①デートをしに彼女の家へ・・・
あら、いらっしゃい、海斗(カイト)くん。
ごめんなさい、愛璃(アイリ)ったら、まだ帰ってきてないの
上がって待っててもらっていいかしら?
遠慮しなくていいのよ、さぁどうぞ。
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テーブルについててね、温かい飲み物を用意するから。
本当に遠慮しなくていいのよ、ゆっくりしててね。
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お待たせ、出来立てのココアよ。
あ、まだちょっと熱いわね。
ふ~・・・、ふ~・・・
ん、これで大丈夫かな?
一応気をつけて飲んでね。
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ふふっ、甘いでしょう?
わたしも大好きなの、一緒ね。
冬はね、外側だけ暖かくしててもダメなの
ちゃ~んと内側にも優しくしてあげないと・・・ね?
それにしても、君みたいなかわいい男の子が娘のボーイフレンドなんて・・・
わたしも鼻が高いわぁ。
本当はね、女の子だけじゃなくて、男の子も欲しかったの。
なかなかうまくいかないわねぇ
・・・ふぅ・・・
あら? なんだかすごく眠そうね?
ココアの甘さに参っちゃった? ふふっ♪
いいのよ、眠ってしまっても・・・
海の上をたゆたうように・・・
おやすみなさい、カイトくん・・・