Track 8

性交実験

「11月22日、21時40分。……ここまでの協力、感謝するわ。一通りの器具やアイテムを使った実験のデータは、記録することができた」 「残りの時間を使って、最後の行程を実行したいと思う」 「……、……そう。私も参加する形で、あなたと性交を行う」 「ええ。先ほどの薬の影響か、まだ膨張の収まらないあなたのペニス、そして、私の膣のサイズも含めて……」 「計算上は、私の膣内へ挿入することも、十分可能であるはずよ。……相当、負担はかかるでしょうけれど」 「実は……さっき、VR実験をしてもらっている間に、十分に愛液を分泌させておいたの。……ほら……、こんなに、糸を引いているでしょう……」 「よって、お互いが想像しているよりは、容易に挿入できる、はずよ……」 「……ねぇ? それじゃあ……、また……上に失礼、して……」 「……ほ、ら…………ん、んん……ぅぅう……ぅ、……ぐっ! ぅ、はぁ……」 「ぅ、あぁあぁぁ……あつい……。……それにも増して、圧迫感がつよい……」 「膣を通り越して、子宮頸管まで、たっぷりと埋めつくしているのが、わかる……」 「……あなたは、どう? ホールよりも、一段と、きついでしょう……?」 「……もう少し……、このまま。現状を維持しながら……。そうね……、脇腹から、鼠蹊部あたりまでを、くすぐってみましょう」 「……ふふふ、変な声をあげて……v くすぐったい感覚は、性感と紙一重。けれど、それに至らなければ、単なる親愛表現」 「笑うこと、笑いという感情を共有することで、人間は安心するそうよ。少しでも、緊張はほぐれたかしら」 「……それじゃあ……動いていくわ……。私のからだのほうも、慣れさせながら……っく、……ぁ……」 「……っふ、ぅっ、ふ……ぁ、っく、あっ……はぁ……、ん、んっ、あっ、はぁっ……」 「幸い、お互いに苦痛は、ほぼ無いよう、ね……。……なら、だんだん、速めて……」 「はっ、はっ……あv はん……はぁっ、ふッ、く……あっ……はっ、はぁッ……。ん、んぅー……ぁ、はっ、はぁぁ……」 「……ぅ、……うん? ……えぇ。……私のなかが、きつすぎて……? すぐっ、……はぁ、……射精して、しまいそう、なのね……っ、んっ、ああっ」 「……まだ、薬が残って……? んっ、……もともと、かしら……?」 「っん、ふ、ふっ、ぅ、……まぁ、いいわ。……ぁっ、あん……えぇ。いいわよ……」 「私に、膣内射精、する、ことを、……っく、許可、する、わ……っ、ああっv はぁ……、んっ……はぁっ、はぁ……」 「……条件はっ、ひとつ。……っ、遠慮など、せずに。あっv すぅ……はっ、自然な勢いで、全力で、んっ、射精、することっ」 「……ん、ふ、あぁああああっv はっ、はっ、ぁ……ん……、出るのねっ? そうッ、きて、んぅうう、きてっ、きてきてきてっ、きてぇえええっッ……!」 「っ、ぅ、んんんんんんんんんううぅぅぅぅぅううううっっっ!!!?vvv」 「っ、はぁ……はあぁ……ふぅ……っ、はぁ……これが……、んぅ……はぁ……、膣内射精、される感覚……」 「……はぁ……ふぁ……ぁ……ん……。んぅ……はぁ……ふ、ぅ…………」 「……え、えぇ。少しだけ、休憩よ……。……はぁ………すぅ……ふぅ……ふわぁ……」 「……、ぁ……v ……ねぇ。キス、しましょう。……んー……届かないから、一旦、抜くわね……っ、ふぅ……」 「っ、ふっ、ふっ、……っしょ……」 「唇、出して…………ぅん、ふっ、むぅ……ちゅ……ちゅぱ……ちゅぅ……じゅ、じゅる……」 「じゅるる……ちゅう……ちゅぱ……はっ、……ちゅう……ちゅ……ちゅ……じゅう……ちゅるる……ぷはっ!」 「……ん……ぅえー…………」 「ふふっ……飲んじゃった、ね……。唾液も、交換……」 「……また、笑っていた? 何を言っているの?」 「……ええ、当然ながら、体温の上昇は感じるけれど……」 「最初にキスをしていたあたりから……ずっと、私の顔も火照っていた……?」 「そう……。あとで観測記録を見直してみるわ、そうすればわかること」 「……ふうぅぅ……。……まだ、時間は残っているわ。このまま、もう一度試しましょうか」 「今、一時的に拘束を腕だけにして、他は自由にしたから、今度は、あなたからも好きなように動くことを許可するわ」 「……また……あなたのペニスの上にあてがって…………っ、と……」 「完全には予測できない動きに対して、私の感情がどう、く、っっっっんぅうううううううう?!!vvvvv」 「っは、ああああっ!! ああっ、はぁ……あなた、ふぅ、っひぃ、いっきに、ッ、突き入れて、くっ、くぅ、っくるなんて……!」 「っ、完全に、油断していたわ……っく、はぁ。あなたに、まだそんな力が、反抗心が、残っていたなんて」 「ひょっとして、この瞬間を、狙っていたの? 最後に、一矢報いたかった、というわけ? ……ふうん……」 「でも、これだけ。……あなたの思い通りになることが、これ以上あるなんて、私は許さないわ」 「っ、んんーっ、んむっ、ちゅ、ちゅぱっ、れろれぉ……」 「んふっ、やっぱり。一気に力が抜けちゃった、ね。……このままだと耳には届かないから、こっち。乳首をいじめてあげる」 「……調子に乗った罰よ……。最後まで、実験台らしく、真面目に腰を振っていればよかったのに……くくっ……v」 「ふふ……ふ…ぅ……ねぇ、……今、私、笑っていたの?」 「そう、なんだ……んん……ぅうっ、あっ」 「んぅっ、詳細な分析はっ、あとで記録を見直すわ。今はっ、……この感情が走るままに、任せてみたいのっ」 「ほぉら……っ! まだ、許してあげないから。あなたの乳首、両方とも……つまんじゃう、よ、っ。ぎゅうぅ……」 「んんっ! んぅ……ペニスがより膨張を増して……くふっv それ以外は、こんなにへなへなになっちゃって……かわいい……v」 「え、あ……男性に対して、可愛いなんて表現、使うんだっけ……まぁ、いいわ……はッ、あっ、んっ」 「あっ、あっ、んぁっ、あ、ははは……ええ。乳首いじられて、また、本気で射精したくなっちゃったのね? ……この変態。……早漏絶倫ペニスぅ……v」 「……ぁうっ、……いい、のよっ。……そのまま、……ふッ、あ、んっ、出していいの……、そう。何度でも、ん、あっあっあっ、んっ、ああっ」 「そう、何も考えないでいいの……。この空間での出来事は、はぁっ……全て、幻のようなもの」 「……忘れたの? 私は死神。……あなたの最後の時間を、もらうと、最初に言ったはず、よ、っ」 「あとのことなんて考えなくていいのは、今だけ。……だって、ここが。私との時間が! あなたという存在に与えられた全ての時間の、終着点なんだから……!」 「っ、あっ! そう……ぅんっ、うんっ! 許可するわ……っ、……もっと、激しく、んんんぃぃっ、んっ、動かしなさい……そう!」 「出して……、そう。ん、あっあっあっぁ……! ああああっ、ん、くううううっvv」 「私も、このままっ、はしたなく、声を、あげてみるから……っ、っくぅv」 「あなたのっ、ふっ、ううううv 早漏絶倫ペニスからっ、私のなかにっ、精液だしてっ! 吐き出してっ!v」 「あ、ん、あっ、ふ、っくる? きちゃう!? いいの、いいのよ、そのまま……っ、そう、そう、そうっ! ぁ、っはああああvv」 「きてっ、きてきてきてきてっ、イって?v いって、いって、いっていって、イってええええええええええええええええええええええええぁああえあはぁっ!!!!!!vvvvv」 「……っくうぁあっ! あ、あぁああ……ふ、あぁ、あ、はは……ぅ……へぁ……、はぁ……はー……ふぅ……」 「……これが、男女の性交における、同時絶頂の感覚、なのね……ぅ、ふふ……。うん……我ながら、タイミングのコントロールは、かんぺき、だった……」 「達成感やら、なにやら……不快ではない気持ちで、満たされていって……。それが、実験の成功によるものなのか、今は、判断がつかないけれど……」 「不思議と。もう、どちらでもいいと、思っているわ……。……そう……。愚かであると、こんなにも原始的な快感を、享受できるの、ね……」 「ふふ……。私、いま……笑ってるんだぁ……。えぇ、もう認めるわ。異性と触れ合うことも、こんなに楽しいことだったなんて。……初めて、心の底から理解できた」 「……もしかしたら、実験というのも、そのための口実に過ぎなかったのかもしれないわ……」 「……最初から、そう思っていた? ……はー……。もぅ……」 「……ふぅううううう…………。……さて……。もう少しだけ時間はある。……ねぇ、まだ意識は持ちそうかしら?」 「依然、膨張したままの、ペニス……を……。っく、ふぅうううぅ……!vvv ……私も、後先を、考えないことにする、わっ、ぁっv」 「……せっかく手に入れたあなたの時間、最後まで、無駄にするわけには、いかないんだから……!」 「……あっv あんv あっ、あっ、あっ、あぅvv はぁっv ふぅっ……あっ、んっ、んっ、んんっvv っはぁっ……vv はぁ……ん」 「っ……ふぅ、っ、あ、あぅv ぅ、あ、はぁっ……v はぁーっ、はぁーっ、ん、っく、ぁ、んんっ!v んっ、あ……あーっ、あっあっあっあっvvv ふぁあああああんvv」