エピローグ
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;数年後です。大分落ち着いた声音になっています。
;ゆったりした鼻歌からフェードイン
「~~~♪ ……あ、起きた……おはよう。まったく、膝枕で耳かきして欲しい、なんて言うから身重な身体で頑張ったのにすーぐ爆睡しちゃってさぁ……ふふ、怒ってないって。ま、寝顔はじっくり見せて貰ったけどね……ん、どうしたの?」
「……それはまた懐かしい夢を見てたというか、なんというか……くすくす……ううん、思いだしたらなんか笑えただけ……だってあれから結局ずーっと落ち着きなかったからさ……で、落ち着いた理由がこれ……子供出来たからじゃん? 本当、いつまで元気なんだろー、このままセックスで殺されちゃうんじゃないかなーって一時期は本気で思ってたんだよ?」
「くすくす……だから笑えた、って言ったじゃん……ま、身重だししばらく相手してやれてないから昔のただれた頃のを夢に見ちゃったのも判るけど……あー、その……安定期は言ったし、お医者さんも良いよって言ってたからしよっか? ……ふふ、まったくなー……あんだけ毎日こっちがくたくたになるまで求めてきてたのに、今じゃ子供が心配だーって……極端過ぎでしょ、ふふ」
「ま、気持ちは嬉しいから素直に受け取っておくけどね、ありがと、ふふ……ん、どうしたの? ……ああ、そうだったねぇ……いや、うん。別に意識して変えたつもりはないけど……まぁ、女になっていつまでもああいう言葉使いはって自分で思っちゃったし……それにその……やっぱりあなたに少しでもよく見て貰いたかったからさ……前みたいな方が良い?」
「くすくす……わがままだなぁ、もう……じゃ、気が向いたら前みたいな話し方してあげる……でも、期待しないでよ? ずいぶんこういう話し方になったから、変な感じになっちゃうかもだし……はいはい、そういう人だったねー……ほーんと、私……くす……俺の事、好きすぎだろ? まったくさー、子供が出来たってのにすーぐそういう風に言っちゃってさ……くすくす……」
「……ん、どうしたの? ……ふふ、もちろん……これくらいは良いよね……ん、ちゅぅ……くす……うん……大好き……ふふ、赤くなってかわいい……そりゃ、女ですからぁ? 開き直っちゃえば、ねぇ? くすくす……それにもう少ししたら私がまた泣かされるんだからその時くらいまではね、ふふ……だーめ、さっき自分で我慢するって言ったんだから、あとちょっと我慢だよ?」
「それまでは……ん、ちゅぅ……こうやっていっぱいからかって、煽ってあげる……くす……バレた? うん、したかっただけー……良いよね? ……だと思った、ふふ……ん、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅ……うん、私も……俺の時から大好き……愛してるよ、えへへ……ん、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅ……ん、ちゅぅ……*ちゅぱ、ちゅ……ん、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅ……ん、ちゅぅ」
;フェードアウト
;3秒程度間