Track 17

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善行部オマケシナリオ

ノーマルルートの善行部。 主人公はそれぞれのヒロインに平等に月~金曜日に手伝いを割り振られることになる。 例→月曜日、コン狐のゴミ拾い 火曜日、ナナ狐の助手 今回はまだ二人(コン狐とナナ狐)の善行部のある日 ドアが開く コン狐 「さぁー、今日もいいことするぞー!変化解除―」 ナナ狐 「今日も元気いっぱいね…コン狐」 コン狐 「あれ?ナナ狐ちゃんどうしているの?今日は師匠ゴミ拾いの日なのに、 ナナ狐ちゃんの助手をする日は明日だよね?」 ナナ狐 「それについてはギンギンから説明するわ…ギンギン例のものを…」 ギンギンぺたぺたとコン狐に歩いていき 胸のポケットをジェスチャーでくいくいと表す。 コン狐 「あ、ギンギンこんにちは♪ん、何?胸のポケット?紙…どれどれ」 ナナ狐 「優しくまさぐってあげてギンギンの中は敏感だから…」 コン狐 「う、うん…あった…あ、師匠の字?『ごめんコン狐、今日は熱があるので帰る』… あ、師匠…風邪引いたんだ…じゃあ、仕方ないよね…(しょんぼり)」 ナナ狐 「コン狐、そう落ち込まないで……私がいるわ」 コン狐 「ナナ狐ちゃん…もしかしてそれで今日はいてくれたの」 ナナ狐 「コン狐…私が慰めてあげる…」 コン狐 「え、あのナナ狐ちゃん、どうして目がギラギラしてるの?」 たじろくコン狐 そこに雨が降ってくる コン狐 「あ、雨だ…どっちにしろ今日はゴミ拾い中止だったね」 ナナ狐 「コン狐…私が慰めてあげる…」 コン狐 「それさっきも聞いたよ!?……あ、そうだ!せっかくだからナナ狐ちゃんにお願いが あるんだけど…」 ナナ狐 「…わかったわ」 服を脱ぎ始めるナナ狐 コン狐 「ねぇ、なんで服を脱ぐの?ねぇ!?」 ナナ狐 「違ったかしら?」 コン狐 「違うよ~、あのね実はナナ狐ちゃんに変化のコツを教えてほしいなって思って… ナナ狐ちゃん変化ライセンスA持ってたよね?」 ナナ狐 「妖務省公認人型変化ライセンスA…ええ、持っているわ…コン狐はDライセンスよね」 コン狐 「う、うん、私変化苦手だから…今度、思い切ってCを受けてみようかなって」 ナナ狐 「コン狐おっぱいも…Dぐらいかしら……(ガン見)」 コン狐 「ナナ狐ちゃん、聞いてる!?あ、Eになったよ」 ナナ狐 「話はわかったわ」 コン狐 「ねぇ、だからなんで脱ごうとするの!?」 場面転換 ナナ狐 「では変化講座をはじめるわ…」 コン狐 「はぁ、やっと服着てくれた…」 ナナ狐 「まずはおさらい、コン狐は今半妖モード、つまり狐と人間の間、妖狐の基本たる姿をしているわね」 コン狐 「うん、この半妖モードが一番ラクだよ」 ナナ狐 「そうね、だけど私達妖狐は人間社会に適用するために人の姿をしなくてはならない」 コン狐 「人間モードだね…変化人間モード!えい」 コン狐人間モードへ ナナ狐 「人間モードへの変化は妖狐の最も基本的な術よ、変化の維持時間は総妖力に比例し、変化の強度、つまり解けにくさは、妖力の練度に比例する」 コン狐 「私はどちらもへっぽこだからDなんだよね」 ナナ狐 「おっぱいはE…」 コン狐 「引っ張るねそれ」 ナナ狐 「私達妖狐を保護する政府機関『妖務省』は変化の技量に応じてライセンスをAからDまで与えているわ…コン狐はその人間モードをどのくらい維持できる」 コン狐 「うっ…2時間くらい…かな」 ナナ狐 「…ギリギリDの合格ライン…よくCを受けようと思えるわね」 コン狐 「面目ない…ナナ狐ちゃんはどのくらい維持できるの?」 ナナ狐 「72時間は維持可能よ」 コン狐 「へ・・・Aってそんなに凄いの…なんかナナ狐ちゃんが急に遠い存在に…」 ナナ狐 「Cランクは8時間以上、第3級クラスの特殊環境での変化維持が求められるわ」 コン狐 「し、知ってるよ、第3級クラス、犬に吼えられたぐらいのショックだよね!」 ナナ狐 「そう、それらをクリアすれば晴れて学園から半径50km以内の自由行動の許可、つまりCランクが与えられるわ」 コン狐 「Aは?」 ナナ狐 「日本国全域」 コン狐 「いいなぁ…Dは学園の半径5キロメートル以内だから遊びにもいけないよ」 ナナ狐 「さて…まずは小手調べ、コン狐今から私があなたを驚かせるから、人間モードを解かずになさい」 コン狐 「うん、わかった。ふふん、驚かせるって分かっていれば大丈夫に決まって…」 部室のドアが開く ナナ狐 「あら、助手、忘れものかしら?」 コン狐 「え、師匠!あ……」 思わず変化解けるコン狐 ナナ狐 「変化、早速解けたわね」 コン狐 「あ、あのこれは、師匠が来たのがあまりにうれしくて…あれ、師匠じゃない」 ナナ狐 「ギンギンにドアを開けてもらったわ。偉いわよギンギン」 喜ぶギンギン、落ち込むコン狐 コン狐 「ず、ずるいよナナ狐ちゃん…師匠をダシに使うなんて…うぅ」 ナナ狐 「…わかったわ、ではもう一度チャンスをあげる」 コン狐 「こ、今度こそ!変化人間モード、えい!さぁ、かかってきなさい……ひゃう」 いきなり胸を揉むナナ狐 変化が解けるコン狐 ナナ狐 「また解けたわね」 コン狐 「ひ、ひどいよぉ、いきなりおっぱい揉むなんて」 ナナ狐 「ひどくなんかないわ、私達妖狐は普通の人間にその存在を悟られてはならないの、 いついかなる時でもね」 コン狐 「う、うん…」 ナナ狐カッコよく語る ナナ狐 「コン狐、変化のコツは無意識の集中力よ、妖力を対価に自らはヒトであると騙すの、 自分を、そして世界を」 コン狐 「わ、わかったから、おっぱい揉みしだきながら解説しないで」 ナナ狐 「わかってくれてうれしいわ……これがE……直接触ってみたいものだわ」 コン狐 「無意識の集中力……か、確かに私変化の時はがんばろうがんばろうって力んでたかもしれない… うん、いける気がするよ!」 場面転換 訓練後テーブル(ちゃぶ台)を囲みティータイムにしようとする二人 コン狐 「はぁー、疲れたー」 ナナ狐 「今日はこのくらいにしてお茶にしましょう。ギンギンお願い」 ギンギンコーヒーと緑茶を入れている コン狐 「難しいな変化~」 ナナ狐 「要は慣れよ。人であることが当たり前と認識するの。自らを騙し、世界を騙す、 あらゆる妖術はこの理屈で動いているわ。私の『支配』もね」 コン狐 「そっか、ナナ狐ちゃんの力でギンギンも」 ※ギンギンはナナ狐の妖力系統『支配』で動いているが、ナナ狐が幼少期に『支配しない友 人がほしい』と必死に鍛錬したため自立型の管狐システムで動いている。 これは鍛錬のすえ『ギンギンは自立している』という認識を自分自身に信じ込ませ、時間を かけて術を構築していった。(並の妖狐なら10年のところをナナ狐は半年で完成) そして生まれたギンギンはずっとナナ狐の… ナナ狐 「友達よ」 コン狐 「あ…うん!そうだったよね。ギンギンは友達♪」 ナナ狐 「そうよ、そしてコン狐ともね。明日から試験当日まで特訓付き合ってあげる」 その笑顔はクールな中に独特の柔らかさがある コン狐 「ナナ狐ちゃん……あ、雨上がったね夕立だったみたい」 疲れ気味だったコン狐表情もパッと明るくなる ナナ狐 「そろそろ準備が出来たようね、ギンギンいらっしゃい」 ギンギン歩いてくる コン狐達は談笑している コン狐 「ギンギンどんどんすごくなるね。お茶もコーヒーも入れられるなんて便利ー」 ナナ狐 「この前は家のお風呂も沸かせるようになったわ」 コン狐 「それって湯沸しボタン押すだけだよね…まぁでもすごいか」 ナナ狐 「と言ってる間に来たようね、ギンギンありがとう」 コーヒーを受け取りテーブルへ コン狐 「ギンギンありがとうー、あ、あんころもちとクッキーまで気がきくー!」 ナナ狐 「コン狐、ギンギンをほめてあげて、撫でてあげると喜ぶわ」 コン狐 「うん♪ふふっ…ギンギン、偉いぞ~」

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