第1話 メイドさんとおかえり
第1話 メイドさんとおかえり
あれからほんのしばらく
メイド「おかえりなさいませ、ご主人様」
主人公「!?」
メイド「な、なに面食らった顔してるんだよ……たまにはしっかりと出迎えようと思っただけだよ…
…一応私はご主人のメイドだしさ」
主人公「ご、ごめん」
メイド「あやまるな……なんか傷つく……はぁ、慣れないことをするもんじゃねぇな……
ご主人の前でちったぁ女らしくしたかったんだがよ」
主人公「そのままのメイドさんが一番好きだよ」
メイド「あ……そのままの私が好き……だと……そういうことを面と向かって言うんじゃねぇ……
照れんじゃねぇかよ」
メイド「……」
メイド「……ほ、ほら……メシできてるから一緒に食うぞ」
玄関を上がって歩き出す主人公
メイド「まったくよぉご主人はほんとまっすぐモノを言うよな……調子狂うぜ……まぁそういうとこ
嫌いじゃねぇけどさ(ここだけボソ)」
ご主人「?」
メイド「なんでもねぇよ……ふぅ、仕切り直し、仕切り直し……うし」
立ち止まりくるりと主人公に向き
メイド「おかえりご主人……待ってたぜ」