7.ミルクまみれのその先に…
【ミリア】
ん、よしよし……♪
かわいいわたしの赤ちゃん……抱きしめてあげまちゅね~……♪
ぎゅ~~~~………っ♪
んっ、あんっ♪ もうっ、すぐにおっぱいにがっつく~っ♪
ふふっ…♪ これって、最初の光景と、あんまかわんないね♪
お互いの姿は、かなり変わっちゃったけど……
キミが最初尋ねてきてくれたときね、内心すっごいドキドキしてた……
絶対に、失敗できなかったから……
……あの、ね……おっぱいちゅーちゅーしながらでいいから、
ちょっと聞いてほしいこと、あるんだけど……
わたしね、ほんとにキミに出会えて、うれしいんだよ……
たくさん、たくさん伝えたと思うんだけど……
ずっとひとりぼっちだったの……
物心ついたときにはもう、この森の中で……たった、ひとり……
わかってるのは、わたしのおとうさんが人間で……
わたしは、本物のハイエルフじゃないってことだけ……
ある時にね、同じハイエルフの女性が教えてくれたの……
わたしの両親は、禁忌を犯し、そしてわたしが産まれたんだって……
すっごい勇気を振り絞って伝えてくれたみたいだった……
それほどに、わたしに触れることはタブーになってるらしくて……
会話できたのは、そのときだけ……
服とか生活に必要なものは、時々置いてってくれるんだけどね……
かわいそう、ってだけで、好意をもってくれてるってわけじゃ、ないんだなぁって……
誰にも受け入れてもらえなくて、誰の身体にも、心にも触れることが、できなくて……
今日ね、初めて……肌の温もりっていうものを感じることができたんだよ……えへへっ
私の中に流れてる血は、おとうさんのモノが濃いみたいで……
人の生活の記憶とか、いろいろ根付いてる……
キミに触れたとき、キミがしてほしいことがなんとなくわかったのも……
そういう部分が助けてくれたのかもしれないね
エッチなエルフだ……とか思われちゃったかな?
そしたら、ちょっとショックかも……ふふっ
森の外に出て、人間側に懐こうとしたこともあったんだけど……
貴重な研究材料として、家畜以下の扱いを受けるだけみたい……
永遠の命……その秘密が、ハイエルフの女性には眠ってると思われてて……
森を出たが最期、二度と戻ってこれなくなるって……
世界は広いのに、たったひとりで……さびしかった……
このまま誰にも触れられず、ひっそり消えて、いなくなるだけかなって……
でも、もう違う……キミが、傍にいる……
一緒にいるだけで楽しい人が、こんなに近くに……
わたしには、それだけで十分……
キミさえ一緒にいてくれれば、他になにもいらない……
たとえ、この行為がエルフの禁忌に触れるのだとしても……
わたしにはもう、関係のないことだから……
このまま、わたしのおっぱいミルクで育ててあげるね……
そして、性に目覚めたら、またちゅっちゅしあって……
もし子供が産まれたら、一緒に育ててあげる……
そしたらおっぱいの取り合いになって、キミは妬いちゃうかな? ふふっ♪
だいじょうぶだよ……キミは特別だから……
なにがあっても、わたしの一番、大切な人だよ……
永遠に繰り返そう?
楽しいことだけを、ずっと……
二人だけの、この世界で……
これからよろしくね……わたしだけの、かわいい赤ちゃん……♪