CHAPTER 2-1
……ようこそ、いらっしゃいました。
私は由緒正しいリリム家のサキュバス、ラナ・リリム。
どうぞ、よろしくお見知りおきを。
ここはどこかって……?
あなたの夢を介して、私の城へと招待させて頂きました。
ここは夢でありながら現実、サキュバスの世界なのです。
ふふっ、まだよく分かっておられないようですね。
無知な人間ならば、それも仕方のないこと……
私は、由緒正しいリリム家の末裔。
その祖となった淫魔リリスの伝説は人間達の間でも有名なはずですが、あなたはご存じですか?
かつてリリスは、人間アダムの妻でした。
しかし彼女は、夫婦の交わりが常に男性上位である事に不満を持っていたのです。
そしてリリスは騎乗位での交わりをアダムに迫ったのですが、彼は拒絶。
結果的にリリスはアダムの元から離れ、神の罰を受ける身になったのです。
それからリリスは、リリムと呼ばれる多くの娘達を産みました。
彼女達リリムは男の夢に現れては、強制的に交わって精を搾り取るのです。
リリム達の母リリスが好んだ騎乗位で、男に深い屈辱を与えながら……
……分かりましたか?
これからあなたも、私と騎乗位で交わるのですよ。
あなたにまたがり、上になって腰を振るのです。
人間アダムの子孫であるあなたに、甘い快楽と深い屈辱を与えて差し上げましょう。
あら、どうしたのです? ずいぶんと戸惑っている様子ですね。
サキュバスに精を搾り取ってもらえるのですよ?
この世のものとは思えないほどの快楽、その身で味わいたくはないのですか……?
……なるほど、匂いで分かりました。あなたは童貞なのですね。
全く性体験がないので、私との交わりは不安なのでしょう。
分かりました、この私が手ほどきをして差し上げます。
特別に、あなたの願望を叶えましょう。
どのように、この私に童貞を奪われたいですか?
人間同士が愛し合うように、甘く濃厚に交わりたいですか?
それとも……サキュバス相手に、餌として精を貪られたいですか?
さあ、どのような筆下ろしをお望みです……?
……分かりました。
恋人同士のように愛し合いたいのですね。
では私は、これより一夜限りの恋人。
ふふっ……こういう趣向は、とっても素敵。
甘く濃密に、愛を交わらせましょう……
……ただし、騎乗位は譲れませんけれど……ふふっ。
ほら……私の秘部をご覧下さい。
入り口から奥まで熱く濡れそぼり、はしたない蜜が滴っております。
あなたのモノを迎え入れ、天国を味わわせ、そして果てて頂くために……
さあ、あなたのモノもお見せ下さい。
……くすっ、ずいぶんと元気がいいのですね。
私と交わるために、こんなに固くしてしまったのですか……
では、さっそく楽しみましょう……
こうやって、あなたの体をまたいで……
男性の最も大切なところを、私の中に預かりますね。
膣の入り口に、亀頭を押し当てて……
では、あなたの童貞を頂きます。
このまま、腰を沈めますよ……
……んっ……
……ふふっ、奥までにゅるにゅると入ってしまいましたねぇ。
どうですか、サキュバスの蜜壺の心地は?
温かくとろけた肉が絡みついてきて、じわじわ締め付けてきて……極上の具合でしょう?
あら……挿れているだけでも、果ててしまいそうなのですか?
なるべく長く楽しんで頂けるように、膣の刺激を緩めているのですが……
腰を振りたくなってしまう本能も抑えて、あなたを楽しませているのですよ。
それなのに、もう限界なんて……さすがは童貞、情けない方なのですね。
ふふっ……でも、これは恋人同士の交わりですから。
情けないあなたでも、優しく天国に導いて差し上げますね……
ほぉら、果てるまで中の感触を楽しんで下さい。
蜜たっぷりの柔らかな肉が、亀頭から根本までを包んで……気持ち良いでしょう?
初めて味わう女の中の感触は、どうですか?
しかもサキュバスの肉壺なのですから、感動的でしょう。
ふふっ……サキュバスに童貞を奪ってもらえて、幸せですねぇ……
あらあら、必死な顔になって……
中の温度を、もう少し高めてあげましょうか?
膣内の体温が高い方が、気持ちいいですよねぇ……?
では、温もりを増して差し上げましょう。
ほぉら……私はサキュバスですから、膣内の締め付けから動き、蜜の分泌から温度まで自由自在なのです。
中がじわじわと温かくなってきて、気持ち良いでしょう……ふふふっ。
……あら、もう出そうなのですね。
もう少し耐えて頂かないと、私の方が物足りませんのに……
まあ、童貞なのですから仕方はありませんね。
では、このまま膣内に射精して下さい。
柔らかい肉に包まれながら、子種汁を放出してもいいのですよ……
ほぉら……お出しなさい……
ん……ふふふっ……濃い精液が、ドクドクと……
とっても美味しい……ふふふっ……
……いっぱい出しましたね、新鮮な精液。
あなたの精も、童貞も……私が奪って差し上げました。
恋人同士の交わりで童貞を失うのは、素敵でしょう。
では、続きをしましょうか……
……あら、何を驚いておられるのです?
リリムとの交わりは、これからですよ。
正直なところ、そろそろ腰を振りたいのですけれど……
もう少しばかり、我慢してあげましょう。
恋人同士のセックスなのですから、貪るようなやり方はいけませんからね。
腰は動かさず、膣内の蠢きだけで射精に導いて差し上げましょうか。
言ったでしょう? 私はサキュバスですから、膣内の肉を自由に動かせると……
ほら、この通り……
ふふっ……柔らかい肉が、ペニスの根本を揉みしだいてきたのが分かるでしょう?
蜜壺の入り口がきゅうきゅう締まって、搾るようにされていますね……
この締め付けを、だんだんペニスの上の方に広げてあげます。
ほら、幹のところも……ぎゅうぎゅう、ぎゅうぎゅう……
じっくり締め付け、揉みしだきながら、刺激を上に上に……
この締め付けが亀頭に達したとき、どうなるか分かりますか?
ふふっ……射精がこらえられなくなってしまうのですよ。
ほぉら、じわじわ、じわじわと……ペニスを締め付けて……
じっくり弄ぶように、根本から揉みしだいて……
くすっ……とっても気持ちよさそうですねぇ。
この刺激を亀頭で味わえるのですから、たまらないでしょう……?
ほぉら……だんだん、奥の方の肉も締め付けてきましたよ。
カリをくるんでいる肉が、うにゅうにゅ蠢いて……
あなたも、傘の部分は弱いですよね……?
ここを締め付けられたら、漏れそうになってしまいますよね……?
でも、まだ我慢ですよ……
亀頭を締め付けられるのは、もっと気持ち良いですから……
ほら、ほら……カリを締め付けながら、肉の蠢きがじわじわと上がってきて……
ふふっ……とうとう、敏感な亀頭も締め付けられましたよ。
分かっているのですよ……ここを刺激されたら、すぐにもたなくなること。
ほら……こうやって、きゅっ、きゅっ……っと締め付けられれば……
みるみる力が抜けて、子種を放出したくなるのですよね……くすっ。
ほら、ほら、ほら……亀頭を締め付けて、揉みしだいて……
じっくりといじめて差し上げますね……ほら、ほらぁ……
あらあら……もう駄目なのですか?
童貞のあなたには、少々ながらきつい責めだったかもしれませんね……
では、亀頭締め付け刺激で果てて頂きましょう。
私の膣奥に、ドロドロの子種をたっぷりと注ぎ込んで下さいね……
はい、どうぞ……ほら、ほら、ほらぁ……
……んっ、ドクドク出していますね。
男の人が私の責めに屈し、あえなく子種を漏らしてしまう瞬間――
この愉悦を味わうのが、私の何よりの悦びなのです。
あなたはどうです? 心地よい屈辱感と、敗北感を味わうことが出来ましたか……?
……ふふっ、出し尽くしたようですね。
ですが、私はまだ満足しておりませんよ。
恋人同士のセックスなのですから、私も満足させて頂かねば……お話になりません。
とは言え、童貞のあなたにテクニックなど期待しておりませんよ。
私の側から、一方的に楽しませてもらいますので……ふふっ。
では、そろそろ腰を振って差し上げましょうか。
当然、手加減はしてあげますよ……これは、恋人同士の交わりなのですから。
愛しいあなたにも、リリムとの交わりの神髄を味わって頂きましょう……
……では、いきますよ。
ほら……ほら、ほら……
こうやって、男を下にして……腰を振って……
悶える顔を見下ろしながら、じっくりと快楽を与えて……
ふふっ、素敵ですわ……これが、リリムの交わりなのです……
あらあら、とってもだらしない顔……
中のヒダヒダが、肉棒の隅々まで擦れてたまらないでしょう?
カリ首をにゅるにゅる擦っているのが、よく分かりますよ……
ほら、ほら、ほらぁ……
腰をくねらせて、ペニスを扱きたててあげますね……
蜜がじっくり滴る膣内で、たっぷり溺れて頂きます……
ほら……、ほら……、ほら……
ふふっ……どうですか?
騎乗位で腰を振られて、じわじわ追い詰められて……
女に支配される屈辱、味わってくれていますか……?
くすっ……では、そろそろ果てて頂きましょう。
小刻みに腰をくねらせ、亀頭に振動を集中させますね……
ほぉら……ほら、ほら、ほら……
こうやると、とても気持ち良いでしょう……?
ふふっ……亀頭の表面がヒダヒダでくすぐられ、力が抜けていくのが分かりますよ。
このヒダを敏感な亀頭で感じながら、男の屈辱の瞬間を迎えて下さい。
ほら……ほら……ほらほらほら……
とても気持ちよくて、我慢できませんよね?
さあ、精子を放出して下さい……ほら、ほら、ほぉら……
ふふっ……また出しましたね……
奥の方で、ドクドク漏れているのが分かりますよ……
んっ……やっぱり、あなたの精液……おいしい……
……では、これで終わりましょうか。
抜きますよ……んっ……
……ふふふっ。私の中で精を抜き取られ、しなびた男のペニス……
これを見る時ほど、支配感がわき上がる瞬間はありませんね。
恋人同士のセックス、楽しませて頂きました。
もっと交わっても良いのですが、あなたが壊れてしまいますからね。
ふふっ……もしかして、壊してほしかったのですか?
では、今度は餌として精を搾り取られるような交わりを望みなさい。
そうすれば、お望み通り……快楽で壊して差し上げますよ。
では……夢の世界で、またお会いしましょう。