ないてもいいんだよ
(優しく話しかける)
(右・通常)
ふぁ?
こんなところで、どうしたの?
(左・通常)
ほら、こっちおいで。
ぎゅ~ってして上げる。
(正位置・接近しながら)
ぎゅう。
(左・接近)
よしよし。
もう大丈夫だよ。
今夜はずっと、涼音(スズネ)がこうしてて上げる。
(右・接近)
ん?
泣きたいのを我慢してたんだね。
いいんだよ。
男の子でも、泣きたい時は泣いていいんだから。
我慢するの、ツライでしょ?
キミが泣いてる間、こうやってぎゅうってしてて上げる。
(左・接近)
だから、我慢しないで?
ほら、私の胸で思いっきり泣いていいから。
ね?
(間)
(正位置・接近)
・・・よしよし。
いっぱい我慢してたんだね。
いいんだよ?
男の子だって、辛い時は泣いても。
安心して。
キミの涙が止まるまで、こうしてぎゅうってしてるからね。
よしよし。
(間)
(右・接近)
こんなになるまで我慢してたんだね。
今まで辛かったよね。
男だから泣いちゃダメだって、自分に言ってたんだね。
くす。
いいんだよ。
今夜は泣きたいだけ泣こうね。
よしよし。
ぎゅう。
(間)
(左・接近)
うん、大丈夫だよ。
だから、いっぱい泣いちゃえ。
私がず~っと抱きしめてるから。
大丈夫、大丈夫だよ。
安心してね。
キミは一人じゃないんだよ。
涼音(すずね)と一緒だよ。
(間)
(正位置・接近)
(独り言のように)
どうしようもなく寂しくて、泣きたい時ってあるよね。
なんだろうね。
この気持ち。
まるで世界に自分一人だけになったみたいな、どうしようもない孤独感。
(右・接近)
(苦笑しながら)
えへ、私もね。
泣きたくなる時、あるんだ。
私はさ、そういう時、うわ~んって泣いちゃうんだけど、キミは男の子だから我慢しちゃってたんだね。
でもさ、泣くのを我慢してると、こう・・・、胸が重くなってこない?
重くて、辛くて、苦しくて・・・。
自分の中に背負いこむ(しょいこむ)の、しんどくなっちゃうよね。
(左・接近)
(優しく微笑みかけるように)
くす。
もういいんだよ。
我慢しなくて。
キミが泣きたくなったら、私が傍にいて上げる。
約束する。
(正位置・接近)
くす。
よし。
じゃあ、指切りゲンマンしよ?
♪指切りゲンマン、我慢したら、梅干し100個の刑♪
ふふふ。
(左・接近)
あ、でも、梅干し100個も食べたら、酸っぱくてまた泣いちゃうかもね。
くすくす。
(間)
(左・接近)
よしよし。
いっぱい泣いちゃおうね。
もっと、強く抱きしめてあげる。
ぎゅうう。
(間)
(左・接近)
ほら、耳を澄ませて。
私の心臓の音、聞こえるよね。
ドクン、ドクンって。
(間)
(右・接近)
心臓の音って、気持ちが落ち着くよね。
もうちょっと、こうしてよっか。
(間)
(左・接近)
(呼吸音)
すーはー、すーはー、すーはー、すーはー。
すーはー、すーはー、すーはー、すーはー。
(右・接近)
・・・ん?
落ち着いた?
うん、良かった。
じゃあ、明日は元気に笑えるように、涼音がおまじないのキス、して上げるね。
キミのほっぺに・・・。
(右の頬にキス)
ん~~、ちゅ。
(正位置・接近)
明日はキミの笑顔、見せてね。
よしよし。
くすくす。