Track 2

美菜お姉ちゃんに散髪して貰おう

えへへ、今日は弟と久しぶりのスキンシップ~♪ 楽しみ過ぎて顔が自然とにやけてきちゃ… って気が緩みすぎたらだめだよね 私が失敗したら、これからしばらく変な髪形で外を出歩く事になっちゃうんだから よしっ、気持ちの切り替え完了っ まずは新聞紙を床に敷き詰めてっと… んっ… んん…ぅん これくらい敷いておけば大丈夫かな… それじゃあ、この椅子に座って? ん、ありがとう 髪を切る前に首にタオルを巻いて… んしょ… あとはケープもかけておくね んっ… ふふ、この感じ…何だか懐かしいな こうやっていると昔を思い出してきちゃうよ はい、これで準備できたよー 初めは霧吹きで髪の毛を濡らしてっと… ん…ぅん んっ…んん 全体的に濡らすように… しゅっ…しゅっ…しゅっ…しゅっ んしょ…んしょ うん、これくらいでいいかな さてと、今回はどれくらい切って欲しいの? 言っておくけど、お姉ちゃんは素人なんだから、難しいのは要求しないでよね~ あくまで短くカットする事くらいしか出来ないよ? ふん…ふんふん 髪の毛が首の後ろ側に当たって気になるのね あとは前髪の長さかぁ… だったら、バランスが合うようにカットしないといけないかな うん、なんとなくどんな風に切ればいいかイメージできたかも よーし、それじゃあ始めていくね んー… まずは頭の上から… んっ…ぅん んんっ…ん 切り過ぎないように少しずつ…少しずつ… ん…んん ちょき、ちょき…ちょき…ちょき コームで髪の毛を整えてから、綺麗に切っていくねー… んっ…んん んん…ぅん ハサミで切りたい長さに揃えていってっと… ん…ぅん んん… 切り残しがないように何度も…何度も… ちょき、ちょき…ちょき、ちょき… これくらいでいいかな… 続けて後ろの方もカットしていくよ んぅ… この辺りはコームで髪の毛をすくいながら、少しずつカットしていって… んしょ…んしょ ここが首に当たって気になっちゃうんだよね 君って気になりだすとダメな所は相変わらずなんだから ん…ぅん んっ…んん ちょき、ちょき…ちょき、ちょき んー…んん これくらいで大丈夫かなぁ… 首に当たって気にならない? ふふ、良かったぁ 今度は耳の周りのカットだね こっちも後ろと同じようにすくいながら、徐々に切っていって~… んっ…ぅん んん…っ 長くなったもみ上げも… んしょ…んしょ ん…ぅん 耳にかぶってるところは短くしておいた方がいいよね? うん、オッケー♪ 耳周りのラインはハサミを小刻みに動かしてっと… んしょ…んしょ… んん…ぅん こうして見ると結構伸びてたんだね~ いつもこれくらいの長さでカットしてたんだ? へ~… 床屋さんでは何て言ってカットして貰ってるの? 半分くらい…? な、なんだか漠然とした要望みたいだけど… それでちゃんと伝わってるの? ふふ、やっぱりお店で全然違うんだ え、ウソ!? いきなりバリカンで角刈りにされたこともあったの? あー…それって2年前じゃなかったっけ? 散髪に行ってくるー、って出かけたと思ったら、すごくさっぱりした髪型になって帰ってきたことがあったもん あれって、そういう理由でだったんだね やっぱり、もうちょっと具体的に髪型を伝えた方がそういう手違いが少なくなっていいんじゃない? あー…なるほど。そういう考えもあるんだ 確かに漠然と言った方がお店の人のセンスが分かるよね 丁寧にカットしてくれる人もいれば、さっきみたいにバリカンで一気に…なんて人もいるわけだし キミって案外、ちゃんと考えてから散髪に行ってたんだね♪ さてと、今度は左側の方をカットしていくよー 右側と長さが同じになるように整えていかないとね んしょ…んしょ… 下の方からじょじょに上に向かって少しずつカットしていって… ちょき、ちょき…ちょき、ちょき… 長くなった部分をちゃんと短くしていくからねー んん…ぅん んっ…んー もみ上げも同じように…してっと よいしょ…よいしょ… んー…ぅん ふんふんふ~ん♪ んん…んっ あとは耳周りのラインを整えて… ぴょこんって長くなってたら、みっともないしね ちょき、ちょき…ちょき、ちょき… んっ…っぅん んん…ん うん、これでいいかな 次は前髪をカットしていくよー 長さ的にはどれくらいがいい? これくらい?それとも…この長さ? うん、眉より少し上くらいだね それじゃあ、早速… ふんふんふ~ん♪ 変な形にならないように丁寧に…丁寧に… こら~、カットしてる時に動いちゃだめっ お姉ちゃんの手元が狂って、変な髪形になっちゃうよ? 前髪なんて特に人の目に入りやすい所なんだから… ほら、真っすぐ向いたまま動かないで? ん…ぅん ん…んー… カットしたところは縦にハサミを入れて、自然な形にして… もみ上げの近くまで丁寧に切っていかないと… んしょ、んしょ… ふふ~んふふふ~ん♪ うん、これでいいかな? 一通りカットした訳だけど、気になる所があるし、そこを切っていくね 鍬バサミで軽くちょき、ちょき… 上の方を長く、下の方を短くする感じで… んっ…ぅん んん…ん 後ろの髪…横側の髪も同じように気になる部分を~… ん…んー… オッケー♪ 大体できたと思うけど、どう? ホント?ちゃんと出来てる? ふふ、良かったぁ~ 久し振りだったから、上手くできるか不安だったんだからね? 変な髪形にしちゃったらどうしよう~って あの時と今とでは好みの髪型だって違うしね でも、気に入って貰えたなら良かった なんなら、これからも散髪したい時にお姉ちゃんがカットしてあげようか? ほら、散髪代は浮くし、それをお小遣いにしたらいいじゃない♪ 何言ってるのよ~、確かにお小遣いをあげてるのは私だけど、返す必要なんてないよ? まぁ、君が好きな時でいいし、その都度言ってくれればいいの 「お姉ちゃん、髪切って?」ってね♪それだったら、いいでしょ? えへへ~、前向きに考えてくれてお姉ちゃん嬉しいな♪ よしよし…よしよし… さてと、仕上げにドライヤーで濡れた髪を乾かしていくね コンセントに差し込んでっと… それじゃ、いくよ~ どう?熱くない? うん、このまま続けていくね んっ…ぅん 濡れてる部分をまんべんなく… んー…んん んぅ…ん 乾きにくい所もこうやって手でかき上げながら、乾かして~ んっ…んん はい、これでおしまいっ♪ うんうん、いい感じにできたんじゃないかな あとは~…そうだっ せっかくだし、お姉ちゃんが顔のマッサージをしてあげようか? お仕事でしてるような本格的なものじゃなくて、簡単な内容なんだけど… も~、遠慮なんてしないのっ こんな機会、普通は滅多にないんだから、素直に受けなさい? んぅ? 確かに施術台はお家にはないけど…これがあるじゃない♪ そう、ひ・ざ・ま・く・ら…♪ 耳かきするみたいに横になれば、フェイシャルケアだって出来るんだから そうと決まれば、ささっと後片付けしなきゃね 切った髪をお掃除するから、ちょっとお姉ちゃんの部屋で待ってて?