Track 1

初めての『性』

;高度経済成長期前後をイメージしてます 「昔は良かった、なんて言葉を耳にする。例えば高度経済成長期……日本は勢いがあって、今よりも活気があり、良い時代だったなんて言う人もいる。確かに今よりも表面的な人の繋がりはあっただろう……ただ、それは便利な道具がないからそうしないと人との繋がりが保てなかったからに過ぎなかったり……映画や漫画、ドラマで言う程良い時代ではなかったと私は思っている」 「と言っても、私もその頃はまだ社会にも出てない……学生の小娘だ。ただ、それでも……それだから、だろうか? 昔の事は今でも思い出す事がある……そう、それは今では誰にも言えない私だけの秘密の話」 「当時、携帯電話なんて物はお話の中の物でしかない時代……私はよく、学校帰りに男子に絡まれていた。理由は……色々とあったんだろうけど、私の親がいわゆるインテリ系であり同級生達の中でも比較的裕福な生活を送っていたこと。また、両親によって習い事もさせられていたがその頃に習い事というと一種の上流階級的なイメージもあったのだろう」 「今では当然の様に子供にさせる様な習い事……ピアノ、水泳、英会話……そういう物ですら、していれば上流階級を鼻にかけた人間として扱われていた……もちろん、あくまでも私の住んでいた地域では、という話で日本全国どこでもという訳じゃないだろう」 「私服や髪型など、当時としては垢抜けていたのも災いしたのだろう……最初はスカートめくりやその程度の事だったが年齢を重ね、第二次性徴を迎える頃には当然、誰しも異性に興味を持つ。とはいえ、異性の身体なんてそう簡単に見られる物でもないし、触れる物でもない……時代が時代だ。インターネットで見られる訳もなし、精々が捨てられたそういう本でが関の山だったはずだ」 「もちろん、中には実際の女の子に対してアプローチをするという事もあるだろう……だが、当時は家業の手伝いとかをしているような女の子は気が強く、男子顔負けの乱暴者だって普通に居た……普通はそういうやりとりの中でしていい事、悪い事を教師や親が居なくても覚えていく。学生の社会は閉鎖的だが、一定の秩序が出来上がる……のは、私みたいなはぶられてる人間には関係無い話だ」 「女子からはお高くとまってると嫌われ、男子からは興味の対象で見られる……今思えばこれは十分にいじめの様な環境だが、当時としては大きな問題となるほどでもなく……結果、いつの頃か……私は学校帰り、クラスの悪ガキ……当時で言うガキ大将的な子に手を引かれ、教師や親、周囲の人間が知らない『秘密基地』に連れ込まれるのが日課となっていた」 「最初の頃はただ身体に興味を持たれる。服の上から無遠慮に身体を撫でられる……その程度の事だった。ただ、それも何度もする内に刺激になれてきて、行為は徐々にエスカレートしていく」 「そうなればどうなるかなんて難しくはないだろう……スカートの中に興味を持たれ、めくられる……あの時ほどスカートを穿いていて後悔した事はない……スカートめくりだって嫌だったけど、そこで行われていたのは違う。同級生に無遠慮にスカートを掴まれ、そのままめくられて中を見られるのだ……スカートめくりの様に一瞬ちらりと見えてしまう程度ではすまない」 「ガキ大将とその取り巻き数人が鼻息を荒くして私のパンツを見ている……私はもう泣きそうで、逃げたくても膝が震えて動けなくて、大きな声で助けを求める勇気も出ない……ただただ早く終わってと目を固くつぶって耐えようとする……そんな事をすれば相手を煽ってしまうなんて、判る訳もなく……そうすればいつかは終わると信じて」 「それでも最初はそれだけで満足してくれていた……ただ、刺激になれればエスカレートしていく事に変わりはない……止める人間がいなければ収まる訳もなく要求は徐々に露骨になっていく……スカートをめくった状態で脚を開けと言われ……がに股の様な情けない格好をした時は……脚の間に顔を入れられて、真下からパンツを見られた」 「いつしかスカートは私自身が持つようになり……切っ掛けは誰だったのか……目をつぶっていた私には判らないけど……パンツの上からあそこを撫でられる……突然の刺激に小さな声が漏れてしまった……気持ち良いとか、そういうのじゃなくて……いきなり脇腹を触られた、それくらいの声……だったはずだ……でも、そんな状況で声を漏らせば……勘違いさせるには十分だった」 「無遠慮な指が何本もパンツの上からあそこを触ってくる……それには当然の様に手加減とかはなく、ただただどんな感触か知りたい……どんな風になっているのか知りたい……それだけの為にあそこを撫で回してくる……いや、むしろずっとそれならどれだけ良かっただろうか……声を我慢していても、時折指が敏感な場所に触れる……そうするとどうしても声を漏らしてしまう」 「そうなると今度はどうすれば私が声を出すのか、それを知るために彼等はまた無遠慮に触ってくる……パンツの上から触れるだけだったのがパンツを下ろされるのにそう時間はかからず……私は丸出しのあそこを見られる……濡れてる……感じてるんだ……そんな声が聞こえる……そんなはずはないと言おうとしても、自分でも気づいてしまった……いじられた私のあそこは少しだけ……濡れてた」 「指があそこを広げる……自分でもいじった事がない場所をいきなり広げられて、もう私の頭の中はパニックだ……そして指が入り口を触ろうとして……知らず知らずにかクリトリスを触る……そこで大きな声をあげ、私は体勢を崩した……あまりの事で腰が抜けてしまい、立てなくなり……見上げると、鼻息を荒くした彼等が私を見下ろしていた」 「怖くて、恐ろしくて声も上げられない……なのに……背筋がゾクゾクと震えた……ああ、もうダメなんだ……そう思った瞬間、私は両脚を押さえられ、大きく脚を開かされる……当然、そうすれば私のあそこは丸見えで……好き放題に弄られる……誰かの指が入り口を撫でる……誰かの指がクリトリスをつまんでくる……誰かの指が中に入ってきた時……私はとうとう大きく声を漏らす」 「快楽や痛みじゃない……それすら判らないただ強すぎる刺激……それに翻弄される……ただ、身体は自然と反応して奥からとろとろと濡れ始め、しっとりとあそこを濡らす……感じてるんだ、やっぱり濡れてる、このままやっても良いよな……口々に彼等は好き勝手なことを言うが、抵抗しても無駄な事だけはハッキリと判った」 「中に入ってくる指が増える……1本から2本……2本から3本……それぞれ別の人間の指だろう……それが無遠慮に中を刺激してくる……腰が抜け、脚を開かされた私は強すぎる刺激に声を漏らし、情けなく涙をこぼしてやめて、やめてとお願いするしかない……でも、それも彼等にとっては興奮の材料にしかならなくて……刺激はどんどん強くなっていく……」 「こわされる……そう思った時、ガキ大将の子が命令して一気に指が抜かれる……終わった、これで帰れる……そう思ったのもつかの間……あそこに生暖かい空気がかかる……女はこうすると喜ぶんだ、と自慢げに彼は……私のあそこを食べてしまったのだ……」 「そこからは……もうハッキリとは覚えていない……ただ、指とは違うぬるっとした感触が私の中へ入ってきて……確かにそれは指よりも刺激が柔らかく、甘美で……乱暴にされていると判ってるのに口からは嬉しそうな声が漏れてしまう……ぢゅぱぢゅぱと私のあそこをすする音……そして私を見下ろす他の子達の顔……ガキ大将の彼がいなければ、私は間違いなくその場で輪姦されていただろう」 「私を見る欲情した……獣の様な目を見ればそう理解出来る……実際、その時の私もまるですがるように……私のあそこを舐めてた彼の頭を両脚と手で抑え……言葉には出来なくても離さないでとお願いしていた……それを感じていると思った彼は更に舐めるのを激しくしていく……中に入った舌は更に激しさを増して動き回り、そして指でも入り口を擦られる」 「オナニーすらした事がない私にとってそれは未知の感覚であり、そして抗えない刺激だった……中を舐められると自然と腰が浮いてしまう……入り口を擦られると声が漏れてしまう……周りを囲まれてる状況に恐ろしさと同時に……ゾクゾクとした物を覚える……それが何かも判らず、ただただ……私の身体はどんどん上り詰めていく」 「次第にあそこを舐める音が気にならなくなってくる……恥ずかしいと思ってたけど、その余裕すらない……指と舐められる刺激、どっちがどっちか判らなくなる……ただただ腰の奥がうずいて声が漏れる……ズボンを膨らませた周囲の彼等の視線に……身体の奥が震える……理性は消えて、声が大きくなり……だらしない顔をして……頭の中で火花がパっと散った時……私は初めての絶頂を迎えた」 「大きな声をあげ、脱力した私の状態を私以上に彼等はよく知っていた……オナニーすら知らなかった私は彼にイかされ……そして……ガキ大将は満足げに笑うと『これ』は俺のだからお前等手出しするなよ、と言うと周りにいた彼等は不満そうにしながらも頷いて……ああ、助かったんだと……私は思った」 「……もちろん、自分の物と宣言した以上……これで終わるはずもない……ただ、私は初めての絶頂とこれで本当に終わったんだという安心感から何も考えられなかった……これが私の初めての性の体験だ……」 ;3秒程度間