プロローグ
……あの。
お部屋に入っても、いいでしょうか?
あなたに、少し聞きたいことがあるのです。
ありがとうございます。
…………。
聞きたいことというのは……
先ほど、あなたのスマホの画面が、ちらりと見えてしまいまして……そこに、気になることが書いてあったのです。
ち、違います! これは、不可抗力なのです! 偶然、あなたのスマホが開かれたままだったので……決して、覗き見しようと思ってたわけではないんです!
……こほん。
それでですね。画面に表示されていたのですが……
……あなたと、親しげに会話をしていた女の子は、どなたなのでしょうか。
同級生でしょうか。部活の後輩?
……まさか、恋人……ですか?
……そうではないのですか。ふぅ……
……だけど?
この前……告白された……!?
それで……あなたは、どうするおつもりなのですか。
まさか、この子と……お付き合いをするつもりですか……!?
……そう、ですか。
明日……OK、という返事を、するつもりなのですね……。
いえ……もちろん、母として、応援していますよ。
息子に、可愛い恋人ができるなんて、とても喜ばしいことですから。
……ただ。気になることが一つ、あります。
あなたは今まで、女性とお付き合いをした経験がありますか?
……もちろん、ないでしょう?
ええ、ええ。あなたの女性関係は、母として、しっかり把握しておりますもの。
ということは、つまり……
……どのように、えっちなことをすればよいか、ということも……分かっていないでしょう?
……いいえ。わたくしは、ふざけているわけではありません。
あなたの年齢ですと、関係が深まっていくにつれ、考えなしにえっちに及んでしまうでしょう。
しかし、間違った知識でえっちをすれば……相手の方を傷つけてしまう可能性があります。
それに、そのまま性欲に溺れてしまえば、学業に支障も出てしまいます。
正しいえっちの方法を学んでおく、というのは、非常に大切なのです。
……そこで一つ、提案があるのですが……
この母と、えっちの練習をいたしませんか?
いえ。いえいえいえ。もちろん、冗談ではありませんよ。
わたくしは、あなたの母ですから。あなたとは違って、えっちの経験があります。教えることなど容易です。
それに……あなたも、見ず知らずの女の子とえっちをするよりは、落ち着いて、気楽に練習ができるでしょう?
母を、ただの教材と考えていただいても構いませんよ。あの、性処理用の人形……“だっちわいふ”、というのでしたか? それだと思っていただければと。
……“近親相姦”になる? あなたも、随分と難しい言葉を知っているのですね。
ご安心くださいまし。避妊具……コンドームをつければ、妊娠の可能性はありませんから、近親相姦にはなりません。
それに、わたくしはあなたのことが大好きです。愛しています。だって、あなたの母ですから。
ほら。何も問題はないでしょう?
わたくしはおそらく、男の子が好きそうな体をしているかと思います。おっぱいは大きいですし、太ももだってムチムチとしています。
あなたが時折、わたくしを見て気まずそうに目線を反らしていること……母は、気づいていますよ。
わたくし、きっと、よい練習相手になると思います♪
他に何か異論はございますか?
ございませんね♪
そうと決まれば、話は早いほうがよいでしょう。
早速、えっちの練習を、いたしましょう♪
母があなたを、一人前の男にして差し上げます♪