01
お、おじゃましま~す……いませんよね~?
今、この部屋には……ううん、この家には、部外者の私しかいませんよね~?
泥棒さんじゃないですよ~……このお家の長女さんのお友達ですよ~。
今日もお呼ばれして泊まりに来たのに、ハナちゃんは急にアルバイトのヘルプが入っちゃって、だったら私も帰ろうかな~って思ったのに、このまま待ってろって言われちゃったんですよ~。
家の中では自由にしていいって言われたので、勝手知ったるハナちゃん家の探検なのですよ~……以上、自己弁護終了っと。
うわぁ、ドキドキしますね……弟さんのお部屋に入るのは今日が初めてですし。
もう三年くらい遊びに来てて、お風呂だって使わせてもらったこともあるのに……弟さんのお部屋には入れてもらえませんでしたから。
ま、まぁそれはそうですよね、年頃の男の子ですし。
でも、一人っ子の私としては気になるんですよね。
二つ年下の男の子……しかも、ハナちゃんの弟で、とっても気になる男の子で……ごくんっ。
や、やだもうっ、誰もいないからってそんな。
だって、大好きなハナちゃんの弟さんなんだから、気になるに決まってるんですよね。
姉弟仲も悪くはないみたいなのに、私にはなんだか遠慮があるというか……見せたがってない感じ?
ハナちゃん、ブラコンさんなのかな?
でも、わかるかも。
彼みたいな弟がいたら、私だって……キャ~♪
やだもう、何考えてるのよ私ってば!
……そ、それより、何してるの私ってば。
いくら誰もいないからって、男の子の部屋に無断で入っちゃうなんて……あぁ、これが男子の部屋。
私やハナちゃんの部屋とは随分違う……見た目も、それに、匂いも全然違うのね、んん。
んはぁ~、んぅん、クン、クンクン……んぁあ、何だか自然の匂いというか、土?
草の匂いなのかしら。
そういえば彼、サッカー部だったわよね。
汗の匂い、男の子の匂いが染みついてる。
んはぁ~、ドキドキが止まらないわ……イケナイことしちゃってる罪悪感と、好きな男の子の部屋にいるっていう興奮。
今なら何をしてもいいっていう好奇心があふれてくる……ごくり。
や、やっぱり、彼もエッチな本とか読むのかしら。
それはそうよね、男の子なんだものね。
部屋のどこかにきっとエッチな本があるはず……探しちゃおうかしら。
んふふ、この引き出しとか。
……あ!
ほ、本当にあった!?
……ごくんっ。
あぁでも、これは写真集?
エッチな本って言うほどでもないかしら。
うわぁ、でもオッパイ大きい。
彼ってば巨乳好き?
だったら……。
わ、私にもチャンスがあるかしら。
ハナちゃんも好きだって言ってくれてるこの大きな胸……弟さんも好き?
私のオッパイ、喜んでくれる?
ん、んん、んはぁ、はぁはぁ……あぁ、駄目。
こんな所でオナニーするわけにはいかないわ。
あぁでも、ハナちゃんの部屋でするわけにもいかないわよね。
うぅ、やっぱり家に帰ってから……で、でも今。
今したい……ここでしたぁい♪
こんなチャンス滅多にないわよね。
彼の部屋で、オッパイ握って、揉んでっ、んん、んはぁ、はぁはぁ、あぁもう、やだ……私がオナニー好きだなんて、ハナちゃんにだって教えてないのに。
でも、好きな人の部屋で自由にしていいって言われて、オナニーしないなんてあり得ない……あぁん、んん、お、オナニーまでしていいなんて言われてないけど、でも、何しててもいいって。
そ、それは、ハナちゃんのお部屋でって言うことなんでしょうけど、はぁはぁ、このお家ならって……だ、だいたい、私を放ってアルバイトに行っちゃうハナちゃんが悪いのよね、んっはぁ。
はぁはぁ、今までは、遊びに来た時も、泊まりに来た時も……んん、んはぁ、はぁはぁ、自分家に帰ってから、彼のことを思い出して……んっ、んっく。
あ、あぁん嘘、本当はちょっとだけ。
お風呂借りた時に、彼の使ってるシャンプーでちょっとだけ……んはぁはぁ、彼が入った後のオトイレでちょっとだけぇ、あぁあん。
あん、はぁん、んん、んっはぁ、はぁはぁ、んっくぅう。
ち、乳首硬くなってる……アソコも、パンツの上からでもわかる。
ヌルヌルし始めちゃってるのわかるっ……んはぁ。
はぁはぁ、ど、どうしよう。
パンツの替え、一枚しか持ってきてない。
これ以上濡れたら、ナプキンからあふれちゃう……パンツに愛液のシミが残って、はぁはぁ、匂いが充満して、ハナちゃんにバレちゃう……か、彼にもバレちゃう?
あぁん、わ、私がぁ。
はぁはぁ、私がオナニー大好きな……親友の弟を大好きな、イケナイ女なんだってバレちゃう。
親友の家に来る度、いやらしい妄想ばっかりしてるエッチな女なんだって、あぁ、知られちゃう。
あぁん、あん、はぁん。
んっふぅ……ふぅふぅ、くふぅ、んふぅう。
で、でも、もう少しだけ。
あんまり派手に絶頂しなければ、はぁはぁ、愛液も少なくて済むはずだからぁ、あぁ、はぁはぁ。
んん、く、クリちゃん弄れば、すぐにイけるだろうから、そしたら、ハナちゃんが帰ってくるまでお部屋で、休んでいれば……あっふ、んんっ。
じゃ、じゃあ、しちゃおうかな~♪
ふふふ。
ふっ……んひい!?
え!?
ちょっ……誰か帰って来て……あっ、嘘っ。
彼が……
ひゃあああああ!
あっ、あのっ、そのっ……おじゃっ、お邪魔してますっ、あっ、あはははは。
あの、えっと、ですね……今日もお呼ばれして、お泊まりさせていたくことになったんですが、えぇと、ハナちゃ……お姉さんは、急遽アルバイトの方に呼ばれまして……えぇまぁ、それで。
私は待っているようにと……い、いえっ。
前から今日のお泊まりのことは決まってて、たぶん何か話したいことがあるんじゃないかな~と、あ、あはは……いえいえ。
ワガママ、嬉しいです。
私、あまり友達が多い方ではないので……ハナちゃんはすっごく良くしてくれますし、は、恥ずかしながら、親友だなんて言ってもらえて、とても嬉しくて……お泊まりとかも楽しいですし。
ですから、待つことは苦にならなくてっ……え?
そ、それで?
何故、アナタ様のお部屋に私がいたのかと申し上げますと、ですね、あ、あは、あはは……いえ、これには深い情事が……。
ではなく!
じっ、事情が……で、できれば詮索しないでいただければ幸いなのでしてっ……へ?
ハナちゃんが、何です?
……あ。
あ。
あーっ。
そそっ、そう!
そうなんです、そう!
アナタ様のお姉様にですね!?
弟君のお部屋にて、その、あの……ここっ、この本を見てみたら面白いのではなかろうかー、なんて!
な、なんちゃって!
あはは、はは、あははははは。
あああああ、ハナちゃんごめんなさい!
悪者にしてしまいました。
でも、すっごい納得されてます……姉としての信用、ないんですね。
そういえば、彼に対してはかなり傍若無人で。
はっ、はい!
何ですか?
なんでしょう!?
私ですか!?
……え、そうじゃなくて、何です?
あぁ、その写真集ですか?
はい、可愛らしい方ですね。
お胸も大きくて……へ?
はぁ、お友達から……胸がどうかしましたか?
え。
お、オッパイ大きいの、お嫌いですか?
では、お好きで?
……ほ~っ、良かったです。
オッパイ大きいことくらいしか取り柄が……。
ひゃあ!
ち、違いますっ。
私のことは別にっ……い、いえいえ。
大きいですけどね?
でもこれ、肩が凝って大変なんですよ。
走る時も邪魔になりますし、下着は値が張って……って!
そ、そんなコトどうでもいいですよね!
あ、あははっ、すみませんでした。
それではその、私はこの辺で……お、お姉さんは悪くないので、喧嘩などなされませんように……え?
はい?
な、何でしょう……まだ何か?
オッパイがどうかしましたか……そうじゃなくて?
はぁ、胸のことだけではなくて……私が……好き?
私のことが好き……は?
はぁああああああ!?
い、今何と!?
あぁいえ、好きって?
今、好きって言いましたか!?
あの、私ですよ?
胸が大きいことくらいしか取り柄のない……顔も?
や、優しいかどうかはよくわかりませんけど。
あ、頭は……ハナちゃんと同じ学校ですよ?
それはまぁ、ずっと一緒に勉強してましたから……えーっと本当に?
私、ですか?
お姉さんの友達で、同い年で……と、年上なんですけど。
いえいえ!
私だってずっと素敵だと思ってましたし、好きだと思ってましたよ?
親友の弟さんだからってだけじゃなくて、いつも礼儀正しくしてくれてますし、それこそお顔も好みで。
恋人なんていたコトないですから、年齢なんて気にしませんし。
年下だからって、子供っぽいなんて思いません。
だ、だって、背も高いし、声も低いし、髪も短いし、体だって……ごくんっ。
へ!?
じゃ、じゃあいいって!?
いいって、何が……あっ、そうですよね。
両思いだったって言うことなんですよね?
は、ははは。
でもあの、ハナちゃんをダシにしてるみたいって……。
お、思わない、ですか?
もちろん私だって思ってませんよ。
確かに、ハナちゃんがいてくれたから知り合うことができましたけど……それはきっかけであって、す、好きになったのは、
私の、意思で……あ。
あの……好き、です……好き……私も、あなたのこと、好きです。
と、年上ですけど、いいですか?
え……弟のように?
いいえ、思いませんよ。
私にとって、
あなたはもうずっと、一人の男性です。
親友の弟だから、つい尻込みしちゃってましたけど。
お泊まりに来る時は、いつもドキドキしてました……今日だって、凄く……だから、こんな……。
あ……あの。
顔、近い……です、よ♪
んっ、んん……んっふ、んちゅ、ちゅむちゅむ、んん、んっふ、ちゅぶ。
んんっ、ごっくん……んっふ、んふー、ふー、ふー、んん、んちゅる。
ちゅっちゅっ、ちゅむ、うっちゅ、ちゅぷ。
んっふ、ちゅぶちゅぶ、うじゅ、じゅる、んむ。
ちゅるるる、うちゅぅうう……んぅう、っふはぁ!
はぁっはぁっ、き、キス!
あぁキスぅ。
ちゅぶぶ、んん、むちゅっ。
ちゅっぷちゅっぷ、うちゅっ、じゅるぅう、ちゅぶぶ、んっふぅ……ふぅふぅ、んん、んむ。
んぅう~……っれろん!
ぺろれろ、れろっ、んん、ぺろれろ~ん。
んん、んん、んむんむ、うちゅ、ちゅるぅううう……っぷひゃあ!
はぁっはぁっ、し、舌ぁ、あぁ、はぁはぁ、激しい……最初なのに、ファーストキスなのに、はぁはぁ、こんなに激しくっ。
はぁはぁ、えぇ、ファーストキスですよ。
これまで交際経験なんてありませんから……あなたが、初めてなんです。
こんな風にキスしたいって思えるのも、あとは、その……ごくんっ……。