
…
アキトさん…
…
アキトさん…
…
よかった。目を覚まさなかったら、どうしようって…
分かりますか?あなたは、テンカワ・アキト。
ホシノ・ルリでも、ラピス・ラズリでも、ミスマル・ユリカでもありません。
あなたは、テンカワ・アキトです。
…
はぁ、よかった。自我は保てているようですね。
ホントによかった…
…
その…
アキトさん、ごめんなさい。
ナノマシンを使って、感覚と思考を共有する技術は、まだ不確かな要素ばかりで。
下手をすれば、自分と相手の違いが分からなくなって、自我を失う可能性もありました。
それになによりも…人の心に無理矢理踏み込むような行為でした…
…(アキト:黙って聞いている)
でも…
でも、これしか思いつかなかったんです。
あの事故から…いえ、2人が拉致されてから、全てが狂ってしまいました。
私達の間には、とても埋められないくらいの溝ができてしまった…
言葉すら届かないくらいの深い溝が…
…
全てを伝えて、全てを受け入れるには、これしかないと思ったんです。
それでも拒絶されてしまったら…(諦めるしかなかった)
…
でも。んふふ、そんな心配はいらなかったみたいですね。
やっぱり、アキトさんの本当に大事なところは変わっていませんでした。
悲しみや怒り…様々な負の感情、そして凄惨な記憶が流れ込んできました…
帰れない理由も…隠した気持ちも…
それでも、奥底にある優しさをしっかり感じましたよ。
ユリカさんの気持ちも伝わったはずです。
だから…
…
って。今更、こんな説明なんて必要ありませんよね。
もう4人は理解し合えたんですから。
ちょっと、イネスさんがうつっちゃいました。
…(アキト:ほほ笑む)
(状況説明:アキトの昔のような笑顔を見て、ルリ、ハッとして感極まる)
…アキトさんの、その優しい笑顔を…どれだけ…どれだけ見たかったか…
…(アキト:ルリを抱きしめる)
大丈夫です…私は今、幸せです。
…
アキトさん、帰りましょう。
帰って4人で家族になりましょう。
…
(エピローグ)
こうして私達は、アキトさんを連れ帰ることができました。
先の事件において、テロリストとして手配されていたアキトさんですが、
表向きは死亡したことになっているので、実質的におとがめは無し。
そもそも、公表すること自体が多方面にとって不利益になるとかで。
うやむやのまま今に至っています。
ま、大人のやり方よねぇ。
ホント、最初から最後までご都合主義と言うかなんと言うか。
それでも、事後処理やらなにやらで、ネルガルと軍が色々と手をまわしているそうです。
そのあたりは、私には分からないことにしておきます。
まだ少女、と言う事で。
それから。
アキトさんは、再び料理人の道を進み始めました。
私かラピスさん、それとオモイカネがいれば、味覚を共有できるので、なんとか料理を作っています。
料理を作る為に、軍事クラスの最新技術が使われているなんて、誰も思わないと思いますけど。
で。ユリカさんは、アキトさんを手伝っています。
何年経ってもラブコメしてます、はい。
ラピスさんは、ネルガルつきの外部研究員と言う事で、時々研究所に通っています。
元々そうだったのか…最初に会った時よりも、感情豊かになり。
こないだ「見習うように」ってミナトさんに言われちゃいました。
ちょっと釈然としません。でも、確かにラピスさんの笑顔は素敵です。
私のことを「ルリお姉ちゃん」と言って慕ってくれます。
妹ができたみたいで、少しこそばゆい気がします。
それから私はと言うと。
ハーリー君とサブロウタさんと一緒に、相変わらずナデシコに乗っています。
…
あの飛行機事故から、アキトさん帰還まで。
長い…とても長い時間が経ったように思えます。
私達の身の周りは、色々と公にできない事ばかりがてんこもり。
ま、4人でエッチなことをして解決した…と言うのが一番の秘密ですけど。
ともかく。
アキトさんとユリカさん、ラピスさんに私。
今は4人で家族です。
私が、自分自身で勝ちとった、私の居場所。