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さぁパパ、今日はもうお休みの時間よ?
明日もお仕事があるんだから、ゆっくりと休んで体と心を癒してね。
あたしがパパをゆっくりと眠れるようにしてあげるわ……ふふっ、大丈夫。
パパはあたしの言うことを聴いていてくれるだけでいいのよ?
あたしの声にだけ耳を傾けていてくれればいいの……そしたら、気持ち良く眠らせてあげるわ。
嬉しくて、甘い眠りに。
はーい、それじゃまずはリラックスしてね?
仰向けに寝て……目を閉じて?
今から体の力を徐々に抜いていくわよ?
……呼吸はなるべく鼻でしていてね。
ゆったりと呼吸して?
まずは、足の力を抜いていきましょう。
足先をブルブルッと左右に揺らしてみて?
はーい、ブルブル~、ブルブル~?
今度は上下に~?
ブルブル~、ブルブル~?
はい、オッケー。
次は腕の力を抜くわよ?
手首を左右に揺らしましょう。
はーい、ブルブル~、ブルブル~?
もちろん上下にも、ブルブル~、ブルブル~?
大丈夫?
そしたら力を抜きましょうね。
まずは足……足先の力を、ふくらはぎの力を、太ももの力を抜くの。
力を抜くって意識して?
自分の意思で、足全体の力を抜くの……するとそのまま、股間の力も抜けていくでしょう?
そしたら同じように、腕の力も抜いていきましょう。
手の先の力を、前腕の力を、上腕の力を抜いていって?
そしてそのまま、肩の力も抜いていくの……意識して、力を抜き去る。
足が、腕が、重たくなったでしょ?
そのままでいいのよ、そのまま……自分の重みを感じて、身動きが取れなくなっていく自分を感じて……するとそのまま、お腹も、お胸も重くなる。
体全体が重たくなる……けどそれは、嫌な重さじゃない。
自分自身の重さだもの、自分の体があるってわかることだもの。
大丈夫よパパ、安心してねパパ、あたしはここにいるからね?
さぁ、そしたら顔の力も抜いていきましょうか……あぁ、呼吸は鼻でしててね?
ゆっくりと吸って、ゆっくりと吐く。
口の力は緩めて?
歯は噛み合わせないで、唇の力を抜いていく。
あごが落ちていくわね。
口が半開きになってもいいのよ……大丈夫、お休みするんだから、おかしいことなんてないわ。
次は目元の力を抜いていきましょうね。
眉間の力を緩めて?
そうそう、眉のあたりの力を抜くようなイメージで……そして、眼球を動かすのをやめる。
まっすぐ前を向いている感覚で、眼球を止めて。
眉間の力を抜いて、眉の力を抜いて……んふ。
可愛いわ、パパ。
もうお休みしている顔ね。
あたしの声も、徐々に聞こえなくなっていくわ……すぐに眠りに落ちていくから、聞こえなくなる。
でも、大丈夫。
あたしはここにいるから。
だから安心して眠って……パパの眠りはあたしが守ってあげるわ。
パパの体が休まるよう、パパの体力が回復するよう、パパの心が癒えるよう、あたしがずっと見ていてあげるからね。
安心して、何も考えないで、今日のことも、明日のことも、何も考えないで、ただあたしの声だけを聴いて、パパを愛してるあたしの思いだけを感じて、穏やかに、緩やかに、動かずに。
そう、動いちゃ駄目よ?
じ~っとして、体の重たさを感じたまま、ゆっくりと呼吸だけを続けて、ゆっくりと吸って……ゆっくりと吐いて……ゆったりと吸って……ゆったりと吐いて。
何も考えず、何もせず、ただあたしの声だけを聴いて、パパを愛しているあたしのことだけを感じて、パパへの愛だけを、甘い、甘い、あたしの思いだけを感じながら、眠りに落ちる。
気持ちいい眠りに落ちる、甘い甘い眠りに沈んでいく、あたしの愛だけを感じられる眠りに、ゆっくりと落ちていく、ゆったりと沈んでいく……ゆらゆら、ゆらゆら、ふわふわ、ふわふわ。
もう体は重くない……パパの体は軽く、軽く、どこまでも軽い……気持ちいい、気持ちいい……甘~い、甘~い……ユラユラとした眠り……フラフラとした眠り……気持ちいい眠りに。
お休みなさい、パパ。
そのまま気持ち良くなってね……あたしの愛で気持ち良くなって、甘い夢を見るのよ……お休みなさい、お休みなさい……愛してるわパパ、ゆっくりと休んでね♪