Track 7
■07
ははは、無理だな。
口はキスするためにあるもので、ペニスにそんな……え?
本当にある?
いやいや、あると言われても、できることとできないことがあるだろう。
ペニスにキスとか。
ごくんっ……だ、だいたい、ニーニは自分でできるのか?
できないだろう?
自分でやれないならそれはもうオナニーではないではないか。
手で扱くのは、代わりにしているだけ……。
だ、だから、セックスは……いやまぁ、セックスではないのかもしれないが。
むぅ……本当に?
ペニスにキスするのか?
え……舐めて、咥える?
馬鹿なっ。
そんな危ないことがっ。
いや、駄目だ。
もし噛んでしまったらどうする。
ペニスは硬かったが、骨は入っていないのだろう?
案外容易に噛み切れてしまいそうな気がするぞ?
……な?
怖いだろう?
うむ。
え。
練習?
なるほど、指を咥えて……いや待て。
何故フェラ……なんだっけ?
フェラチオ?
することが前提になっているんだ。
オナニー以外のことはしないと……言ってないけど。
む~~!
しかしだなっ、ペニスを舐めるなどというはしたない真似は……お、オナニー手伝いだってはしたないし、十分過ぎるほど恥ずかしいんだぞ?
だが、ニーニのためと思って。
フェラチオも、ニーニのため?
確かに、セックスではないが……うぅ。
そう懇願されるとな……あぁもう、わかったわかった。
ただし、まずは練習からだ。
そう、ニーニの指で練習っ。
はしたないとか卑猥とか、そういう問題の前に、ペニスを咥えるなんて本当に危ないじゃないか。
間違っても歯を立てたりしないようにしなければならないだろう?
ん?
あぁ太さか。
まずは指一本から練習して、二本……三本にすれば、ペニスと同じくらいの太さになるだろう。
長さは……まぁ、感覚でなんとかする。
やれやれ、まったく……ニーニはエッチな人だな。
別に……だから嫌いになるなんてことはないぞ!
私にだけエッチでいてくれれば、それでいいんだからな……フン。
では、まずは指一本から……人差し指でいいな?
ふむ……あーん。
はむんっ、んん、んむ……んっちゅ、んふん。
んーと?
歯は立てないようにして、んむ、吸い付くんだな?
んむんむ……んっ、ちゅぅうう?
んん、強い?
ふむ、ちゅぶちゅぶっ。
では、これくらいかな……んぅう、っちゅう。
ちゅむちゅむ、んちゅっ、んむんっ……ふむ。
なるほどなるほど。
んむ、あとは、舐めるんだったか。
咥え込みながら?
それじゃ、こうか。
んん、れろれろ。
ぺろっ、れろぉ~っちゅ、んふん。
んむんむ、ちゅっちゅっ、ちゅぅ~う、ぺろん!
ぺろぺろっ、れろぉ~っぷは!
あぁ、いかんいかん……ぱっくん!
はむはむ。
うむ。
では二本目……中指もぉ、んじゅる!
ちゅぶちゅぶ、んふん。
んぅん、やはり歯が当たるな。
吸い付く加減が難しそうだ……じゅる。
ちゅむちゅむ、んっちゅ、ちゅるる、んむ。
更に舌をぉ……っれろ!
ぺろれろ、れろ~っちゅ、んふん。
指の先を、亀頭と思って……れろ~っちゅ、れろん!
ぺろぺろっ、れろっれろっ、んちゅぅう~っちゅ、ちゅむむ、んふ。
ふむふむ、いい感じだな……んん?
出し入れ?
わかった……んん、じゅるぅう~っちゅ。
ちゅぶぶ~んっふ。
あぁそうか、口内でペニスを扱くわけだな?
よしよし、やってみようか。
あぁそうだな。
薬指ももらおうか。
指三本で、疑似ペニスぅ……んじゅる!
ちゅぶちゅぶ、じゅるる!
んっふ、ちゅぅう~っちゅ、じゅるる~っちゅぶ!
ちゅぶぶ~、じゅるる~っ。
んっふ、ちゅぶ!
うぅ、ヨダレが垂れる……じゅるん!
ふーっ、ふーっ、結構苦しいな……んっく。
歯が当たらないよう気を付けて、んん、ヨダレを垂らさないように飲み込んでぇ。
ちゅぶっちゅぶっ、んっちゅ、じゅるん。
ちゅぶぶ~、ちゅむむん……んっふ、じゅるぅう、ちゅっちゅっ、んちゅぶぶ。
んっふ、ふーっ、うふーっ。
んじゅるる、ちゅぶぶ~……うぐっ。
ぶはぁっ、はぁはぁっ、あっふ、んん……ごくん。
な、なるほど、フェラチオの要領はだいたい、んっく、わかった気がする……ふぅ。
だ、だからといってやるとは……うぅ、ニーニー。