Track 9
■09
んふふ……あはは……あはははは!
は~っ、これ面白いなニーニ。
ギャグ漫画って下品なモノが多いけど、これは素直に笑える。
んん?
何だ、別に私が何をしていてもいいだろう?
私はただ、部屋が暑いから服を脱いでいるだけだ。
別にニーニを興奮させるためではないし、もちろんオナニーさせるためでもないぞ?
前に言ったな?
オナニー手伝いは週に一回だと。
しかもニーニ、前回私に何をした?
やらない、と言ったことを無理矢理させたな?
あぁそうだ、私はとても怒っている。
だから、手伝いはしない。
ニーニ自ら、オナニーすることも許さない。
もしオナニーしたら、また一週間延ばすからな?
私に隠れてオナっても駄目だ。
おばさんにゴミ箱を確認してもらうようにするぞ?
ふふっ、自分でティッシュを捨てたって駄目だ。
嘘をついても、射精すればわかる。
一週間溜まってからの射精とそうでない射精、その違いは精液の量や噴き出る勢いでわかるからな。
射精してないと嘘をついたら、倍のペナルティだ。
二週間オナニー手伝いはしない……次は四週間、その次は八週間……下手をするともう二度とオナニー手伝いをすることはなくなるな。
私とのエッチは初夜までお預けだ……いいのか?
あぁ、もちろん浮気はいけないぞ?
するなら浮気ではなく本気で、私を捨てて他の女の元に行け。
前から言っている通り、それでも私はニーニを愛し続けるよ……ふふっ、安心しろ。
私は、ニーニを思って自らを性的に慰めたりはしない。
私の女性器は、ニーニにしかふれさせないと決めているからだ。
それはもちろん、自分でも触らないということだよ……そうとも。
私はね、セックスがしたくないわけじゃない。
ニーニのオナニー手伝いだって、他のことに支障を来さないくらいならしてあげよう。
それが、週に一回というペースだ……わかるな?
手伝いの範疇は少し超えてしまうが、フェラチオだってしてあげるとも。
だけどあの日、私はフェラチオ初体験だった……精液は飲まないと言っていたはずだな?
それなのにニーニと来たら。
ふふっ、気持ち良さに負けてしまったのはわかる。
いつもは冷静なニーニが、あんな無茶をしたのだ。
フェラチオというのは、相当な快楽だったんだろうな?
……だが、あれは駄目だ。
あんな無茶をしちゃいけない……エッチなことになると理性のタガが外れてしまうなんて、そんなことじゃこれから先も心配だ。
だからニーニには、もっと我慢することを覚えてもらいたいんだ。
そう。
だから、私の下着姿を見ても、簡単に興奮したりしないようにしなくっちゃ……ん?
そもそも興奮しなくなったらって?
ふふふっ……そんなこと、あるはずないじゃないか。
ニーニはセックスしたいのだろう?
エッチなこと、もっとしたいだろう。
私に、オナニー手伝いしてもらいたいな?
それなのに、我慢を覚えたら、そのまま興奮しなくなるだと?
あり得ないことだ……ふふっ。
大丈夫、安心して?
私知ってる。
ニーニって凄くエッチだから。
今だって、ほら……こんなに勃起してる。
あぁ、駄目だぞ?
今日は擦ってあげな~い。
ちょっと握ってあげるだけだ?
擦らないぞ?
ペニス、しこしこしたりしない。
ギュッと握って、上下に擦って、亀頭をクニクニして、カウパー液を塗りたくったりしない……なぁ?
大好きなニーニには、大人の理性を持ってもらいたい。
もう二度と、自分の快楽のために私を道具みたいにしないで欲しいから……あぁ、わかってる。
何度も謝ってもらったからな。
だから、もう少しだけ我慢を覚えよう。
そうしたら、きっともっと気持ち良くなれる……私が気持ち良くしてあげる。
ニーニが素敵な男性になれば、私ももっともっと愛してあげたくなるから。
あぁそうだ。
私は嘘付いたりなどしない。
これは愛するニーニのため。
ちゃーんと言うこと聞けたら、素敵なご褒美をあげるよう。
これ以上の罰は、もうイヤだろう?
んふふ、ふふっ。
愛してるよニーニ。
だから今日はオナニーは我慢するんだ。
射精もしちゃ駄目……この勃起ペニスは、これ以上扱いちゃ駄目だ。
カウパー液は……自然と出てくるものだから仕方ないか。
今夜、私が帰ってからもオナっちゃ駄目だぞ?
明日の朝も、明日の昼も……え?
ふむ、夢精とは何だ?
エッチな夢を見て自然と射精しちゃうこと……ふーん。
もちろんそれも駄目。
どんな理由でも、射精しちゃ駄目。
もししちゃったら、また一週間、ううん次は二週間、私の下着姿を見ることしか許してあげない。
ニーニの部屋に来る度、違う下着になる私をね?
だったら我慢すればいい。
あとたった一日……そう、明日の夕方まで我慢したら、気持ち良くしてやる。
今まで一番気持ちのいいオナニー手伝いをしてあげる……ふふ、何言ってるんだ。
何度も言わせるな。
セックスはしない。
オナニー手伝いをしてあげるだけ……おや?
もしかして不満なのかな?
だったら、自分で抜いちゃえばいいだろう。
そしたら……んふ、ふふ。
イヤだろう?
だったら明日まで我慢するがいい。
ヴァギナは使わせてあげないけど……他のことならなんでも……ふふ、だから、明日までに精液をい~っぱい溜めておくといいぞ?