「オナ禁スタート催眠+(プラス)」
「オナ禁スタート催眠+(プラス)」作カジハラエム
【オナ禁:開始】
今、この音声を聴いている貴方。
そう、貴方。
貴方に命じます。
今日、たった今から、一切の自慰行為の禁止を命じます。
自慰管理人の私が、
(囁き)
貴方の心と、貴方の体に命じます。
理不尽?
非常識?
とんでもない。
自慰行為の禁止こそ、
至高の行為。
理性ある、究極の行為。
ヒトの三大欲求たる、食欲、性欲、睡眠欲。
このうちのひとつ、性欲を禁止する。
そうする事で、“体の内側からエネルギーが溢れ、心身ともに健康になる”。
さらに、他にもポジティブな効果、変化が多岐に渡る。
今の説明を理解した上で、
聡明な男性なら、真っ先に自慰行為を禁止する。
貴方が分別のある男性なら、そうしない訳がない。
ここまで言えば、
当然、貴方もそうする…筈。
それとも、貴方はまだ、昨日までと同様、性欲のままに自慰行為をする日常を選ぶ?
ダメ。
そんな乱れた日常なんて選ばせない。
私がそんな選択を許さない。
自慰禁止はどんな事があっても始める。
自慰禁止。
通称、オナ禁。
オナ禁をしたら、“勃起不全になるんじゃないか、さらには、生殖機能が無くなるんじゃないか”。
そんな風に言われることもある。
もちろん、嘘。
そんな事はありえない。
オナ禁をひと月しても余裕でギンギンに勃起する。
だから、
くだらない心配は一切、いらない。
貴方は何の心配もしなくていい。
昨日までの貴方の意識を変え、オナ禁をさせる。
オナ禁をしたくなるように、貴方の意識を変える。
オナ禁をやめられないように、意識を押す。
だから、
(囁き)
だ、か、ら、
座りなさい。
貴方は、落ち着ける場所に、座る。
そして、
(囁き)
そ、し、て、
横になりなさい。
貴方は、落ち着ける場所に、横になる。
そう。
そうよ。
横になったら、
ゆっくり、目を閉じて。
ゆっくり、胸に両手をおく。
そもそも、
貴方はどうして自慰をするの?
そもそも、
貴方はどうして自慰をしてきたの?
お手軽に快感が得られるから?
確かに、
自慰ほど手軽に気持ちよくなれるものはない。
特に男子の思春期における自慰行為なんて、日課。
射精後に罪悪感や倦怠感を感じるのをわかってながらも、やめることなんて考えられないレベル。
言い換えれば、それは昨日までの貴方。
今から、今日からの貴方は違う。
もう、目先の気持ちよさに惑わされない。
そんな貴方になる。
(ゆっくり、言い聞かせるように)
息を吸って。
息を吐く。
体を落ち着かせる。
ゆっくり息を吸って。
ゆっくり息を吐く。
心を落ち着かせる。
惑わされない。
貴方は気持ちよさに惑わされない。
息を吸って。
息を吐く。
自慰をしない自分になりたい。
そんな風に思った事がある。
自慰を我慢できたらいいのに。
そんな風に思った事がある。
そんな理想を叶えた自分を想像する。
頭の中に思い描く。
息を吸って。
息を吐く。
自慰をしない自分を好きになりたい。
そんな風に思った事がある。
自慰を我慢する自信を持ちたい。
そんな風に思った事がある。
そんな理想を叶えた自分を想像する。
頭の中に思い描く。
息を吸って。
息を吐く。
自慰以外の楽しい事をしたい。
そんな風に思った事がある。
自慰以外の嬉しい事を大事にしたい。
そんな風に思った事がある。
そんな理想を叶えた自分を想像する。
頭の中に思い描く。
息を吸って。
息を吐く。
自慰の時間を他の事に活かしたい。
そんな風に思った事がある。
自慰の時間を他の事に充(あ)てたい。
そんな風に思った事がある。
そんな理想を叶えた自分を想像する。
頭の中に思い描く。
息を吸って。
息を吐く。
自慰をせず、一日を過ごす貴方。
その時の自分の心を想像する。
自慰をせず、いきいきと過ごす貴方。
その時の自分の心を感じてみる。
オナ禁を実行してる貴方の心。
理想を叶えた貴方の心は、明るく、前向き。
何より、射精に向かってたエネルギーが、
活力とやる気に転換され、胸いっぱいに力が満ちている。
その気持ちを、今の自分の気持ちに反映させる。
難しいことは何もない。
オナ禁をしている自分の気持ちを、今の自分の気持ちに重ねるだけ。
行動や考え方を真似するように、気持ちも真似をする。
そうする事で、理想の自分に近づく。
つまり、オナ禁をしている理想の自分になる。
そして、オナ禁をする理想の自分と同じように、
今の自分の心にも、活力とやる気が胸いっぱいに満ちていく。
自分の心は、自分の望むように変わる。
変える事が出来る。
胸の奥に、活力が溢れてくるのを感じる。
貴方の心の中に、オナ禁をする理想の貴方の心から、やる気が流れ込んでくる。
そのやる気は貴方のもの。
正真正銘、貴方のやる気。
貴方は、自分の中に広がる活力をしっかりと感じて、記憶する。
忘れないように、刻みこむ。
貴方は、自分の中のやる気の感覚をしっかりと感じて、記憶する。
忘れないように、刻みこむ。
そんな理想を叶えた自分を想像する。
頭の中に思い描く。
息を吸って。
息を吐く。
必要な時に、今の感覚を思い出せば、オナ禁をする理想の貴方になれる。
必要な時に、今の感覚を思い出せば、自分の中に活力とやる気を満たす事が出来る。
そんな理想を叶えた自分を想像する。
頭の中に思い描く。
息を吸って。
息を吐く。
つまり、
オナ禁は出来る。
何の問題なく、出来る。
そんな理想を叶えた自分を想像する。
頭の中に思い描く。
息を吸って。
息を吐く。
これを繰り返す。
繰り返し行うと、その感覚はどんどん強くなる。
強くなって、次第に意識せずにその感覚を感じる事が出来る。
そんな理想を叶えた自分を想像する。
頭の中に思い描く。
息を吸って。
息を吐く。
つまり、
オナ禁は出来る。
何の問題なく、出来る。
もはや、オナ禁をするのに何の問題はない。
そんな理想を叶えた自分を想像する。
頭の中に思い描く。
息を吸って。
息を吐く。
オナ禁をしている自分が普通になる。
そんな理想を叶えた自分を想像する。
頭の中に思い描く。
息を吸って。
息を吐く。
オナ禁をしている自分が当たり前になる。
そんな理想を叶えた自分を想像する。
頭の中に思い描く。
息を吸って。
息を吐く。そんな理想を叶えた自分を想像する。
頭の中に思い描く。
息を吸って。
息を吐く。
ようこそ、オナ禁。
目を開くと、オナ禁という素晴らしい日々が始まる。
ようこそ、オナ禁。
何の障害もなく、いとも簡単に、オナ禁を始められる。
私が10数えると、貴方はゆっくり、目を開く。
目が開くと、心と体も楽になる。
そうして、オナ禁が始まる。
10、9、8、7、6、5、4、
3、心が楽になる。
2、体が楽になる。
1、さぁ、目が開く。
0。
(パンっ)
ようこそオナ禁。
オナ禁生活は自然体で始まる。
一度軽く、伸びをする。
オナ禁の始まりに、体が適応する。
オナ禁を自分のものにする。
もう一度、伸びをする。
オナ禁の始まりに、体が馴染む。
オナ禁を自分のものにする。
ほら、
もう、心がオナ禁を受け入れた。
オナ禁しか考えられない。
ほら、
もう、体がオナ禁を受け入れた。
オナ禁しか考えられない。
(囁き)
心と、体が、オナ禁を受け入れた。
これで、
もう、好きにしてもらって構わない。
このまま、眠るもよし。
片付けをして、すっきりするのもよし。
ともあれ、
オナ禁スタート。
貴方のオナ禁生活、この目でしっかり、見届けさせてもらうわ。
【オナ禁:心得】
オナ禁生活が無事に始まってなにより。
心と体が、オナ禁を受け入れて、準備は、完璧。
もっとも、性欲につながるものを全て封印する事は、
恐ろしいまでの無気力感を産んだり、衝動的な性犯罪に繋がったりする可能性も高い。
なので、度が過ぎる禁欲はなし。
ちょっとした性的刺激からの劣情。
それをキッカケに、タガを外しての自慰行為もよくある事例。
こうならないようにするのが大事。
そして、
私から一言…というか、心得を授けるわ。
射精の回数がもともと多い人ほど、オナ禁による効果が出やすい。
だけど、その変化、効果はすぐに現れる訳じゃない。
次第に、または、ある日突然に現れたりする。
だから、オナ禁による変化、効果ばかりを追いかけず、その過程を楽しむ事が大事。
それさえ出来れば、特に問題なく、オナ禁を続けることが出来る。
貴方の“人生が変わる”。
したり顔でそこまで断言はしないけど、
昨日までの、気ままで自堕落な生活に風穴が開くくらいの効果は確実。
オナ禁を始めた貴方の未来が明るい事はこの私が保証するわ。
楽しんで続けていきましょう。
【オナ禁:初日】
今日は、オナ禁初日ね。
オナ禁なんて、オナニーをしなければいい。
たったそれだけの話な訳なんだけれど、人生、何があるかわからない。
特に、禁欲故の夢精はどうしようもない。
貴方はそんな風に思っていない?
答は、ノー。
夢精の可能性すらないわ。
だって、貴方は既に私の管理下。
夢の中ですら、暴発させない。
(囁き)
私の言葉はね、貴方の意識下にも作用する。
作用するの。
(ゆっくり)
わかった?
貴方には、私がついている。
だから貴方は安心していい。
さぁ、まずは、初日。
千里の道も一歩から。
【オナ禁:二~三日目】
三日坊主。
そんな言葉もある通り、
オナニーを毎日複数回していた人には、最初の関門。
少々、ほんの少々だけ辛い時期。
とはいえ、
私が管理する貴方ならこの程度で、立ち止まることはない。
まだまだ、平気。
こんな序盤で投げ出す事はしない。
(囁き)
しないわ。
【オナ禁:四~七日目】
三日坊主の時期を乗り越え、
そろそろ、心と体に、何かしらの変化が現れてくる時期。
心には、集中力が宿り始め、
体には、顔の脂の減少、寝起きの快適さ。
これらが、体感出来始める時期。
今までは射精で排出していたエネルギーが、体の中を循環している証拠。
ただ、この時期は、禁煙やダイエットでも、厳しい時期。
なので、“オナ禁:開始”の私の言葉を思い出して。
それが何よりの支えになる。
今の貴方にとって、それ以上役に立つものはない。
大豆イソフラボンが男性ホルモンを抑制するように、
私の言葉は、貴方を抑制する。
(囁き)
抑制する。
【オナ禁:八日目~十四日目】
一週間、十日、二週間。
無事に節目を迎えられて何より。
節目まで頑張れた事が、その後の節目の自信にもなる。
ただ、自信は油断と表裏一体なので、
節目の喜び過ぎは禁物。
まだまだ先は長い。
そして、
節目のこの時期には、今から言う十の変化のどれかが現れてくるもの。
一つ、抜け毛の減少。
二つ、髪の質がサラサラに変化。
三つ、吹き出物の減少。
四つ、ヒゲの伸びの遅延。
五つ、ドライアイの減少。
六つ、日々のポジティブシンキング。
七つ、食欲増進。
八つ、さらなる集中力の実感。
九つ、短時間睡眠での充実。
十(とう)、シャワーの水を弾くみずみずしい肌。
いくつ当てはまった?
一つでも十分だけど、半分以上なら、なかなかの変化。
こうしたポジティブな変化を実感できると、私の言葉を思い出さずとも、意識が前向きになる。
結果のもたらす充実感が、貴方をさらなるオナ禁の日々へと向かわせる。
(囁き)
予想外の性衝動さえも、さらりと受け流す事が出来る。
【オナ禁:十五日目~三十日目】
半月からひと月。
ここまで続けば、かなりのもの。
顔つきにも自信が現れてくる時期。
一見して、それがわかるレベル。
そして、実感できるポジティブな身体的変化は、さすがに落ち着いてくる。
代わりに目立つのは心のポジティブな変化。
集中力はかつてない高みへ上(あが)る。
一方、いまだオナニーに溺れる男性には、蔑みの感情を持つようになり、
貴方は自分自身が、有象無象の男性とは違う事をまざまざと認識し始める。
この域に達すれば、
意図的に私の言葉を遠ざけないようにしないかぎりは大丈夫。
注意すべきは、常に慢心と油断。
そうした心の隙間を不意の性衝動につかれ、オナ禁が終わる人も珍しくない。
貴方は私を、私の言葉を信じている限り、
ありえない強さの性衝動すら、跳ね返す。
(囁き)
私の存在は、安心。
貴方の絶対の、盾。
【オナ禁:三十一日目】
ついに、目標のひと月を越えた。
貴方の中に芽生えているのは、
“恐れるものが何もない”。
この感情。
これこそ、オナ禁における到達点。
大体、ひと月を目処に目覚める、覚醒の段階。
オナ禁をこのまま継続しても、これ以上の変化はない最終段階。
この後は、現在の状態がバイオリズムのように、多少の起伏を繰り返して続くのみ。
このため、単純にオナ禁の効果を実感するだけなら、ひと月というのは明確な区切り。
もちろん、このまま、続けても構わない。
百日でも、一年だって、続けても構わない。
貴方はどうする…?
私の見込んだ貴方なら…(微笑)。
ただし、ちょうどひと月の今日で、一旦、〆る事に反対はしない。
むしろ、今日だからこそ、私は賛成する。
オナ禁とは、大規模の寸止め。
“刹那の快楽を我慢し続ける事で、さらなる刹那の快楽を得る”。
そう考えて、一旦リセットする。
貴方なら…。
私の見込んだ貴方なら…(微笑)。
自慰管理人として、敢えて、今日という区切りの先だけは、貴方に判断を委ねる。
続けるにしろ、リセットするにしろ。
どっちを貴方が選んだとしても、私は、貴方がひと月もの間、オナ禁を頑張った事を忘れない。
貴方を誇りに思う。
よく頑張った。
(囁き)
おめでとう。
【オナ禁:三十一日目以降】
そう。
貴方は、オナ禁を続ける事を選んだのね。
わかった。
いいわ。
ここまできたら、好きなだけ続けなさい。
続けるだけ続けなさい。
私は見届ける。
いつまでも見届けるわ。
(囁き)
ずっと、貴方の側で、貴方のオナ禁の結末を、見届ける。
どこまで頑張れるのか、非常に興味が有るわ。
ふふ。