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先輩。 どうしたんですか、顔色悪いですよ? なーんか良くないことでもあったんですか? いやいや、そんなに聞いて欲しそうな顔をしてたらそうなりますって。 …正直言って、今の先輩はだいぶウザいです。 せっかくランチに誘ったのに、先輩は溜息しかしないし、楽しそうでもない。 なので私のテンションだだ下がり。 謝罪に誠意が見えませんよ、先輩。 そんなんじゃ、謝られても許す気にはなれません。 で、先輩は何を悩んでるんですか? 面倒ですが、聞くくらいならしてあげますよ。 それで今の先輩からウザさが消えてくれるなら、ですけど。 ふんふん、なるほど。 先輩、それ悪い気が溜まってるんですよ、きっと。 その悪い気を解消すれば、また元通りの生活になりますから…って。 なんですか、その顔…これは至って真面目な話です。 「運が悪い」とかそういう測りようもないことはいうのに、私のいうことは疑うんですね。 …まあいいでしょう。 害があるのが先輩一人だけならいいですけど、それがもし周りの人を巻き込んじゃったらどうするんです? …ま、現に今うざーいテンションの先輩に巻き込まれてますけどね。 私、そういうのはごめんですよ。 だって先輩が私の話を信じてくれないんですもん、当然じゃないですか。 私ならそれなりに良い方法の一つや二つくらい知ってるんですけど、先輩は知りたくないみたいですし。 それじゃあ、先輩。 お昼も講義があるので、私はこの辺で戻らせて頂きます。 次会う時までに、その不幸顔を元に戻しておいてくださいね? でないと私、無視しますから。 はい? それって虫がいいとは思いません? 私の話、信じてないんじゃなかったんですか? だったら教えてあげませんよ。 へ、へー…。 なかなか上手いこと言いますね…。 私のことは信じるって、天然ですか、本当に。 ん、んんっ。 まあ、いいでしょう。 先輩がそこまでいうなら、いくつか試してみましょうか。 それではまた後で会いましょう。 急な話ですか? 善は急げと言いますからね♪

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