Track 6

第6話 メイドさんと流星群

メイドさんと布団をかけて主人公の部屋で星を観察中 メイド「ほら、ご主人……あんまり離れるな……寒いだろ……うっ、今度は近づきすぎだっつーの……ど、どこ触ってんだよ」 主人公「なんで急に」 メイド「ううっ……だってよぉ……ご主人の部屋が一番流星群が見えるからしゃーねーだろ…… 窓開けてるとこうして布団被んねーと寒みぃし」 主人公「星好きなの?」 メイド「テレビでやってたんだよ今日だって……こういうの一緒に見た方が……ムードっつーか……た、楽しいだろ?」 主人公「そうだね」 メイド「こら、またくっつくんじゃねぇよ……ん……中々来ねぇもんだな流れ星」 主人公「時間かかるかもね」 メイド「……まぁ、ご主人とこうして夜空を眺めてるのも悪かねぇか」 メイド「……綺麗だな……まるで星の海を泳いでるみたい」 メイド「ん……なんだよ……私が乙女みたいなこと言っちゃ似合わねぇか?」 主人公「かわいい」 メイド「うっ……かわいいって言うと思ったよ……はぁ……ちょっとだけそういうの慣れてきた」 肩を抱き寄せる主人公 メイド「んぁ……肩抱くんじゃねぇよ……これじゃ恋人みてぇじゃねぇか」 主人公「恋人っぽいね」 メイド「んっ……まだ恋人じゃねーし……私は恋だって認めてねーし……あ」 流れ星 メイド「今、見えたか?……ほら、キラッて光って綺麗だったぞ」 メイド「ううっ……私ばっか見ててもしょうがねぇだろ」 メイド「ご主人もしっかり見て願い事3回心の中で唱えようぜ……あ、また」 メイド「……(願いごとを心の中で唱えてる)……よし、言えた……お、ご主人も言えたか?」 メイド「ん……願い事は秘密にしないとダメなんだからな」 さらにぎゅっとする主人公 メイド「あ……そんなに強く肩を抱かれたら……言われなくてもわかっちまうよ……私もだよ」