Track 10

10 転落

逆寝取られ物語(仮) 10 あらすじ: 幕間。独り泣いている水瀬。 再び、モノがなくなるいじめが発生した。 暗くなり、クラスメイトにも、彼氏にフられたと、陰口をたたかれる始末。 頼りの主人公は、桜木とよろしくやってるため、いつも音信不通である。 孤独により不安が募る。 登場人物: 水瀬 ================================================================== 水瀬: …… …ぐすっ…。 ぐすっ…ぐすっ…ん、ぐすっ… また、あれ、始まっちゃった…。 おとといは、体操着…。それに、今日も、水着が、ごみ箱に…。 ひどい、ひどいよ……。 悪口なら、ん、まだ、我慢できるけど… 体操着とかなくなっちゃったら、おとうさん、おかあさんにばれちゃって…… 心配や、迷惑、かけちゃうから…。 ぐすっ。ぐすっ……。 なんで、何で、私なんだろ…? 何をしたっていうんだろ?  わからない、わからないよ……。んっ……ずずっ……。 先輩、先輩…。 ほんとに…どうしちゃったんだろ…。 電話、全然つながらないし。 教室に行ってもいつもいないし……。 わたし、もしかして、避けられてる、のかな……? だれか、助けてよ…、私…、辛いよ……。 … っ! め、メールっ…。 あ、先輩、から…っ。 えと…… 「明日、放課後…保健室…」? 先輩……? なんか、ヘンなメール……。 なにか、トラブルでもあったのかも……。 なんだか、おかしな感じだし…。 とにかく、いかなきゃ…… 先輩がいないと、私……。 … (逆寝取られ物語10 おわり)