CHAPTER 7
なんていうか…、その、今日はありがとね、おかげ様でだいぶ落ち着いた。
あたしさ、自分で高貴な魔族とか偉そうに言ってたけど……、あれ…、嘘……なんだよね。
恥ずかしい話なんだけど、あたしは……、本当は、その……、ただの雑用使い魔なの。
魔法もロクに使えない、戦闘もダメダメな魔族のはしくれで、
尻尾や角が生えてる以外、人間のメスガキと変わらない……。
あっちじゃ誰にも逆らえないし、毎日誰かに媚びへつらって、ご機嫌を伺って、
最近じゃ他の魔物たちの性欲処理ばっかりさせられてるし……。もう酷いのなんの…。
あ、あのさ、……頼みごとがあるんだけど、……いい?
またストレスが溜まって、どうしようもなくなったら、あんたのところに行ってもいい……かな?
たぶん今日みたいに迷惑かけることになっちゃうと思うんだけど……。
でもさすがにもう足についた精液は舐めさせたりないから安心して?
よかったぁ、ありがと……、たくさん酷いことしちゃったし、断られるかと思ってた。
やっぱりあんた、優しいよね。
あたしが騙して罠にハメた時も、疑いもせず真剣になって助けようとしてたし。
それじゃ、また来るね。バイバイ♪
あっ、そうだ♪ねぇ、目瞑って?……いいから♪
………………ちゅっ♪