お上がり下さい
旦那様
どうぞ
お久しぶりです、旦那様。お上がりください。
ようこそ、お待ちしておりました。まだ、わたくしお選んでいただけるとは、光栄です。
お疲れの身になかなかと立ち話を忍べないし、そうそうですかお部屋にご案内致しますね。こちらへ
以前は よくお眠れましたか?また来ていただければと 尽くした甲斐がありました。
本日はわたくしも あんまり行かない、少し離れた 角のお部屋。
水場もお母屋も遠く 不便ですが、今夜は そちらの方がよく眠れて 都合が宜しがと。
カエルや虫たちが 何故こんなにも綺麗て 美しく響くのか?
只々 人を楽しめるためでなく、彼らにも 大人の事情が あるのてしょうね。