Script
いらっしゃいませー！よーこそ、パティスリーふぁんへ。
ここでは、お客様に、おいし～お菓子を楽しんでもらうために
心も体も、ゆ～っくり、くつろいでいただいてます。
これから、私の言うとおり、余計な力を抜いていきましょ～。
何事もまずは呼吸から！ってことで～、深呼吸をしましょ～。
ゆ～っくり、お腹いっぱいに息を吸って～、ゆ～っくり、吐き出してね。
一回、やってみよっか～。
ゆ～っくり、息を吸って～・・・
ゆ～っくり、吐き出して～・・・
ど～ぉ？体から、力が抜けていくの、わかるかな～？
その調子で、何回か繰り返しましょ～。
さ、息を吸って～・・・お腹のそこまで、息が入ってくる・・・
息を吐いて～・・・お腹のそこから、息が、出て行く・・・
吸って～・・・息を吸うと、なんだか、心が穏やかになる・・・
吐いて～・・・息を吐くと、疲れや、ストレスが外へ出て行く・・・
吸って～・・・意識が、ふんわりと膨らんでいく・・・
吐いて～・・・力が抜けて、体の感覚がぼやけていく・・・
吸って～・・・膨らんだ意識が、だんだん、ぼやけてくる・・・
吐いて～・・・力が抜けて、体が重く感じる・・・
吸って～・・・心が、ふわふわ・・・
吐いて～・・・体が、重い・・・
吸って～・・・どんどん、ぼやける・・・
吐いて～・・・どんどん、重くなる・・・
吸って～・・・
吐いて～・・・
吸って～・・・
吐いて～・・・
はい、普通の呼吸に戻って～。
うふふ、とろけたカオしてるねー。
そのまま、私の声を聞いて～・・・
そして、私の言う事を、イメージしてみて・・・
ここは、パティスリー・・・
つまりは、洋菓子屋さんだから、色んなあま～い匂いがしてる・・・
クッキーの、少し香ばしい、あま～い匂い・・・
フルーツタルトに使う果物の、すっきりとした匂い・・・
バナナケーキの、ふんわりしたいい匂い・・・
バニラの、あま～い、いい匂い・・・
チョコレートの、少し刺激的な匂い・・・
ショートケーキの、ふんわりした、しあわせな、匂い・・・
はちみつの・・・あまくて、いやらしい匂い・・・
そして、あなたの目の前にいる、私の・・・
女の子の、いい匂い・・・
ほら…よく、匂いを嗅いで…
もう一度、深呼吸をしながら…
今度は、しっかりと、匂いを吸い込んでいって…
はい、息を吸って～…あまい匂いが、体中に広がる…
吐いて～…体の中に、あまい匂いが染み込む…
ふふ、ど～ぉ？いい匂いは、そのまま、体に残ってるでしょ？
それじゃ、この調子で、繰り返していきましょー。
さぁ、息を吸って～・・・クッキーの、香ばしい匂い・・・
吐いて～・・・少し香ばしい匂いが、体に染み込む・・・
吸って～・・フルーツの、すっきりとした匂い・・・
吐いて～・・・色とりどりのフルーツが、あなたを染める・・・
吸って～・・・バナナケーキの、ふんわりしたいい匂い・・・
吐いて～・・・匂いが染み込んで、ふわふわしてくる・・・
吸って～・・・バニラの、あまーい匂い・・・
吐いて～・・・体中、あまく、あまーくなる・・・
吸って～・・・チョコレートの、ちょっと刺激的な匂い・・・
吐いて～・・・チョコの匂いで、少し、感覚が敏感になる。興奮してくる・・・
吸って～・・・ショートケーキの、ふ～んわりした、しあわせな匂い・・・
吐いて～・・・生クリームの匂いで、しあわせー・・・
吸って～・・・はちみつの、あまくて、いやらしいな匂い・・・
吐いて～・・・えっちな気分に、なってくる・・・
吸って～・・・女の子の、いい匂い・・・
吐いて～・・・女の子の匂いで、胸がドキドキする・・・
吸って～・・・あまい。あまーい・・・
吐いて～・・・色んな匂いで、しあわせー・・・
吸って～・・・あまい匂いが、体中に、染み込んでいく・・・
吐いて～・・・幸せ・・・気持ちいい・・・
吸って～・・・あまい匂いを嗅ぐだけで、気持ちいい・・・
吐いて～・・・体が、どんどん敏感になってくる・・・
吸って～・・・いい匂いを、より集中して嗅ぐために・・・
吐いて～・・・体が、どんどん、敏感になる・・・
吸って～・・・ひときわ、あまい匂いがする・・・
吐いて～・・・あまい匂いに、体が痺れる・・・
はい。普通の呼吸に戻って～。
すっかり、あまい匂いの虜になったね～・・・
あま～い匂いに囲まれて、しあわせだね～・・・
それじゃあ、そのまま・・・
あま～いお菓子を、食べましょう？
すごく、すご～く美味しいお菓子、作るからね～・・・
あま～いお菓子、あまーい香り、あま～い、あま～い世界・・・
しあわせだよね・・・気持ちいいよね・・・
匂いだけでも気持ちいいんだから、食べたら、もっと気持ちいい。
匂いだけでもしあわせなんだから、食べたら、もっとしあわせ。
気持ちよくなりたい？なりたいよね。
しあわせになりたい？なりたいよね。
それじゃあ、美味しいお菓子を作るから・・・
じ～っくり、味わって、召し上がれ。
今日のメニューは、トリュフショコラにするね。
あなたの目の前には、まぁるいトリュフショコラがあります。
ほら・・・美味しそうな、チョコレートの香りがするでしょ？
少し、刺激的で・・・ちょっとえっちな、香り・・・
ねぇ、知ってる？チョコレートってね、昔は、媚薬に使われてたんだよ・・・
ほら・・・匂いを嗅いでいると・・・
だんだん、だんだん・・・気持ちよくなってくる・・・
だんだん、だんだん・・・ドキドキしてくる・・・
ドキドキ、ドキドキ・・・
鼓動が、早まる・・・
ドキドキ、ドキドキ・・・
体が、熱くなる・・・
ドキドキ、ドキドキ・・・
全身が、あま～いチョコレートの匂いで、痺れる・・・
気持ちいい・・・チョコレートの匂いが、気持ちいい・・・
ほら・・・どんどん、気持ちよくなってくる・・・
ほら・・・気持ちいい・・・気持ちいい・・・気持ちいい・・・
ほら・・・ほら・・・ほら・・・ほら！
ふふ・・・気持ちいいでしょ～・・・
でも～・・・
もっと、気持ちよくなりたいよね～・・・
気持ちよくなる方法、教えてあげよっか～・・・
あのね・・・食べると、もっと気持ちよくなるんだよ～・・・
ねぇ・・・食べたい？食べたいよね。
気持ちよくなりたい？なりたいよね～・・・
うふふ・・・それじゃ、食べさせてあげるね～・・・
はい、ひと口目。あ～ん・・・
口の中いっぱいに、チョコレートの香りが広がる・・・
口の中いっぱいに、チョコレートの香りが、染み込んで行く・・・
気持ちいい・・・気持ちよさが、快感が、口の中から、体全体に広がっていく・・・
ふた口目、あ～ん・・・
口の中に入ったチョコレートが、とろける・・・
とろとろ、とろとろ・・・とけていく・・・
チョコレートと一緒に・・・意識も、体も、とろける・・・とけていく・・・
み口目、あ～ん・・・
とろけたチョコレートが、どんどん、どんどん、口の中に染み込む・・・
とろとろ・・・とろとろ・・・あまい・・・あま～い・・・
あまくて、気持ちいい・・・あまくて、しあわせ～・・・
よ口目、あ～ん・・・
とろけたチョコレートが染み込んで・・・
あなたの心を、体を、あま～く溶かしていく・・・
とろとろ・・・とろとろ・・・あまい・・・あま～い・・・
快感が、どんどん、どんどん、染み込んでくる・・・
気持ちいい・・・気持ちいい・・・気持ちいい・・・
体の内側へ、快感が染み込んで行く・・・
心の底から、しあわせが湧き上がる・・・
あまいのが、しあわせ・・・
どんどん、どんどん、あまくなる・・・
どんどん、どんどん、しあわせになる・・・
いつ口目、あ～ん・・・
どんどん、とける・・・チョコレートが、自分が、溶けて行く・・・
あまいのが、しあわせ・・・
とろけるのが、気持ちいい・・・
とろとろ、とろとろ・・・気持ちいい・・・あまい、あま～い・・・すご～く、しあわせ・・・
うふふ・・・
あまいね・・・気持ちいいね・・・しあわせ、だね・・・
ほら・・・どんどん、どんどん溶けるよ・・・
あまさに、とろける・・・あま～くなる・・・
気持ちよさに、溶ける・・・心も体も、もうとろとろ・・・
しあわせに、とろける・・・すごく、すご～く、しあわせ・・・
とろけた心が、体が、ぐるぐる、ぐるぐる渦を巻く・・・
ぐるぐる、ぐるぐる、かき混ぜられる・・・
ぐるぐる、ぐるぐる・・・
どんどん、どんどん、溶けて行く・・・
ぐるぐる、ぐるぐる・・・
まわる・・・まわる・・・
とろける・・・とろける・・・
すごく、すご～く、気持ちいー・・・
ほら・・・もう、どこまでが自分の体なのか、わからないね・・・
ほら・・・もう、自分が何か、わからないね・・・
あなたが何か、教えてあげる・・・
今のあなたは、とろとろにとろけた、あま～い液体・・・
今のあなたは、気持ちよさの、快感の、かたまり・・・
今のあなたからは、あま～い、あま～い匂いがする・・・
今のあなたの色は、黒・・・
ほら・・・なんだか、見覚えがあるよねー・・・
そう。今のあなたは、チョコレート・・・
とろとろに蕩けた、あま～くて、おいし～、チョコレートだよ・・・
そのまま食べても美味しいけどー・・・
それじゃ、もったいないよねー・・・
せっかく、美味しいチョコレートになったんだから・・・
もっと美味しく、なりたいよねー・・・
さっき食べたトリュフ、美味しかったよねー・・・
食べてたら、気持ちよ～くなったよねー・・・
どうせなら・・・トリュフになりたいよね・・・
うふふ・・・それじゃあ、あなたを、トリュフにしてあげる・・・
美味しい、美味しい、トリュフにしてあげる・・・
まずは、芯になる部分をつくるねー。
本当は、チョコレートを溶かすところからなんだけど・・・
うふふ・・・もう、すっかり、蕩けちゃってるもんねー・・・
もっと気持ちよくなるための材料と、混ぜあわせてあげる・・・
それはね・・・生クリームと、はちみつ。
ほら・・・生クリームの匂いが漂ってくる・・・
ほら・・・はちみつの匂いも、漂ってくる・・・
生クリームの匂いで、しあわせ・・・
はちみつの匂いで、体の内側から、気持ちよくなる・・・
知ってる？はちみつもねー、昔、媚薬として使われてたんだよ・・・
チョコレートと、はちみつ・・・
二つの媚薬で、どんどん、どんどん、気持ちよくなる・・・
二つの媚薬を、生クリームで包み込む・・・
生クリームの中で、混ぜ合せる・・・
ぐるぐる、ぐるぐる・・・混ぜ合せる。
快感と、幸福感が、渦を巻く・・・
ぐるぐる、ぐるぐる・・・
まわる。まわる・・・
ほら・・・どんどん、気持ちよくなっていく・・・
まざれば混ざるほど、敏感になっていく・・・
まざれば混ざるほど、しあわせになる・・・
ほら・・・しあわせ・・・気持ちいい・・・気持ちいい・・・
とろとろ、とろとろ・・・ぐるぐる、ぐるぐる・・・
うふふ。よ～く、混ざり合ったね・・・
このままじゃ、加工が出来ないから・・・ちょっと、冷やそうか。
氷水を張ったボウルに、ゆっくりと浸して行く・・・
ほら・・・冷えて行く・・・冷たい・・・冷たい・・・
どんどん、冷える・・・冷たい・・・冷たい・・・
体が冷えて・・・快感が、奥へ、封じ込められる・・・
あ・・・少し、冷やしすぎちゃった・・・
ごめんねー、すぐ、温めてあげる・・・
ほら・・・じんわり、あったかい・・・
体があったまって、気持ちいい・・・
奥へ封じられた快感が、再び、表に出てくる・・・
どんどんどんどん、快感が大きくなる・・・
快感に、しびれていく・・・
うん。こんどこそ、いー感じに固まったね。
それじゃー、出来上がったチョコレートを、今度は、ころころ丸めていくよー・・・
ころころ、ころころ・・・
転がるのが、気持ちいい・・・
ころころ、ころころ・・・
体が、どんどん形を変える・・・
ころころ、ころころ・・・
転がる・・・転がる・・・気持ちいい・・・
まぁるい形になっていく・・・
形を変えられるのが、気持ちいい・・・
されるがままになるのが、気持ちいい・・・
ころころ、ころころ・・・
ほら・・・まん丸なトリュフのたねの、出来上がり。
それじゃあ、次はー・・・コーティング用のチョコレートをつくろーかな。
そのまま、ちょっと待っててねー・・・
ことこと、ことこと。
お湯が沸く音がする。
ふんわり、ふんわり。
チョコレートの匂いが、漂ってくる。
いい匂いに囲まれて、しあわせだねー・・・
ほら・・・匂いを嗅いでいると・・・
だんだん、だんだん、体がうずく・・・
うずうず、うずうず・・・
早く欲しい・・・あったかいチョコレートを、かけて欲しい・・・
うずうず、うずうず・・・
匂いが強くなる・・・
うずうず、うずうず・・・
どんどん、どんどん、敏感になっていく・・・
うずうず、うずうず・・・
待っているのが気持ちいい、我慢しているのが気持ちいい・・・
うずうず、うずうず・・・
でも・・・どこか、もどかしい・・・
もっと、もっと大きな快感が欲しい・・・
うずうず、うずうず・・・
快感を求めて、敏感になっていく・・・
１０から０まで数えおろすと・・・
コーティング用のチョコレートが出来上がるよー・・・
10 9 8 うずうず、うずうず・・・
7 6 5 もどかしい・・・もどかしい・・・
4 3 2 どんどん、どんどん敏感になる・・・
1
（たっぷり焦らして）
0
おまちどおさま・・・
それじゃあ、このあったか～いチョコレート、かけてあげる・・・
ゆっくり・・・ゆっくり・・・丁寧に・・・
とろ～り、とろ～り・・・
あなたの体に、あたたかいチョコレートがかかる・・・
待ちに待った快感に、あなたの体が痺れる・・・
気持ちいい・・・気持ちいい・・・
あったかいチョコレートが、気持ちいい・・・
とろ～り、とろ～り・・・
全身に、あったかいチョコレートが、快感が、流れ落ちる・・・
とろ～り、とろ～り・・・
チョコレートが、快感が、あなたを包む・・・
体の表面が、チョコレートの熱でとける・・・
とろけた体が、あったかいチョコレートと、快感と、一体になる・・・
とろ～り、とろ～り・・・
全身を、すっぽりと快感に覆われる・・・
気持ちいい・・・全身が、気持ちいい・・・
これで、まんべんなく、コーティング出来たねー。
気持ちいいねー・・・しあわせだねー・・・
さぁ・・・次は、あなたにかけたチョコレートを、ムラのないように、整えなきゃね・・・
ころころ、ころころ・・・
手のひらの上で、ころがる・・・
ころころ、ころころ・・・
チョコレートが・・・快感が、どんどん、どんどん、溶け込んでくる・・・
ころころ、ころころ・・・
されるがままに、転がる・・・転がる・・・
右に、ころころ・・・気持ちいい・・・（右からだけ音をだすのが出来たらいいなぁ）
左に、ころころ・・・気持ちいい・・・（左からだけ以下略）
ころころ、ころころ・・・
手のひらで、転がされて・・・チョコレートが、馴染んで・・・気持ちいい・・・
快感が、どんどん、どんどん、馴染む・・・馴染む・・・
体の、奥へ・・・心の、底へ・・・
快感が、どんどん、どんどん、溶け込む・・・馴染む・・・気持ちいい・・・
10から0まで、数えおろすと・・・
チョコレートが、完全に、体に馴染むよ・・・
チョコレートが馴染むと・・・快感も、体に馴染む・・・奥深くまで、快感が馴染む・・・
心も・・・体も・・・ぜーんぶ、もっともっと、気持ちよくなるよー・・・
ほら・・・いくよ・・・？
10 9 8 ころころ、ころころ・・・快感が、馴染む。馴染む・・・
7 6 5 気持ちいい・・・快感で、全身が、痺れる・・・
4 3 2 体の内側まで、快感が馴染む・・・奥深くまで、痺れる・・・痺れる・・・
1 ほら・・・馴染む・・・馴染む・・・馴染む・・・
（溜めて）
0
んふふ・・・すご～く、気持ちよさそうだねー・・・
しあわせ～なカオ、してるね～・・・
ど～ぉ・・・？トリュフショコラになった気分は・・・
す～っごく、気持ちいいでしょ～・・・？
でもね・・・もっともっと、気持ちよくなれるんだよ・・・（ささやくように）
あなたは今、トリュフショコラだよね・・・チョコレート、だよね・・・
チョコレートって・・・お菓子、だよね・・・
お菓子って、食べ物、だよね～・・・
食べ物は～・・・どうするためのものかな～？
そう。食べるためのものだよね～・・・
って、いうことは～・・・
あなたは、食べられるためにあるんだよね～・・・
お菓子になったあなたは・・・私に、食べられたくて、たまらない・・・
美味しい、って、言ってもらいたくて、たまらない・・・
食べて、欲しい？食べて欲しいよね～・・・
誰に？私に、だよね～・・・
折角、美味しく出来上がったんだもん。食べて欲しいよね～・・・
んふふ・・・食べられるのって、気持ちよさそうだよね～・・・
やわらか～い、唇・・・あつ～い、お口・・・ぬるぬるの、粘膜・・・
やわらか～い、舌・・・
全部で、味わってもらった後で・・・
あつ～い、体内に、呑み込まれて・・・私と、ひとつになるの・・・
ほら・・・想像してみて・・・
やわらか～い唇に、触れるとこ・・・
あつ～いお口の中で・・・ぬるぬるの粘膜に・・・やわらか～い舌に・・・溶かされるところ・・・
そして・・・とろとろになった後で・・・思い切り、味わってもらった後で・・・
私の、喉の奥に・・・飲み込まれるところ・・・
私と、ひとつに、なるところ・・・
想像しただけでも・・・気持ちいいよね～・・・
でもね、もう一つ、教えてあげる・・・
美味しい、って、言われると・・・すご～く、しあわせな気分になるよ～・・・
美味しい、って、言われると・・・すご～く、すご～く、気持ちいいよ～・・・
ほら・・・美味しい・・・美味しい・・・
ね・・・気持ちいいでしょ～？・・・
ねぇ・・・食べて、欲しい？・・・
美味しいって、言って欲しい？・・・
ほら・・・頷いて・・・
んふふ・・・いいよ～。食べてあげる・・・
私のお口で・・・とろとろに、とかしてあげるからね～・・・
それじゃあ、いただきま～す・・・
あなたの体に、私の指が、触れる・・・
触れられただけで、体が痺れる・・・
触れられただけで、気持ちいい・・・
ゆっくりと～・・・持ち上げて～・・・
ゆっくり、ゆっくり・・・唇へ、運ぶ・・・
もどかしい・・・切ない・・・唇の感触が、欲しい・・・
やわらかい唇に、早く、触れたい・・・触れたい・・・
（少し間を空けて）
ちゅっ（キス音）んふふ・・・食べる前の、ご挨拶。
どうしたの～？・・・んふふ・・・気持ちよかったの？
柔らかくて・・・気持ちいいでしょ？
ちゅっ・・・ちゅっ・・・ちゅっ・・・
んふふ、ぴくぴく震えてる・・・気持ちいいんだね～・・・
でも・・・今度は、早くお口の中に、入りたくなって来たでしょ・・・
んふふ、せっかちだね～・・・
ほら・・・お口の中へ、入っていくよ・・・
あったか～いお口に、あなたが入る・・・
ぬるぬるの粘膜が・・・あったか～い唾液が・・・あなたを出迎える・・・
とろとろ、とろとろ・・・溶けて行く・・・気持ちいい・・・
やわらかくて・・・ぬるぬるの、舌が・・・あなたを、舐める・・・舐め回す・・・
とろとろ、とろとろ・・・溶ける・・・溶けて行く・・・
お口の中を、ころころ・・・ころころ・・・転がって・・・
お口の中で、とろとろ・・・とろとろ・・・溶かされて・・・
気持ちいいね～・・・しあわせだね～・・・
すご～く、すご～く・・・美味しいよ・・・
あなたの味・・・あまくて・・・とろとろで・・・美味しい・・・美味しい・・・
あなた・・・すご～く、美味しい・・・私まで、とろけちゃいそう・・・
とろとろ、とろとろ・・・溶ける・・・溶ける・・・
やわらかい舌が、蠢く・・・気持ちいい・・・気持ちいい・・・
あぁ・・・美味しい・・・美味しい・・・
気持ちいい・・・気持ちいい・・・しあわせ～・・・
どんどん、どんどん、溶けていく・・・
溶けて、形が無くなっていく・・・
とろける・・・とろける・・・とろける・・・
美味しい・・・美味しい・・・美味しい・・・
気持ちいい・・・気持ちいい・・・気持ちいい・・・
すごく、すご～く、しあわせ・・・
喉の、奥へ・・・呑み込まれる・・・
とろけた体が・・・私と、ひとつになる・・・
気持ちいい・・・気持ちいい・・・しあわせ～・・・
どんどん、どんどん・・・奥へ・・・奥へ・・・
どんどん、どんどん・・・とろける・・・とろける・・・
ひとつに、なる・・・わたしと、あなたが・・・ひとつに、なる・・・
あぁ・・・美味しかった～・・・
少し、このまま・・・美味しい、あなたの余韻に、浸らせて・・・？
もう少し、したら・・・あなたの、体を・・・作り直してあげるから・・・
大丈夫だよ～・・・私は、あなたのこと、ぜ～んぶ、知ってるから・・・
味も、匂いも、いい想い出も、悪い想い出も・・・
形も、色も、性格も・・・ほかにも、いろいろ・・・あなたを構成するものは、ぜーんぶ知ってる。
だから、ちゃ～んと、作り直してあげられる・・・
ちゃ～んと、作り直してあげる・・・
そうして、作り直したら・・・また、食べてあげる・・・
食べて、作って・・・食べて、作って・・・
何度でも、何度でも・・・
い～っぱい、気持ちよくしてあげるからね～・・・
だから、安心して・・・
このまま・・・ひとつになったまま・・・一緒に、眠ろう・・・？
この、しあわせ～な感覚のままで・・・一緒に、眠ろう・・・？
んふふ・・・それじゃ、おやすみなさい・・・
（寝息3分）
は～い、起きて～・・・
これから、あなたの体を、もう一度つくるね～。
体ができてくるにつれて、意識がはっきりとしてくるよ～。
すこ～しずつ、頭のもやが晴れて、すっきりしてくるよ～。
そしたらね～、自分の呼吸を、コントロール出来るようになるよ。
浅く呼吸することも出来るし～・・・ふか～く、呼吸することも出来るよ。
10まで数えたら、もう元通り。
す～っきり、目覚められるからね～。
1！ 体の感覚が戻ってくる・・・
2！ 腕の感覚が戻って、力を入れられるようになる。
3！ ほら、ぐっと力を入れてみて～。
4！ ほら、意識がはっきりしてくる。
5！ 気にならなかった物音が、はっきり聞こえるよ。
6！ ほら、溜まったつばを飲みこんでみて。意識がはっきりしてくるよ。
7！ もう一回、今度は全身に力を入れて。
8！ もう、ほとんど目は覚めてるよ～。
9！ さ～、目を開けて～・・・
10！
んふふ、おはよ～！
よく寝てたね～。
夢の中でも、美味しいトリュフショコラ、食べてたの？
すっごく幸せそうな、とろけたカオしてたよ～。
なんかねー・・・すっごく、可愛かったなぁ・・・
んふふ。
ねぇ・・・いつでも、あなたを待ってるから・・・
また、あま～い洋菓子が食べたくなったら、いつでも来てね！
今度も、腕によりをかけて、頑張っちゃうからね！
今日は、ほんと～に、ありがとう！
絶対、絶対、また来てね！
ごちそ～さま。（ささやき声）