早朝の水浴び
《――ざぱぁっ!》
「うっひぃ、つっめたぁ!?
あぅぅぅ、やっぱ朝はまだ水が冷えてるよぉ……うぅぅっ!」
「でも、今泊まってる宿にお風呂ないからなぁ……。
ぅー、公衆浴場なんて行くお金ないし……匂っちゃうと、そもそも酒場に入れて貰えなくなっちゃうし。
うぅ、ぐす……さむぅーいっ!!」
ボクの名前はアキラ!
トラックに跳ねられた所をサキュバス神様っていう神様のお陰で、異世界転生っていうのをすることになった、元男子学生の冒険者なんだ!
その転生の時に、神様からすっごい力が出る主人公パワーを貰って、これからすっごい大活躍してやるぞぉ!
……って思ってたんだけど、その……うん。
力は……確かにくれたんだけど、体を女の子にされて……、しかもその力を発揮するためには条件があったみたいで。
それが……その、ね?
《――ごしごし……くちゅっ。》
「あぅっ!? ……んぅっ。
昨日も寝る前いっぱい触ったのに、……おまんこまた濡れてきちゃってる。
ふぇぇんっ! この間の一件から、すぐ……んっ! ぁ……んんっ♪
弄りたくなっちゃうから、困るよぉ!!」
裸を見られないために、人気(ひとけ)を避けてこんな朝早くに体を洗っているんだけど……。
その、外で……人気(ひとけ)がないっていうのが却ってこう、……興奮しちゃうっていうか。
お腹の下が、すごくきゅんきゅんキて、すぐに……おまんこ、弄りたくなっちゃうんだ……。
《――ぐちゅ……くちゅ。》
「んっ……ぁー、うんっ!?
くぅ……き、もちぃ♪ あっ……ぁああぁっ♪
やぁっ♪ ボクのおまんこ……クリトリス♪
ぷくって、あぅっ!? や、膨らんじゃって……あっあっあっぁっ♪♪
こ、こんな事……したくないのにぃっ♪♪」
赤い小豆(あずき)みたいにぷくっと、膨らみ始めた女の子の場所を指でさすりながら、恨みがましくお腹の上のピンク色の紋章を見る。
そう……これがボクに刻まれた、力の条件……”淫紋(いんもん)”。
気にしないでいられれば、普段はちょっとムラムラし易いだけなんだけど……。
エッチな事……ボクがそういう妄想しちゃったり、直接……特に男の人の精液……ザーメンを感じちゃったりすると、もうどんどんムラムラしちゃうようになってて。
「ぁー……だめだめっ♪
今、クリの皮を少し……ぁっ、触ったらビリってきたっ♪
ぅぅっ……んぁっ♪ 出てきちゃ……液、垂れちゃ……っ♪」
こんな風に……体がとってもムズムズして、おまんこから……エッチな液がだらだら垂れちゃうんだ。
自分で弄ったり、ザーメンを貰って力を溜めると、その分を主人公パワーに換えてボクに力をくれる……んだけど。
「んんぁああっっ♪
ぼ、ボクの馬鹿っ……もっ、ダメなのに……♪
人いなくても、ここ……っ、外だか……んんぅぁああっっ♪
あくっ……きもちぃ……っっ♪
ぅぅぅぅ……ボク、男なんだから……こんな事で気持ちよくぅぅっ♪」
実は……ちょっと前に悪い冒険者に騙されて……口で、いっぱい……おちんちんをしゃぶっちゃったんだぁ……。
あやうく処女まで奪われるところだったんだけど、そこは主人公パワーに気付いて間一髪乗り越えたんだよっ!!
でも……そのせいで……。
うぅぅ……何かあると、すぐ淫紋が反応してムラムラするようになっちゃったんだっ。
「ぁー……ぁっ、だめ、なんかダメ……!?
うっ、いつ、もより……気持ちいぃっ!!
うくっ……、なんでぇ、どうしてぇ?
あれ以来、んぁあああっっ♪
こ、こんなに興奮することなかったのにぃ……ぁっぁっあっんぁあああぁっっ♪」
《――じゅっぷ、ぐちゅぷぅ……》
今日もそのせいで、体を洗っててムラムラしただけと思ってたんだけど……、なんか普段よりすごく興奮する。
自分でいっぱい触ってクリトリスどころか、指で……おまんこの中までかきまわしてるのにぜんぜん収まらない……。
「ぁー……だめぇ、きょうのボクぅ……絶対変だよぉっ!?
う、ぁ……このまま、じゃぁっ♪
なんど、やっても……お、おさまらないよぉ……っっ♪
んぁぁっっ!? ……ん、すん……すんっ。
あれ? 何か感じる……この匂いって……?」
その時、ふっと鼻に……ううん。
淫紋に、ずきんってくる匂いを感じた。
ついこの間、浴びるように飲まされて、体に刷り込まれた……白濁の、どろどろした、青臭い匂いの……。
おまんこをきゅんきゅんさせてくれた、あの……匂いが♪
《――じゅぷ、じゅぷくちゅぐちゅっ♪》
「んっ…ぁああ♪
ど、どこからぁ……あくっ、ぁあああっっ♪
ぁっ!? あの、建物のかげにぃっ……いるのってぇ……っ♪」
チカチカ真っ白になっていく頭で辺りを見渡すと、物陰からこっちを見ている小さな影を見つけた。
あれって……確か、たまにここの井戸で会ってた……お母さんの洗濯の手伝いしてるっていう男の子じゃなかったっけ?
……あの子、あんな物陰でナニしてるんだろう?
よく見えないけど、何か、腰の前で手を動かしてる……ような。
あっ、……へー? もしかして、そう……なんだ? ……ふぅーん♪
「んっ……あはっ、ふふ……えへへへ♪
匂いの素……みつけちゃった……かもっ♪
うふふ……こんな所、そんな事しちゃダメなのに……んっ!
……あはっ、ボクが……注意してあげなきゃっ♪ ごくんっ♪」
匂いに反応した淫紋のせい……あくまで、淫紋のせいで!
上の口からも、下の口からも涎がダラダラ出て、くちゅくちゅ音をさせてるのを感じながら。
ボクの水浴びを盗み見て……イケナイ事をし始めちゃったかもしれない少年に注意しようと。
気付かれないよう足音を忍ばせて、ボクはそっと後ろに回りこんだんだ♪ ……じゅる♪