s1 「精神破壊液分泌触手生物を改造し洗脳用途として用いる実験」
精神破壊液分泌触手生物を改造し洗脳用途として用いる実験を行います
この実験に用いる動物は、ヒルのような形態をとる、まったく新種の生物です
発見を公表していないため、学名すらついていません
この生物は体長1メートル、太さ30センチほどの大きさで、
大型動物の血をエサとします
……
この生物には、3つの大きな特徴があります
1つ、体内から分泌される液体に麻酔作用があること
2つ、必要に応じて体内から触手を出し入れできること
3つ、人間の女性の愛液に過剰な反応を示すこと
これらの特徴に注目し、品種改良を重ねた結果、
敵の洗脳に特化した生物兵器としての運用が可能になりました
……
この生物兵器は、人間の女性を見つけると触手を絡めて動きを封じ、
触手を刺して体内に液体を注入、そして膣口に専用の触手を挿入し、愛液を吸収します
愛液はエネルギーに変換され、自分自身が利用するとともに、
注入している液体を通じて、捕獲した女性にも栄養分を供給します
また、改良によって液体の麻酔成分を催淫効果のある成分へと変換しました
そのため、女性は食事なしで生存し続け、興奮させられ続けます
敵の女性捕虜を快楽漬けにして洗脳する用途に最適です
では、実際の運用方法をご覧いただきます
……
わたしはいまから、生物兵器の観察用飼育ゲージに入ります
飼育ゲージは強化ガラスでできているため、皆さまは安全にご覧いただけます
……
現在、わたしの精神は激しく恐怖しています
普通であれば泣き叫び、自決しようと試みるものですが、
わたしはHCMの管理下にあるため、その心配はありません
それでは飼育ゲージの中に入ります
……
中に入りました
生物兵器がわたしを認識しました
触手がわたしを絡めとり、身動きを封じます
両手と両足に触手が絡みつき、持ち上げられ、わたしの体は宙に浮いています
本体がゆっくりと近づいてきます
ぬめぬめとした体表にわたしの精神は激しい嫌悪感を抱いています
……
わたしのふとももに触手が刺さります
改良によって催淫成分が付与された代わりに麻酔成分が消失してしまったため、
激しい痛みがあります
触手から液体が注入され始めました
わたしの精神は激痛を覚えています
患部が熱を帯び始めています
……
なお、この液体の催淫成分には強烈な依存性があります
一度この液体で快楽を味わった捕虜は、それを二度と忘れることができないでしょう
……
催淫成分が一定値を超えました
体全体が熱を帯びて発汗し、心拍数が上昇しています
わたしの肉体は発情しています
生物兵器から、愛液吸収用の触手が出てきました
わたしの膣壁を掻き分け、奥深くまで挿入してきます
わたしの精神は処女喪失の激痛を感じています
触手はペニスよりも太いため、非常に苦しいです
……
触手が子宮に到達しました
激痛が走っています
常人であれば気絶するような痛みですが、
わたしは現在HCMの管理下にあるため、気絶できません
触手が動き、わたしの両足を広げ、局部を突き出させます
……
準備が整ったようです
これより、敵の女性捕虜を快楽漬けにして洗脳するという想定のもと、
研究成果を実演していきます
生物兵器の本体から無数の触手が出てきました
効率的に大量の愛液を分泌させるため
触手はわたしの肉体のあらゆる箇所を愛撫するでしょう
……
触手がクリトリスを愛撫し始めました
わたしの精神は、ぬめぬめとした感触に嫌悪感と恐怖を抱いていますが、
HCMによって感情も行動も制限されているため、
それらが表に出ることはありません
わたしの感情や感覚は、数字やデータとしてのみ、記録されます
脈拍、心拍数、快感レベル、精神状態等のデータは、
飼育ゲージに設置されたディスプレイにモニターされていますので、
必要に応じてご覧ください
……
血中の催淫成分の濃度が高まっています
触手がより強くクリトリスを愛撫しています
同時に、触手がわたしの全身をねぶるように愛撫し始めました
生物兵器が愛液を感知したようです
わたしの膣に挿入している触手をより太く硬くし、
さらに愛液を分泌させようとピストン運動を始めました
愛液吸収用の触手は、愛液を吸いながら、激しく蠢いています
膣を内側から押し広げられ、強い力で子宮を突き上げられ
腹部に強い圧迫感があります
乳首、脇、背中、首筋、クリトリス、肛門といった
性感帯の全てを同時に刺激されています
脳内麻薬エンドルフィンの分泌を確認しました
エンドルフィンの作用により、苦痛が緩和され、多幸感を覚えています
判断力が低下し、生物兵器に対する嫌悪感が和らいでいます
愛液の分泌が激しくなりました
刺激によってさらに分泌を促すため、触手によるピストン運動を速めています
太く大きい触手は激しい苦痛をもたらしますが、
エンドルフィンの作用により痛みが緩和され、快楽のみを感じています
快感を覚えることで愛液の分泌が促進され、
その愛液をより分泌させるため、触手はより乱暴に動きます
いわば正のフィードバックのみとなり、抑制的に働く要因が存在しない以上、
この快感地獄はいつまでも終わりません
……
触手は動きを止めることなく、わたしの肉体を愛撫し続けています
愛液を吸った触手はより激しく動きます
愛液の分泌が止まりません
暴力的な快楽がわたしを責め続けています
ちなみに、現在の状態が、通常の人間の限界値です
思考能力が低下し、あらゆる事柄に対するハードルが下がっています
ほとんどの命令を実行し、すべての秘密を暴露するものと思われます
また、理論上現段階で催淫成分に対する強烈な依存性も形成されていますので、
この成分を報酬にすれば、本人に強い心理的抵抗をもたらす命令――
たとえば、実の親を殺せという命令であっても、ためらいなく実行するでしょう
ここで生物兵器から解放すれば、洗脳された優秀な奴隷の完成です
……
触手が一層激しく愛液を吸収し、ピストン運動を続けます
クリトリスの快感刺激が止まりません
わたしの愛液の分泌が止まりません
脳内のエンドルフィン生成量がさらに増加しています
この状態が続けば、まもなく精神破壊段階に到達します
これ以上継続すると、精神に深刻なダメージを与え、実験体を廃人にします
HCMにより通常の200倍の精神安定を保つことができますので
この実験体はまだ問題ありませんが
HCM管理下にない場合、まもなく廃人レベルに到達します
ピストン運動が止まりません
クリトリスの快感刺激が止まりません
わたしの愛液の分泌が止まりません
わたしのエンドルフィンの生成がさらに増加しています
廃人レベルまであと10……9……8……
わたしのエンドルフィンの生成がさらに増加しています
5……4……3……2……1……
実験体は廃人になりました
なお、HCM管理下にあるため、この実験体の精神は守られています
以上で精神破壊液分泌触手生物を改造し洗脳用途に用いる実演を終了します
……
……
……
ピストン運動が止まりません
クリトリスの快感刺激が止まりません
わたしの愛液の分泌が止まりません
わたしのエンドルフィンの生成がさらに増加しています
実験は終了しています
ピストン運動が止まりません
クリトリスの快感刺激が止まりません
わたしの愛液の分泌が止まりません
わたしのエンドルフィンの生成がさらに増加しています
実験は終了しています
実験は終了しています
実験は終了していま――
HCMから新しい実験実施命令が下されました
HCM管理下における精神破壊限界点のレポートです
……
HCMの精神防衛機能をご覧いただくために、新たな実験を行います
現在、通常廃人とされる3倍のエンドルフィンが生成されています
催淫成分を注入され、全身を愛撫されることにより、
わたしの膣は通常ではありえないスピードで愛液を分泌しています
触手による激しいピストン運動の苦痛を抑えるため、
エンドルフィンが生成され続けています
クリトリスの快感刺激が止まりません
わたしの愛液の分泌が止まりません
わたしのエンドルフィンの生成がさらに増加しています
エンドルフィンの増加速度が早くなっています
廃人レベルの10倍を超えました
理論値ではHCMの限界は、通常の200倍です
現在、廃人レベルの15倍ですが、意識は破壊されることなく機能しています
今わたしは経験したことのない地獄のような快楽を感じています
同時に、破壊されたくないという強い意思を持ち、意識を保とうとしています
……
廃人レベル34倍を超えました
ピストン運動が加速しました
クリトリスの快感刺激が止まりません
わたしの愛液の分泌が止まりません
わたしのエンドルフィンの生成がさらに増加しています
大量の発汗により、血中の催淫成分の濃度が高まっています
ピストン運動が加速しています
……
廃人レベル76倍を超えました
わたしの意識はまだ自分を保とうと抵抗しています
廃人レベル83倍を超えました
わたしの意識はまだ自分を保とうと抵抗しています
クリトリスの快感刺激が止まりません
わたしの愛液の分泌が止まりません
わたしのエンドルフィンの生成がさらに増加しています
廃人レベル98倍を超えました
わたしの意識はま
あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ・・・
廃人レベル118倍を超えました
いまわたしの意識は快楽への抵抗をあきらめました
このままではわたしは廃人になります
廃人レベル125倍を超えました
まもなくわたしは廃人になります
廃人レベル142倍を超えました
実験体が危険な状態です
廃人レベル153倍を超えました
実験体が危険な状態です
廃人レベル169倍を超えました
危険です危険です危険です
廃人レベル177倍を超えました
危険です危険です危険です
廃人レベル187倍を超えました
危険です危険で――廃人レベル199ば……
実験を中止しました
生物兵器を強制的に眠らせ、動きを止めます
……
わたしの意識は破壊されていません
エンドルフィン濃度が急激に低下しています
急激な麻薬物質濃度の変化により、
吐き気、めまいの感情が発生しています
脳の酸素量が不足しています
わたしの生命活動レベルが低下しています
……
HCMの生命維持機能が起動しました
血中への酸素供給が開始されました
脳の酸素量が正常値まで戻りました
生命活動に問題はありません
……
HCM管理下における精神破壊限界点のレポートを記録しました
……
スポンサーの皆様、ご試聴ありがとうございました
引き続き次の実験を行います
現在わたしの意識は、絶望感に起因する自殺衝動に駆られています