お姉ちゃん、今日も一日おつかれさま♪
「おねえ~ちゃ~ん」
「お・ね・え・ちゃーん」
「……お姉ちゃん、今日も一日お疲れ様ー」
「お姉ちゃん、今日もいっぱい頑張って偉い偉いー♪ さっすが自慢のお姉ちゃん♪」
「あっ、そういえばお姉ちゃん? 今日のお夕飯はどうだったかなー? お姉ちゃんの大好きな甘口のカレーだったけど……」
「今日は美味しそうなトマトが売ってたから、いっぱいトマト入れたの気付いた――」
「って、んもうっ、お姉ちゃんってば本に夢中でミズキの話、聞いてないんだからー」
「えへへっ、でも真面目なお顔をしてるお姉ちゃんの横顔、ミズキは凄い好きだよー」
「お姉ちゃんってよくそんなに字ばっかりの本、読めちゃうよねー。ミズキだったら、頭痛くなりそう……」
「えーっ、いつも言ってるけど、お姉ちゃん読んでる本はミズキは読まないよー」
「ミズキはー、あとでマンガ読むから良いもーん」
「だからー、お姉ちゃんは気にせずに本、読んでて良いよー?」
「ミズキはー、本を読んでるお姉ちゃんを見てるからー♪」
「って、こんなにじーっと見られてたら集中出来ないかなー?」
「えへへっ、やっぱりミズキの視線、気になっちゃうー?」
「じゃあ……大人しく隣でマンガでも読んじゃおうかなー」
「なーんて、やっぱりミズキはー、マンガよりもお姉ちゃんのこと、見てたいなー」
「だってー、ミズキはお姉ちゃんのこと見てるの、大好きなんだもーん」
「いつものお姉ちゃんのお顔も大好きだしー」
「本を読んでるときのお姉ちゃんの真面目なお顔も好きだしー」
「そうやって視線を気にしてちょっと照れてるお顔も……大好き♪」
「えへへっ、こんなこと言っちゃうと照れてくれるけど……そんなお顔も大好きだよー」
「ミズキだけが知ってる、お姉ちゃんの表情……本当に大好き」
「さらさらの髪の毛もー、長いまつげもー、すっと通った横顔もー……全部、大好き」
「えへへっ、声掛けちゃったら読書の邪魔になっちゃうよねー? ごめんねー?」
「今日も一日頑張ったあとの読書の時間、邪魔しちゃったら悪いよね……ごめんね、お姉ちゃん」
「邪魔しないようにするから、お姉ちゃんは読書、してていいよー?」
(呼吸音10秒程度)
「ねー、お姉ちゃんー? 今日学校でお友達とお話してて、好きな人の話になったんだけど」
「ミズキ、お姉ちゃんが大好きーって言ったらみんなに笑われちゃったんだよー」
「『そういう好きな人のことじゃないー』って言われちゃったのー」
「ねー、みんな何も分かってないよねー。お姉ちゃんとミズキのことー、えへへー」
(呼吸音10秒程度)
「……本当にお姉ちゃんの横顔……キレイで大好き……見てるだけでドキドキしてきちゃう……」
「……お姉ちゃんの横顔に……お姉ちゃんの良い匂い……ドキドキするなーって言うほうが無理だよー?」
「……お姉ちゃんの白くて柔らかそうなお肌……凄く美味しそう……」
「おねーちゃーん♪ ちょっとだけ……ミズキとらぶらぶ、しよ?」