2.眠り
じゃあ、勇者様は眠りの魔法にも簡単にかかっちゃうかな?
私の眠りの魔法は、ちょっと特別なの
頭に睡眠マークを浮かべながら、意識が眠りについて
あなたの心の底にある欲望を呼び覚ましてしまう、危険な眠りの魔法なのよ
ほぉら、あなたのビジョンの中心に、白い光の球をイメージして
イメージできたら、その光をぼーっと見つめてごらんなさい?
これは見ていると心が落ち着いて、穏やかな気持ちになる、眠りの光
淡い光の心地よい眩しさで、視界も、意識も少しずつぼやけていく
もうあなたの視線は、この光に釘付け
あなたの視界が、ますますぼやけて
最後には何を見ているのかも、分からなくなってしまう
それではあなた自らの意思で、光の元へ歩いていきましょう
そう、ぼやけた意識のまま、光に向かって
一歩ずつ、ふーら、ふーら ふーら、ふーら
一歩進む度に、頭の中も左右にふらふらと揺れて
心地よさが増していく、光が大きくなっていく
そう、あなたが今向かってきている光の先で、私も待っているから
ここまで歩いてこられたら、光に包まれて、頭の中を真っ白にして
一瞬で意識を奪われて、眠ってしまいましょう
ふーら、ふーら ふーら、ふーら
ほーら、もう少しですよー
光に包まれるまで、あと
5歩、4歩、3歩、2歩、1歩、ゼロ♪
柔らかな白い光に包まれて、視界が真っ白になる
柔らかな私の腕に包まれて、ふわーっと、身体の力が抜けていく
優しい温もりを感じて、とても安心した気持ちになる
まるで子守唄を歌ってもらいながら、揺りかごに揺られているみたいに
ゆーら、ゆーら
ゆーら、ゆーら
意識が真っ白になる、なにも分からなくなって眠りにつく
意識が眠りにつくと…性欲という名の潜在意識が、剥き出しになる
あらあら、なんて無防備な、安心しきった顔♪
でも、私の魔法が大好きなのだから、当たり前よね
そう、あなたは私の魔法が大好き
もう、欲望に逆らうのはやめましょう?
私があなたのお耳に囁きかけると、そこから穏やかな快感が広がり
あなたは催眠世界の中に、さらにずぶずぶと沈んでしまう
催眠世界へ沈むことで、あなたは今与えられている
不思議な感覚を、欲望のままに感じるようになる
ほら、目の前の私に体重を預けて、私の胸に抱かれて
『おやすみなさい』
ずぶ、ずぶって、さらに意識が、理性が飲み込まれて
今のあなたは、魔法への抵抗力を完全に失い
私のなすがままとなってしまったの
何度でも魔法を重ね掛けして、どんどん調教してあげる…♪
それじゃあ、可愛く眠る可愛い勇者様に
イタズラしちゃおっかな♪