05
(左・通常)
はぁ・・・。
海って、のどかね・・・。
ねえ、ポチ。
耳、綿棒して上げようか。
海に入ったから、耳の中、濡れたでしょ?
(左・接近しながら)
(優しく微笑みながら)
ほら、おいで。
(正位置・通常)
・・・な、何よ。
いいでしょ、たまには。
ほら、膝枕。
(SE:膝枕する音・顔が上)
(正位置・やや接近)
な・・・。
なんで、上向いてるの?
え?
ご主人様の顔を見てるって。
あ、あのね。
それじゃ耳かきできないでしょ。
横、向きなさいよ。
ほら。
(SE:膝枕する音・右が上)
(右・通常)
全く、最初からそうしなさいよね。
(右・通常から接近)
じゃ、動かないでね。
(耳かき開始)
(右・接近)
ん・・・と。
ん、だから、動かないでよ。
ポチ、ステイよ、ステイ。
よしよし、イイコね。
ん・・・。
ん・・・。
どう?
気持ちいい?
そう、良かったわね、ポチ。
そう言えば、ポチの耳の裏。
ほくろがあるわよね。
ここってポチからは見えないし、他の人からも見えにくいし、きっと知ってるのは私だけね。
ふふ、私だけが知ってるポチの秘密・・・。
他の人に見せちゃダメだからね。
分かった?
ん・・・。
んん・・・。
海水が乾いて、耳の中で塩になってる。
ザラザラする音、聴こえるよね。
砂じゃなくて、塩だよ。
ふふ、ポチの塩・・・。
ふぅ、潮風が気持ちいいわね。
ねえ、ポチ?
ちょっと、ウトウトしてたんじゃないでしょうね。
ご主人様がこうやって、アナタのお耳をキレイにして上げているのよ?
しっかり起きてなさい。
(息吹きかけ)
ふ~~~~。
ポ~チ。
またウトウトしてたわね。
しっかりしなさい。
ん・・・。
んん・・・。
(SE:ご主人様の髪が耳に落ちる)
(右・接近から通常)
あっと、ごめん。
(左・通常)
私の髪、ポチの耳に落ちちゃったね。
くすぐったかった?
そうだ、私の髪で、
(右・通常から接近)
ポチの耳たぶ、こしょこしょ~。
(SE:髪の毛で耳たぶをくすぐる)
(右・接近)
ポチって敏感なのね。
面白い。
こしょこしょ、こしょこしょ。
くすくす。
(右・接近から通常)
はいはい、
(右・通常)
もうしないから。
じっとしてなさい。
(耳かき再開)
(右・接近)
もうちょっとだからね、ポチ。
イイコにしててね。
ん・・・。
ん・・・。
・・・はい、いいわよ。
ん?どうしたの?
ふーふー?
くす。
いいわよ、ポチ。
ふ~~。
ふ~~。
ふ~~、ふっ。
はい、こっちは終わり。
反対見せて?
(SE:寝返り・左が上になる)
(左・通常)
よしよし。
イイコね、ポチ。
・・・ん?
どうしたの?
え?
『寝返りしたら、ご主人様のお腹が目の前に』って・・・。
ちょ、ちょっと、どこ見てるのよ。
ポチ、目をつぶりなさい。
早く。
つぶりなさいよ。
つぶった?
いい?
目を開けたら、殺すわよ?
(左・接近しながら)
じゃ、耳かきするからね。
(左・接近)
・・・あれ?
こっちはまだ濡れてる。
じゃ、まずは耳たぶから。
(耳たぶを擦る)
どうしたの?
くすぐったいの?
くすくす。
ポチの性感帯って、顔と耳に集中してるのかしら。
だって、ほら。
くすぐったいんでしょ。
ポチって分かりやすい。
耳たぶの溝に沿って~・・・。
くすくす。
こら、動くな。
じっとしてなさい、ポチ。
ん・・・。
ん~・・・。
くすくす。
んっと、耳たぶはもういいかな。
じゃあ、お耳の中、いくよ?
(耳かき開始)
やっぱりお耳の中、かなり濡れてる。
海に入ったからだね、きっと。
ほら、じっとする。
ん・・・。
ん・・・。
よしよし。
気持ちいいでしょ。
イイコね。
くす。
ポチ、お耳の中のここ、好きだよね。
分かるに決まってるじゃない。
ここを擦ると、ポチ、耳たぶがピクピクするんだもん。
分かりやす過ぎ。
くすくす。
よしよし。
いっぱいして上げるからね。
ほら・・・。
ほ~ら・・・。
気持ち・・・いい?
くすくす。
良かったね、ポチ。
(左・接近から通常)
・・・うん、キレイになった。
(左・通常)
はい、終わりよ。
あ、そうだ。
イイコにしてたからご褒美、上げないとね。
ポチ、じっとしてなさい。
(左耳にキス)
ちゅ。
(左・接近)
ふふふ。
よしよし。
(左・通常)
ポチと海って、どうなるかと思ったけど。
・・・結構、楽しかったかも。
また来年も、海、一緒に行くんだからね、ポチ。
(左から正位置・接近)
・・・ん?
(正位置・接近)
ポチ。
今、目、開けてたわよね?
・・・っ!
ちゃんとつぶってなさいって言ったでしょう?
(正位置から左・通常)
もう、知らない。