Track 1

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プロローグ

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 01.プロローグ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ //主人公の正面から近づいていきます。(あまり意識しなくとも) //通してとくに移動とかはないので、向き合って話す感じで1~9の間あたりで普通に 【茅里】 「あ……久しぶり……」 【茅里】 「……お母さんから従兄の兄さんが来って聞いていたけど、  もっと遅い時間って話だったから」 【茅里】 「だから、ゆっくりしてていいよ。  何か飲み物持ってくる?」 【茅里】 「それよりって……なに?」 【茅里】 「……背?   うん、前に来た時よりはたぶん伸びたと思う」 【茅里】 「それでもまだ138センチだけど……。  やっぱり、もっと背が欲しい」 【茅里】 「……もっと大人っぽくなりたい」 【茅里】 「そんな、まだ全然子供っぽいから」 【茅里】 「……どこが大人っぽくなったか、  聞いてもいい?」 【茅里】 「それは……確かに前はあまり話したりしなかったけど、  今は家に私しかいないから」 【茅里】 「って、親がいたら無視するとかじゃなくて……」 【茅里】 「ほら……話そうにも、なんの話をしたらいいのか、  前はわからなかったから」 【茅里】 「……自然?  今の会話がってこと?」 【茅里】 「そう……かな……」 //嬉しそうに 【茅里】 「でも、今まであまり話したことがなかったから……」 【茅里】 「その、嫌われたり面倒がられたりしてたって思ってた」 【茅里】 「本当にそんなことない……?」 【茅里】 「私も、なにを話したらいいかわからなかったし」 【茅里】 「だから……話したくても…………」 【茅里】 「……なんでもない」 【茅里】 「なんでもないの。  気にしないで」 【茅里】 「それはそうと、いつまでいられるの?」 【茅里】 「そう、明日帰っちゃうんだ……」 【茅里】 「家には何もないけど、  せっかくだからゆっくりしていってね」 【茅里】 「あー……家の外に出ても何もないけど」 【茅里】 「……そうね。  きれいな水とおいしい空気はいやというほど」 【茅里】 「数分でおなかいっぱいになるよきっと。  退屈になるから」 【茅里】 「え……私?  その……今日も明日も、とくに用事は入れてない」 【茅里】 「うん、だって来るって聞いていたから」 【茅里】 「……とくに、なにもおもてなしはできないけど」 【茅里】 「お話し? 私と?」 【茅里】 「……うん、嫌じゃないよ。  ただ私は、面白い話ができないし……」 【茅里】 「楽しい? どうして?  今も特に面白い話をしてるわけでもないのに」 【茅里】 「なんでだろうねって……」 【茅里】 「久しぶりに会ったのに、  からかわれてる気がする」 【茅里】 「そんなことなくなくない」 【茅里】 「そんなことなくなくなくなくないの」 【茅里】 「……ふふっ。  きりがないよこれじゃ」 【茅里】 「そうね……私も楽しいかも」 【茅里】 「ん? 急にどうしたの?」 【茅里】 「散歩? さっきも話したけど、  ほんとこのへんはなにもないよ?」 【茅里】 「それでもいいって言うなら私はかまわない」 【茅里】 「あっ……でも散歩にいくなら、  少し時間もらってもいい?」 【茅里】 「うん、準備するの」 【茅里】 「散歩でもお出かけはお出かけだから、  準備は大事」 【茅里】 「大事なの」 【茅里】 「頑張って急ぐから、ちょっと待っててね」 //階段を上がっていくSEとかで終わらせられれば

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