Track 4

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エピローグ

;事後、後片付けなどを済ませて 「すまない、待たせたね。お風呂空いたから次は君の……こらこら、僕がシャワーを浴びている間に君は何で僕の鞄の中を見ているんだい? 親しき仲にも礼儀ありだろう、別に見られて困る物は無いけど、無断で見るのは趣味が……あ……」 「えーと……そういえばこういう事もあろうかと着替えとコンドームは常にセットで持ち歩いているんだったよ、いやぁ、僕とした事がついうっかりしていたね、あははは……さすがにこの言い訳じゃダメかな?」 「はぁ……まぁ、見つかってしまった以上は仕方無い。その……うん、コンドームは持ってたし、本当に忘れてた訳じゃない……言わなかった理由は……その、久しぶりだし……君の事を直に感じたかったし……欲望を我慢出来ずに僕を求める君の姿も見たかっ……いや、何でも無い、今のは忘れて欲しいな」 「とにかく、僕が悪かったよ……まぁ、意地悪という訳じゃないが、欲望に流されて不要なリスクを負ったのは確かだからね、今度からはちゃんと……ぷ、くすくす……あはははは……いや、だって……そんな風に言われるなんて思ってなくて……そっか……そっか……うん、判った。じゃあ、今度からはちゃんと……欲しくなったらウソを言わずに素直に言うよ……君と直接繋がりたい、ってね」 「こらこら、君が言わせたような物だよ? それなのに言われると照れるなんて……ふふ、本当に可愛いなぁ、君は……ん、はぁ……それで、どうして感づいたんだい? まさか、直感って奴かな? 別に弁解したり責めたりするつもりも無いけど、理由くらいは聞いておきたいかな」 「……ああ、なるほど。確かにね、下着の予備を持ってるとなれば、僕の性格と合わせて考えればコンドームも持ってるだろう、という予測は出来るか……準備万端だったのが裏目に出たね、気をつけるとしようかな」 「いや、これからは欲しい時はきちんと言うし、こういう事ではウソは言わないよ……ああ、そうそう。今日の危険度だけど、かなり安全な方さ。もちろん、これはウソじゃ無い……と言っても、絶対に無いとは言い切れないのも本当だけどね」 「そうだね、出来たら……ふふ、その時はその時さ。君に迷惑はかけたくないけど、僕としては絶対に産みたい……学生という身分に子供が重荷なのは事実だけど、放り出そうなんてつもりはみじんも無いよ。例え君と離れる事になったとしても、ね」 「……くすくす……ありがとう、その言葉が聞けただけで嬉しいよ……まぁ、そこまで男らしい言葉なら顔を赤らめず、視線をきちんと僕に合わせて、どもらずハッキリと言って欲しかったけどね……くすくす……君が悪いのさ、そんなに素敵な台詞をそんなに可愛い様子で言うんだ。弄らない訳にはいかないだろう?」 「まぁ、これも僕なりの愛情表現だから受け止めてくれると嬉しいね……それとも僕のこういう愛情表現は君にとって重荷かな?」 「……ん、ちゅ……ふふ、そうだね。言葉じゃなくてこういう風にされると……弱いね、僕も……弄る余裕が無くなるし……何より、身を任せたくなる……女だな、と自覚するよ……女にされた、とも言えるけどね、ふふ」 「嫌な訳ないだろう……何度でも言うよ……僕は君を愛している……君と同じか、それ以上にね、ふふ……だから……もう少しこのまま……抱きしめていてくれると嬉しいな……うん、ありがとう……大好きだよ、ふふ……ん、ちゅ……」 ;3秒程度間

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