覚醒
♪~ドアの開く音
助手: お楽しみいただけましたか?
術師:ふふ、お楽しみいただけましたか?
助手:
術師:うちの助手はいい仕事をしてくれますよね
助手:私のドMぶりはどうでしたか?笑
術師:
助手:
術師:そう、あなたはドSなんかではなかったことを思い出したでしょうか?
助手:催眠術にかかってたんだもんね
術師:
助手: 面白かった?
術師:催眠術ってどうだった? 気持ちよかった?
助手: 刺激が強かったかな?
術師:えっちな事しか残ってない?
助手: 私達に話しかけられる
術師:こうやって私達に話しかけられる
助手:と意識がフラフラしてきちゃうんだよね
術師:
助手: ゆったり?
術師:初めの気持ちよさってどんな感じだった?
助手: レテ川の事もちゃんと覚えてるかな?
術師:穏やか?レテ川の事もちゃんと覚えてるかな?
助手:笑 無性に喉が渇かない?
術師:笑 ねぇ、絶頂に達した後って無性に喉が渇かない?
助手:私は渇いちゃったなぁ…
術師:
助手: さっき汲んできたもんね?
術師:あぁ、目の前にお水、あるじゃない
助手:水分補給は大事だよ?
術師: 折角だから飲んじゃいなよ
助手:笑
術師:笑
助手:ねぇ、私 は誰だったけ?(指パッチン)
術師: この子は誰だったけ?(指パッチン)
助手: 私が思い出せない
術師:ほら、記憶が弾け飛ぶ 思い出せない
助手:思い出そうと思えば思うほど
術師: 思えば思うほどモヤモヤと答えが何処かへ行ってしまう
助手:笑 私は、あなたの彼女だったじゃない
術師: そんな大事な事
助手:忘れちゃったの?笑
術師:忘れちゃったの?笑
助手:
術師:ちゃんとこの子があなたの彼女だって思い出すことが出来たし
助手:催眠術、解いてもらおうか
術師:
助手:
術師:初めにも言ってたけど催眠術に掛かるのも
助手:
術師:覚醒するのもあなたに決定権があるからね
助手:
術師:一緒に起きるぞて気持ちで聞いてね
助手:
術師:今から10数えます
助手:
術師:10数えるとあなたに掛けた催眠、暗示全てが消えてなくなります
助手:
術師:10 9 8 抜けていたかもしれない力が次第に戻ってきます
助手:手も足も自由に動かすことが出来るよね
術師:
助手:
術師:7 6 5 ぼーっとしていた感覚がすーっと消えていきます
助手:頭から足先まで鈍っていた感覚が晴れていく
術師:
助手:
術師:4 3 催眠から覚めた後はえっちなことをした充実感に満たされる
助手:何も悪い事はしてないもんね
術師:
助手:
術師:2 そう、その水はただの水だったかもしれない
助手:私達と一緒の時だけ その水は変化する
術師:私達とレテ川に行ったときだけその水は変化する
助手:
術師:1 この子が誰だったかちゃんと覚えてることが出来る
助手:私はあなたの彼女だよ
術師:
助手: おはようございます
術師:0 (クラップ) おはようございます
助手: (伸び)んー
術師:スッキリしてますか?
助手:
術師:そうそう、伸びをするのも起きるのに丁度いいんですよ
助手:
術師:笑 それでは、今度こそ本当にお暇致しますね
助手:
術師:また、気が向いたら呼んでください
助手: ありがとうございました
術師:ありがとうございました
(♪~ドアの閉じる音)
《ブランク20秒》
助手:ふふ、今日は面白かったね、今から何しよっか?
術師:
助手:えー…またゲーム…?もう…しょうがないなぁ…(フェードアウト)
術師: