■3-C 官能小説朗読
【 美佳 】
ええと
… もう 一度だけ、確認するね?
私は、君の耳元で、この …
エッチな小説を読み聞かせれば、良いんだよね
それをオカズにして、君がオナ ニーをする
…
うん、分かった。
あんまり自信はないけど、朗読
… してみるね
昔、君に絵本を読んであげたことはあ ったけど、まさか官能小説を読むことになるなんて
… 想像できなかったなぁ
… お姉ちゃん、 一生懸命朗読するから、君はいつも使 ってる右手で、おちんちん遠慮なく
扱いちゃってね
気持ち良く抜けると良いんだけど
… じゃあ、読むね
『淡い夕焼けに染まる世界で、先輩の真 っ白な手が蠢く。はだけたシャツの合間に
差し込まれる指先が、優しく肌を撫でた。異性の、柔らかくも繊細な感触。
それだけで僕の身体は反応してしまう。
どうして、こんなことにな ったのだろう。
興奮に乱れた思考で、先ほどの出来事を思い返す。
僕は放課後、いつものように文芸部室 へ足を運んだ。中は無人で、パイプ椅子に掛かった
灰色のカーディガンと、起動済みのノートパソコンだけが目についた。それは先輩がこの
部屋にいた証だ。僕は好奇心に駆られて、ちょっとだけなら良いだろうと、
パソコンの画面を盗み見た。
表示されていたのは、書きかけの小説。ただし、普通の小説ではなかった。画面の中では、
何も身にまと っていない女の子が、自らの秘部を晒していた。
だらしなく大股を広げ、その中心に走る 一本の筋が口を開け
―― と、
生々しい描写が紡がれている。これは俗に言う官能小説ではないか。
そう気づいた時、僕は夢中にな ってその小説を読み進めていた。
あの先輩が、こんな卑猥な文章を書いているなんて。
そう思うと、知らずの内に身体が熱くな った。
全身に帯びた熱はやがて、股間の 一点に集ま っていった。
下着の中で独りでにモノが跳ねたのを、何度か感じる。
マウスを握る手にじんわりと汗が滲んでいた。
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「
それ、読んじゃったんだね。私の秘密、だ ったのに
……
」
後ろから声を掛けられて、呼吸が止ま った。
咄嗟にマウスから手を放す。
耳心地の良い、けれど今 一番聞きたくない声は、僕を咎める口調ではなかった。
普段よりも艶を含んでいて、どこか得体の知れない異性の響きがある。
「
そんなに夢中にな っちゃって …… 女の子の身体、興味あるの?」
恐る恐る、僕は後ろを振り返った。
いつもの先輩だ った。柔らかそうなセミロングの髪に、穏和な顔立ち。
ふわりと花が咲くような微笑を口許に浮かべている。なのに、肌が粟立 った。
窓から差し込むオレンジ色の光に、少し翳りが混じって、先輩の輪郭をぼかす。
一瞬、表情を無くした彼女に、僕は息を呑んだ。
「
ふふ
…… 怖がらなくても大丈夫。私が、全部教えてあげるから」
光の向きが変わり、再び鮮やかに浮かび上が った先輩は、夕焼けに縁取られた手を動かす。
制服のボタンを 一つ一つ、焦らすように外していった。
肩から制服が、真 っ白なシャツが、腰回りからスカートがずれ落ち、
衣れの音を響かせる。薄桃色の下着姿にな った先輩は、形の良い唇を舌でなぞり、
立ち尽くす僕 へと覆い被さ って
――
「
こんなに硬くしちゃって …… 興奮、してるんだ」』
… あ、今のは小説の台詞だからね。
… あの、私、上手く読めてるかな。興奮
… してくる?
オナ ニー、ちゃんと進んでるんだね、良かったぁ
こういう本 って、普段言わないような、 エッチな言葉もあるから
…
私も、少しヘンな気持ちにな ってきたかも
… ん、じゃあ、続き読むね
『「 こんなに硬くしちゃって
…… 興奮、してるんだね」
先輩の陶然とした声に、意識を呼び戻される。
いつの間にか、僕も着ていた制服を脱いでいて、どころか下着すら身に付けていなかった。
露わにな った素肌を、スケートリンクでも滑る手つきで、
先輩のほっそりとした指がなぞ っていく
。乳首からお腹、お へそ、行き着いた先にあるのは勃起したペニスだ った。
「
皮、少し被 っているね」
先輩の何気ない 一言に、興奮とは別の熱が、かっと頬に昇 った。
僕の陰茎は真上に伸び上が っているというのに、窄んだ巾着のような皮が
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亀頭を覆 っていた。思わず、勃起したモノから目を逸らしてしまう。
「
大丈夫だよ。私に任せて」
先輩は優しく微笑み、ゆっくりと亀頭に貼り付いた包皮を剥いていった。
その刺激に腰が震える。
「
はい、全部剥けたよ」
先輩の言う通り、ピンク色の亀頭が顔を出している。彼女はペニスを握 ったままの手を、
上下に動かし始めた。皮と亀頭がれて、くちゅ、くちゅ、と普段オナ ニーの時に聞いて
いる摩音が、僕の物でない手によって響く。
「
どうして、こんなこと
……
っ」
僕の喉から喘ぐような声が漏れた。先輩は微笑んだまま手淫を続けている。
「
だ って、 エッチなこと、興味あるんでしょ? だから、私が教えてあげる。
後輩の性教育も先輩の務めだから
…… ね?」
手首のスナップを利かせて、先ほどよりも大胆な動きで竿を扱いてくる。
ときおり敏感なカリ首に指の輪が引 っ掛かり、堪らず小さな声を漏らしてしまう。
…… 僕はもう、限界が近かった。下腹部に甘い痺れが広が っていくのを感じ、床から腰が
浮く。その反応に何かを察したのか、手の動きが止ま った。
ペニスを甘く包んでいた温もりが離れる。
同時に、高ま っていた性感も体内の底 へと遠のいていった。
内心で肩を落とす僕の手前、四つん這いにな っていた先輩がその上体を起こした。
凹凸の激しい身体を、柔らかな夕日の中でくねらせる
僕の上に跨る恰好とな った先輩は、部室の天井を指しているペニス目掛けて、
くびれた腰を下ろしていった。
れたショーツがずらされ、ちらりと覗く割れ目と、ペニスの先端が出会う。
くちゅり、と淫靡な水音が聞こえたと同時、僕のモノは生温かい秘裂に呑み込まれていた。』
… あぁ、この二人、もう エッチなこと
… セックス、しちゃったね
ん
… はぁ、良いよ、私のエッチな朗読聞きながら、も っとおちんちん扱いてね
…
『「 これがセックスだよ。男女でしか味わえない、性の快楽」
僕の上で、先輩が乱れている。信じられない光景だ った。けれど膣内を行き来する肉棒は、
しっとりれた襞の感触と、強烈な圧迫感を覚えている。先輩と 一つに結び付いて、僕た
ちはセックスしている。そう実感した時、先ほどの射精感が込み上げてくるのを感じた。
必死に歯を食い縛 って堪えていると、ふと先輩の顔が歪んでいるのに気付く。
見ると、膣口から純潔の証が垂れ、太ももの内側で線を引いている。
「
先輩、や っぱり、ダメですよ。こんなの ……
」
「
大丈夫。私に、任せてね」
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彼女は気丈な笑みを滲ませて、大胆に腰を打ち つける。潤んだ媚肉が締め付けを増し、
僕は今にも精液を吐き出しそうだ った。
先輩は背中に手を回してブラジャーのホックを外す。母性を象徴するような、
豊かな乳房が溢れ出た。真 っ白な膨らみに、桜色の小さな乳首が映えている。
「
んっ、あぁ ……
」
先輩が小さく喘いで、肉付きの良い尻を弾ませる度、僕の興奮を煽るように乳房も波打 つ。
どれだけ上下に揺れ動いても、その綺麗な形は崩れなかった。色素の薄い突起が視界にち
ら ついて、僕は体勢を戻す。先輩のあられもない肢体を見ていたら、
十秒と持たないだろう。
「
おまんこの中で、おちんちん震えてるね。もう、精液出ちゃう?」
けれども結局、この我慢は長く続きそうになかった。
僕は 「 はい」と答えてから、顎を引いて先輩の身体を眺めた。
熱に包まれたペニスがしなる。必死に抑え込んでいた射精感が、途端に昇りつめてきた。
膨れ上が っていく快楽が、 一つしかない出口を求めて燻 っている。
先輩は駄目押しするみたいに腰をくねらせた。膣の中がうねるような錯覚を覚え、
僕は何度も浅い息を吐き出した。
「
もう、ダメです。精液、出ちゃいます」呼吸の合間に、情けない声が混じる。
「
先輩の、中に
…… 、あぁ ……
! いく、いっちゃう
……
」
「
良いよ、中に
…… おまんこに、出して。君の精液、全部受け止めるからね」
「
う、あ
……
っ! ほんとにもう、出ます
……
いく、いっちゃう、あぁ ……
」
もう 一度、勢い良く桃尻が弾んだ。
肌に接していた肉の重みが消え、再び深く腰がみ込んだ瞬間、
僕は有りっ丈の精を放 っていた。快楽が弾け、身体の震えと 一緒に、ペニスが仰け反る。
密着する膣の内部がき つく締まり、本当に根元から搾り出されているのではないか、
とさえ思 った。
僕はしばらくの間、放心した頭で、ただ射精の快感を受け入れていた。
やがてその波が引いていくと、温かな満足感が胸に残る。
彼女も満たされた表情で、けれど僕の顔には無い、年上の余裕を湛えていた。
「
初めてのエッチ、気持ち良かった?」
先輩は分かり切 った質問をして、自分の身体にうずめていたペニスを引き抜く。
中に収まりきれなかった白濁が、膣口から漏れ出した。
太ももに伝い落ちた精液には、微かな赤味が混じっている。
先輩は照れくさそうに胸元を隠した。』
…
これで、朗読はおしまい
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… どうかな。私も、このお話の男の子みたいに、夢中にな ってエッチな本読んじゃって
…
オナ ニーのお手伝い、ちゃんとできてた?
あ
… ほんとだ、ティッシュの中、精液でいっぱい …
こんなに出してくれて、嬉しいな
… また、お姉ちゃんにできることがあ ったら、いつでも相談してね
今日みたいな、 エッチな読み聞かせも
… 頑張るから
健全なオナ ニーで、す っきりしようね