Track 1

02-催眠誘導

02-催眠誘導のシナリオ --------------------------------------------------------- 人間は自分が生まれた世界に対して、意識的であれ、あるいは、無意識的であれ、自分が生まれべくして生まれた世界と認識しています。 でも、〔あなた〕が認識しているこの世界は〔あなた〕が見ることが叶わない膨大な世界を含んだ並行世界の一つにしか過ぎません。 並行世界は無限に存在し、その並行世界には無限の〔あなた〕が存在し、今の〔あなた〕とは全く違う環境の中で全く違う人生を送っています。 今日は〔あなた〕にも訪れていたかもしれない今とは別の世界にご案内します。 〔あなた〕が知らない別の世界に〔あなた〕をご案内する方法は難しくありません。この音声を聞いていただくだけで、〔あなた〕を今とは違った運命に誘う(いざなう)ことができます。 〔あなた〕は、今、お布団かベッドの上で横になっていますね。 それでは始めましょう。 まず、目を瞑って(つむって)ください。 そして、私(わたし)の言葉を聞きながら、ゆっくりと深呼吸をしてください。 それでは、息を吸ってー、吐いてー。 吸ってー、吐いてー。 吸ってー、吐いてー。 私のペースで深呼吸しなくても大丈夫です。〔あなた〕のペースで深呼吸なさってください。 それでは、また、息を吸ってー、吐いてー。 吸ってー、吐いてー。 吸ってー、吐いてー。 体から疲れや緊張がなくなり、リラックスしている状態をイメージして深呼吸してください。 それでは、また、息を吸ってー、吐いてー。 吸ってー、吐いてー。 吸ってー、吐いてー。 〔あなた〕の手と足に意識を集中してみてください。〔あなた〕の手と足が少しずつ温かくなっていくことをイメージしてください。 それでは、また、息を吸ってー、吐いてー。 吸ってー、吐いてー。 吸ってー、吐いてー。 〔あなた〕の体全体から余計な力が抜けて布団やベッドに沈みこんでいくことをイメージしてください。 それでは、また、息を吸ってー、吐いてー。 吸ってー、吐いてー。 吸ってー、吐いてー。 これから、私が1から5までの数を数回(すうかい)数えます。数え終わる度(たび)に、〔あなた〕は、気持ちがよくて、ふわふわした自由な世界に落ちていきます。 1 2 3 4 5 だんだんと気持ちのよい世界に入ってきました。 1 2 3 4 5 さらに気持ちがよく、さらに深い世界に落ちていきます。 1 2 3 4 5 〔あなた〕は、いつのまにか気持ちのよい世界に溶け込んでいきました。 それでは、これから、〔あなた〕を別の運命にお連れいたします。 まずは、〔あなた〕の眼の前に下に続く階段があることを頭の中でイメージしてください。 〔あなた〕が階段の手すりに手をかけて階段の下の方を覗き(のぞき)込むと、階段の天井にポツリポツリと薄暗い灯(あかり)があり、その灯は、ずっと下まで続いていることがわかります。どうやら階段はずっと下まで続いているようです。 これから、手すりに手をかけながら、階段を一段ずつ下に下にと降りて行きましょう。 1段 2段 3段 4段 5段 〔あなた〕は階段を降りると、〔あなた〕の脳裏(のうり)には少しずつと子供の頃の楽しくも、また、美しい思い出が蘇って(よみがえって)きます。 また、階段を一段ずつ下に下にと降りて行きましょう。 1段 2段 3段 4段 5段 〔あなた〕は徐々に少年の時の気持ちや万物への好奇心が頭に浮かんできます。 また、階段を一段ずつ下に下にと降りて行きましょう。 1段 2段 3段 4段 5段 〔あなた〕は少年の時、とても素直で純粋な心を持っていました。 素直で純粋な心は少年だけが持っている貴重な宝物です。 また、階段を一段ずつ下に下にと降りて行きましょう。 1段 2段 3段 4段 5段 〔あなた〕の素直で純粋な心は女の子達に〔あなた〕への親しみと安心感を与えるものです。 〔あなた〕は少年の時に素直で純粋な心を持っていましたので、〔あなた〕は幼馴染の近所の女の子達ともすぐ友達になれました。 〔あなた〕の素直で純粋な心は女の子を惹き(ひき)つける、とても魅力的なものでした。女の子達はみんな〔あなた〕のことが大好きです。 〔あなた〕の周りの女の子達は〔あなた〕にとても親切にしてくれるので、〔あなた〕はいつも幸せで一杯でした。 また、階段を一段ずつ下に下にと降りて行きましょう。 1段 2段 3段 4段 5段 〔あなた〕の素直で純粋な心は女の子達を惹きつけるだけではなく、〔あなた〕を今とは別の運命につながる扉にも誘って(いざなって)くれる特別な力も持っています。 また、階段を一段ずつ下に下にと降りて行きましょう。 1段 2段 3段 4段 5段 階段を降りるにつれて〔あなた〕は少しずつ〔あなた〕を待っているもう一つの運命のことが感じ取れるようになります。 純粋で素直な可愛らしい少年である〔あなた〕に関心を抱いている女の子達の中でも、特に〔あなた〕に対して異性として強い興味を抱いている女の子が三人います。その三人の女の子は〔あなた〕と同い年(おないどし)です。 〔あなた〕に強い興味を抱いている、一人目の女の子はアオイです。 アオイは初等部の頃から文武に優れた名門校として、とても有名な紅陽台(こうようだい)学園に通っているお嬢様です。性格は社交的である一方、立ち振る舞いに落ち着きがあることから、同学年の女の子達より大人びて(おとなびて)見られることが多く、また、学園でもトップレベルの美少女でもあることから学園で高い人気を博しており、学園の女の子達のリーダー的な存在でもあります。 ですが、アオイには自分の気に入ったモノはどんな手段を使ってでも手に入れようとする強引な性格も持ち合せていました。 アオイは〔あなた〕の純粋で素直な心、あるいは、〔あなた〕の可愛らしい容姿や仕草、たおやかな語り口に魅了されていましたが、〔あなた〕に対して純然たる関心だけで〔あなた〕に近づいていると言う訳ではなく、彼女は〔あなた〕に対して下心がありました。 それでは、また、階段を一段ずつ下に下にと降りて行きましょう。 1段 2段 3段 4段 5段 階段を降りるにつれて〔あなた〕は少しずつ〔あなた〕を待っているもう一つの運命のことが感じ取れるようになります。 〔あなた〕に強い興味を抱いている二人目の女の子はユズハです。 ユズハは〔あなた〕の生まれ育った街に住むお金持ちのお屋敷に住む気高くも可愛らしい女の子です。 ただ、残念なことに、ユズハは自分の父親の度重なるが浮気が原因で両親が不和になり家庭環境が複雑であったことから、彼女は成長するにつれて、少しずつ意地悪な性格になっていきました。 それが理由で幼い時は、ユズハが好きで仲良く遊んでいた〔あなた〕でしたが、少しずつユズハのことが苦手になり、〔あなた〕はユズハとはあまり遊ばなくなりました。 ですが、ユズハは〔あなた〕のことを忘れることなく、ずっと〔あなた〕を思い続けてきました。 その後(そのご)、〔あなた〕は成長しましたが、家庭の事情から上の学校に進学できず、若くして就職しなければならなかった時、〔あなた〕の街には〔あなた〕のような少年を雇ってくれるところはなかったことから、〔あなた〕はユズハに誘われるようにユズハのお屋敷で働くことになりました。 それでは、また、階段を一段ずつ下に下にと降りて行きましょう。 1段 2段 3段 4段 5段 階段を降りるにつれて〔あなた〕は少しずつ〔あなた〕を待っているもう一つの運命のことが感じ取れるようになります。 〔あなた〕に強い興味を抱いている三人目の女の子はミサキです。 ミサキは〔あなた〕の近所に住んでいる、少し内気な性格ですが、とても愛(あい)らしい気立てのよい女の子で〔あなた〕の幼馴染の女の子達の中でも〔あなた〕の一番のお気に入りです。 ミサキは〔あなた〕と同じように少し貧しい家庭で育った女の子でしたが笑顔を絶やすことはなく、ミサキも〔あなた〕と同じように素直で優しい心をもった可愛い女の子です。 〔あなた〕はそんなミサキのことを小さい頃から大好きでした。ミサキも〔あなた〕のことが大好きでした。二人は互いに大好きでした。 それでは、また、階段を一段ずつ下に下にと降りて行きましょう。 1段 2段 3段 4段 5段 階段を降りるにつれて〔あなた〕は少しずつ〔あなた〕を待っているもう一つの運命のことが感じ取れるようになります。 ミサキの家は〔あなた〕の家と同様にミサキを上の学校に通わせるお金がなかったので、ミサキも〔あなた〕と一緒にユズハのお屋敷で働くことになりました。〔あなた〕は園丁(えんてい)として、ミサキはメイドとして働きました。〔あなた〕もミサキも同じところで働けることに幸せを感じていました。 ですが、二人の幸せの日々は長くは続きませんでした。ある日、ミサキはユズハが大切にしていた古伊万里(こいまり)の大皿10枚を誤って割ってしまったことから、ミサキはユズハから多額の賠償を迫られました。 実は以前からユズハは〔あなた〕のことでミサキに強い嫉妬心を抱えていました。 当然、ミサキにも〔あなた〕にも古伊万里の大皿10枚を弁償するようなお金はありませんでした。 〔あなた〕はミサキの借金を肩代わりするため、極めて高額な給料が支払われるものの〔あなた〕は以前から断っていたユズハ専属のお世話係(おせわがかり)になることを〔あなた〕はユズハに了承しました。 ユズハ専属のお世話係になった〔あなた〕は、常にユズハの傍ら(かたわら)に控えている必要があるために、〔あなた〕はアオイも通っている紅陽台(こうようだい)学園にユズハと共に通学することができるようになりました。 しかし、お世話係の一番重要な仕事は純真無垢の美少年がある〔あなた〕自身の体をユズハに委ね、ユズハの性欲処理のはけ口になることでした。 実はユズハは生まれながらのフタナリ少女だったのです。 〔あなた〕は毎日ユズハに抱かれると同時に淫らな調教を施され(ほどこされ)、〔あなた〕の体は段々とユズハ好み(ごのみ)のエッチな体になっていきました。 無論、このことはミサキにはもちろんのこと、誰にも知られてはいけない秘密でした。 それでは、また、階段を一段ずつ下に下にと降りて行きましょう。 1段 2段 3段 4段 5段 下の階段の方から何か明るい光が見えます。 明るい光の場所には〔あなた〕のもう一つの運命につながる扉がありそうです。 そこからは、ちょっと強引なアオイ、ちょっと意地悪なユズハ、愛らしいミサキの気配が感じられます。 それでは、また、階段を一段ずつ下に下にと降りて行きましょう。 1段 2段 3段 4段 5段 明るい光が少しずつはっきりと見えてきました。その光はある部屋から差し込んでいるようです。 その部屋はもう少し下の方にありそうです。 〔あなた〕は少しずつ興奮してきました。 それでは、また、階段を一段ずつ下に下にと降りて行きましょう。 1段 2段 3段 4段 5段 〔あなた〕はこの階に降り立ち慌てて左右を見回してみると、扉のガラス部分から明るい光が廊下に差し込んでいる部屋を見つけました。どうやら、その部屋の扉を開ければ、〔あなた〕のもう一つの運命につながるアオイやユズハやミサキがいる世界に通じているようです。 その扉は〔あなた〕がいる場所からすぐそばにあります。 そこに行ってみましょう。 〔あなた〕は、その扉の前に辿り(たどり)着きました。〔あなた〕がその扉の前に立つと誰かの話し声が聞こえます。 〔あなた〕が聞き耳を立てると、放課後の予定を話す女の子達の会話が聞こえます。どうやら扉の中は学校につながっているようです。 〔あなた〕は少し緊張してその扉をちょっと開けて覗いてみました。扉の向こうには〔あなた〕やアオイやユズハの姿のほか複数の女の子がいる放課後の教室が見えます。 〔あなた〕は扉の中の〔あなた〕にどんな運命が待っているのかとても気になります。そして、扉の中のアオイやユズハ、そして、扉の中には姿が見えないミサキのことがとても気になります。 〔あなた〕は思い切って扉を開けて、〔あなた〕のもう一つの運命の中に入って行きました。 ---------------------------------------------------------