後日なんとか
[しばらく後、キスでさらに距離感が縮まったふたり]
(主「そういえば、月ちゃんいくつなの?」)
え?あ~……歳については……まあ……
えっと……この制服を見ていただければわかると思いますが……
(リュックから取り出した制服を見せる月)
……なんですか、その反応は。)
む……お兄さん、それはちょっと失礼です。
確かに身長は……四捨五入して140センチですけど……
流石に、こういう選択(昨日のこと)を考えられるくらいには大人のつもりです。
大丈夫です、ちゃんと学校には行きますよ?
別に学校が嫌いなわけではないですし、学費は奨学金で賄ってますので。
その点でお兄さんに負担をかけることは……ゼロとは言い切れませんが、あまりないと思います。
(主「親とはこれからどうするの?」)
家のことは……そうですね……
あの人のことですから、わざわざ面倒事にはしないはずですし、今後はなるべく関わらないつもりです。
ただ、手元にストレス解消の道具がなくなって探しにくる可能性は……無きにしもあらず……ですかね。
その時は……
(主「大丈夫、守ってあげるよ」)
あ、いえ……「その時は見放してくれても」って言いたかったんですが……
えへへ……でも、お兄さんに守ってもらえるのなら、心強いです。
ありがとうございます……大好きです……
いずれ向き合わなくちゃいけなくなるんでしょうけど、しばらくは大丈夫なはずです。
今は……ちゃんとお兄さんのものになるために、頑張ろうと思います。
(主「ははは……まあ、お手柔らかによろしくね」)
はい。絶対その気にさせて見せますので、覚悟してくださいね、お兄さんv
END