Track 4

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エピローグ

;事後、服を整えて 「ん、ちょっと襟が乱れてますね……少し良いですか? ……これで大丈夫……はい、これで洋服、整ったと思いますよ……おばさんの方はどうですか? おかしなところ無いですか? ……ふふ、そうですか、ありがとうございます」 「じゃあ、ホテルを出る前に……これ、おばさんからの進学祝いです……ふふ、さっきのは卒業祝いで、こっちは進学祝いですから別物ですよ……あんなに求めるくらいなのに、それを我慢して頑張ったんですからね……だから、受け取ってくれると嬉しいです」 「一応、ちゃんと選んだつもりですが……ええ、開けてみて下さい……はい、ネクタイピンです。今まで付けた事ありますか? そうですね、そうだと思います……だから、あえて選んでみました……ふふ、それならしまっておいても平気ですし、もしご両親に何か聞かれても誤魔化しやすいかな、と思いまして……ふふ、そうですね。たまにでも良いので付けてくれるとおばさんも嬉しいです」 「ん、そうですね……今日で終わり、となるとおばさんの方が寂しいです……またおばさんと遊んでくれますか? ……ふふ、ありがとうございます。ええ、おばさんも楽しみですから、是非そうしてくれると嬉しいです……ふふ、そうですね、その時に付けてきてくれると嬉しいです……くすくす……いえ、相手が喜ぶ事を自然に出来て凄いなぁ、と……からかってる訳でもなく、本心ですよ?」 「おばさんがあなたくらいの年頃はそこまで色々気が回りませんでしたから……ふふ、そうですよ? おばさんにもあなたと同い年だった時期があるんですよ? ふふ……いえいえ、別に怒ってませんし、むしろそういう風に見られるのはちょっとおかしいですけど、年上に見られると思えば嬉しいものです……くすくす……若く見られても嬉しいですが、年相応に見られるのも嬉しいものですよ」 「ふふ、最初の受け答えの時にも思いましたがあなたはすごくしっかりしてますよね……それでも、ああいう風になるんですから……やっぱり、楽しいですね……くすくす……おばさんの話、聞きたいんですか? そうですね、別に話すのが嫌という訳ではありませんが、少しずつ話していくとしましょうか」 「ふふ、これから長い付き合いになりたいと思ってるんですよ? だから、一度に全部じゃ無くて少しずつ……これからゆっくり、お互いの理解を深めていきましょう……私もあなたの事、色々と知りたいですから……ふふ、卒業というのは同時に入学……始まりの季節ですからね……はい、これから長く楽しみましょうね、ふふ……さぁ、そろそろ出ましょう。デートなんですから最後はゆっくりとご飯でも食べて……ふふ、じゃあ、最後はおばさんのオススメに行きましょうか。良いお店ありますから、楽しみにしてて下さいね」 ;3秒程度間

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