Track 1

再会/キスと見ないふり

;【陽子】の部分はモノローグになります。多少感情は交えても、説明をする感じで ;導入部です。ややナレーションっぽく 【陽子】 「初恋は実らない。よく言われる言葉だし、実際初恋が実る事なんて少ないと思う。好きになる相手がそもそも立場が違いすぎる人……両親や保育園、小学校の先生って事も多いし、同い年だとしても年を重ねれば気持ちは変わって、違う相手が好きになる事も当然だ」 【陽子】 「……なーんて、普通に考えればそうだろうなーって思うけどあたしの初恋に関しては諦めた事は無い」 【陽子】 「理由はある。と言っても、簡単な話で他に好きな人なんて出来なかったし、ずっと好きなままだった。だから、諦めるつもりなんて無い、その程度の話だ。それに自画自賛になるかもだけど、振られるなんて全く考えて無かったのもある」 【陽子】 「あたしの見た目は正直、悪くないと思う。遊びに行けばナンパされる事もそれなりにあったし、芸能事務所のスカウトに話をさせて欲しい、なんて言われたことも数える程度だけどある……ま、それが本物かは話を聞いたことが無いから判らないけど」 【陽子】 「それに、学校の成績も悪くないし、運動も出来る。人付き合いは……うん、我が儘なところもあるから、あまり友達が多いとは言えないけど、それでも仲の良い子はちゃんと居るし、イジメられそうになった事は一度だけあるけど、その時も正面からやり返して酷い結局相手の方が諦めた」 【陽子】 「対して初恋の相手は……運動は人並み程度には出来たけど、勉強は得意じゃなかった。見た目も良いとは言えないし、ちょっと控えめな性格もあって友達も多くは無かったと思う」 【陽子】 「ただ、小学生までは近所に住んでいて幼馴染だと言い張れけど、中学に上がる時に両親の転勤で距離が離れてしまった……幸い、親戚の家、いわゆるうちの本家が近くにあったから、夏休みやお正月には会えたけど、それ以外の時は会えない」 【陽子】 「ずっと好きなのに告白しなかったのは、例え付き合っても会えない時間に我慢出来る気がしなかった。それくらいあたしは好きだったけど、相手にそれを見せて得意げになられるのは悔しいし、何より時間が開いてもいつでも会えば遊べたし、今の関係が十分に心地よかったのもある」 【陽子】 「夏休みやお正月に会えた時に学校での話を聞いたり部屋の様子を見ても、正直に言って女の子との関わりは少なそうだった。オシャレに興味がある訳でも無さそうだし、中学からはマンガやゲームに興味を持ってるみたいだから……年頃の女の子はそういういわゆるオタクっぽい趣味があるだけで距離を置こうとするのも判ってた」 【陽子】 「そう、あたしは安心しきっていた……あたし以外、誰かが好きになるなんて夢にも思ってなかったんだ」 ;3秒程度間 「おいっすー、久しぶりー……って、あれ? なんか見慣れないDVDが……何これ? ……えんげきぃ? えーと、あんたってそういう趣味あったっけ? 前に来た時は無かったと思うんだけど……」 「へー、そうなんだ。今年から……今年からって、なんで今更って感じだけど……だって、1年の時はずっと帰宅部だったじゃん。2年に入ってからって、部活に入るってあまり聞かないけど……なんか理由があったの?」 【陽子】 「事情を聞くと学校の演劇部が人が少なくなり、たまたま演劇部だった同級生が片端から声をかけてる時に捕まってそのまま人数あわせで入部したらしい……本当、お人好しなのは変わらないなぁ、なんて笑いながら話を聞いていく」 「んじゃ、あんたのおかげでその演劇部は廃部にならずに済んだって事か……で、それから本格的に興味を持ったとか? あんた、凝り性だし興味を持つとこういうの普通に買うもんね……あ、そうなんだ。ふーん、親切な部活じゃん」 【陽子】 「DVD自体は部にあった物を借してくれたらしい。まぁ、強引に誘ったのもあってその埋め合わせも兼ねてとか、そんなところだろう。それよりもあたしは自分が知らない事を始めた、という方が興味があった」 「それじゃさ、なんか適当に演技とかやってみせてよ。ふふ、良いじゃん良いじゃん、ほら、別に台詞言うだけでも良いからさ。あんたがどれくらい出来るか、ちゃんと見て評価してあげるって」 【陽子】 「昔から知っている相手が新しい事を始める。しかもそれが好きな相手となれば、どういう風か知りたいのは普通の事だと思う。あたしの催促に最初は渋っていたけど、しょうがないなぁ、と最近練習しているという台本を取り出して台詞を読み始めた」 「ぁ……」 【陽子】 「台詞を喋り始めた瞬間、あたしは驚いて……そのまま、聞き入ってしまう。声は多少作ってるとはいえ、よく知ってる声だ……でも、込められた感情や綺麗な言葉使い……ありふれた台詞なんだろうけど、あたしにはとても新鮮な物に聞こえた」 「……結構上手じゃん、意外な特技っていうのかな? ふふ、ビックリしちゃった」 【陽子】 「本当の気持ちでもあるし、隠してる事もある……演技を聞いて、心臓はずっとドキドキしっぱなしだ。ヤバイ、今までも好きだったけど、今まで以上に……好きになってる。ちょっと切ないけど、それ以上に嬉しい気持ちが大きくなっていく」 「そ、そうだ、久しぶりだしさ、昔やってたゲームでもやんない? ほら、よく協力プレーしてた、えーっと」 【陽子】 「顔が赤くなっていくのを自覚して、あたしは慌てて話題を変えようとする。別に好きな気持ちが嫌じゃないけど、それを指摘されたら恥ずかしい。だから相手を見ないように視線を泳がせて……『それ』を見つけたのは本当に偶然だった」 「……あ、学生手帳……ふふ、そういえばあんたの学校の学生手帳って見た事無かったっけ。中身はうちとどう違うの……か……な」 【陽子】 「机の上に置いてあった学生手帳を開くと自由記帳……真っ白なページにプリクラが貼ってあった。そこには数人の女の子と映ってる物が1枚と……あたしの知らない女と映っているのが1枚張られていた」 「えーと……部活のメンバーかな、これ。それと……これ、誰?」 【陽子】 「出来るだけ平静に言ったつもりだったけど、出た声は逆に感情がなくて変な感じだった。ぞわぞわと胸の奥が変な感じがする……あたしの言葉に彼女だ、と応えられた瞬間……あたしの中で、何かが弾けた」 「……ふーん、そうなんだ。この子があんたを部活に誘った子? ……なるほどね。それでいつから付き合ってるの? ……そうなんだ、まだ付き合って一月経ってないんだ……じゃあさ、この子とエロイ事とかした?」 「あはは、そんなに慌てなくても良いのに。別に普通でしょう? 少なくとも、あたしの周りの彼氏持ちはほとんどが経験済みだけど……ふーん、そうなんだ。キスもしてないんだ……そういえばキスってした事あるの?」 「無いんだ……くす……じゃあ、あんたのファーストキス……あたしが奪っちゃお……ん、ちゅぅ……」 「ん……なんか思ったよりも普通というか、変な感じしないのね……何慌ててるのよ、キスの1つくらい……良いから、ほら……もうちょい付き合いなさい……ん、ちゅ……ちゅぱ、ちゅ……ちゅぱ、ちゅ……ん、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅ……ちゅ、ちゅぅ……」 「ん……はぁ……やっぱり思ってたよりも良い物って感じしないわね。むしろ普通? ……何よ、あたしがしたいからキスしたの。あんたは無理矢理されたんだし、申し訳なく思ってもあたしのせいだって言えば良いじゃん」 「……本当に嫌ならさ、突き飛ばせば? 小学生の頃ならまだしも、今じゃあんたの方が力強いんだから……全力でドンってされれば、あたしだって突き飛ばせるよ? ……くす……しないなら、続けちゃお……ん、ちゅぅ……れろ、ちゅ……ん、はぁ……」 「ちゅぱ、ちゅぅ……ちょっとずつ、良い感じになってきたかも……まだ、やめない……もっと付き合ってもらうから……ん、ちゅぅ……ちゅ、ちゅぅ……はぁ、ふぁ……ちゅぱ、ちゅ……れろ、ちゅ……ん、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅ……ん、ちゅぅ……」 「……そっか、唇重ねるだけじゃなくて、舐めたりした方が良いんだ……って……あれあれぇ? なーんかさ、あたしの脚におっきいのが当たってるんだけど? ……くす……良いよ、あたしは何も見てないし、気づいてない。あんたがそれをどうしようと気にしない……そもそも、あたしが無理矢理キスしてる訳だしね……だから、我慢しなくて良いよ……ん、ちゅぅ……ちゅ、ちゅぅ……」 「はぁ、ふぁ……ちゅ、ちゅぅ……れろ、ちゅ……ん、ちゅぅ……ちゅ、ちゅぅ……ん、ちゅ……ちゅぱ、ちゅ……はぁ、ふぁ……ん、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……れろ、ちゅ……はぁ、ふぁ……あ、んぁ……はぁ、ふぁ……ん、ちゅ……ちゅぱ、ちゅ……ん、ちゅ」 「はぁ、ふぁ……ていうか、これじゃちょっと物足らないかも……ほら、口開けて……良いから、開けるの……ん、ちゅぅ……れろ、ちゅるぅ……はぁ、ふぁ……ふふ、やっぱりこういうキスの方が気分出るね……んぁ、はぁ……れろ、ちゅぱ……ちゅぱ、ちゅぅ」 「れろ、ちゅぱ……ちゅぱ、ちゅるぅ……はぁ、ふぁ……れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……はぁ、ふぁ……れろ、ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅるぅ……はぁ、ふぁ……れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ」 「ちゅぱ、ちゅ……れろ、ちゅぅ……はぁ、ふぁ……やーだ、やめない……言ったじゃん、嫌ならあたしを突き飛ばしなよ、って……あたしは覚悟出来てるよ? あんたが本当に嫌で拒絶される覚悟も、あんたがこのまま受け入れて罪悪感を感じさせる覚悟も……全部、あたしはしてるから……ん、ちゅ……れろ、ちゅぱ……ちゅぱ、ちゅるぅ……はぁ、ふぁ……れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ」 「はぁ、はぁ……ん、ちゅぅ……れろ、ちゅぱ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、ちゅぱ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、ちゅぱ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、えろぉ……はぁ、はぁ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ」 「ん、はぁ……キスってさ、気持ち良いんだね……ん、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ……あんたはどう? あたしとのキス……嫌? ……くす……優柔不断だね、でも……そういうところ、嫌いじゃないよ……ん、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅぅ」 「れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅ、ちゅるぅ……はぁ、はぁ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅるぅ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、えろぉ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……れろ、ちゅぱ……ちゅ、ちゅるぅ……」 「はぁ、はぁ……ん、はぁ……何もしないんだ……ふふ、ううん、別に? ただ、そうね……そっちが何もしなくても、あたしが何もしないとは限らないもんね……ふふ、別に気にしなくても良いんじゃ無い? 良いからほら、キス、続けるよ……ん、ちゅぅ……」 「れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅるぅ……はぁ、ふぁ……れろ、ちゅるぅ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、えろぉ……ちゅ、ちゅぱ、ちゅるぅ……はぁ、ふぁ……あ、んぁぁぁ……」 「はぁ、ふぁ……何してるって……何してるように、見えてるかな……ふふ、あんたがそういう気分になったのも、何かするのも言わないって言ったでしょ? だから、あたしが……あんたとのキスに興奮してオナニーしてても見ない振りして欲しいかな……あ、んぁ……はぁ、ふぁ……ん、ちゅぅ……ちゅ、ちゅぅ……れろ、ちゅ……ちゅぱ、ちゅぅ……んぁ、はぁ……ちゅぱ、ちゅ……ちゅぅ」 「はぁ、ふぁ……れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……んぁ、はぁ……はぁ、はぁ……あ、んぁぁ……ん、ちゅぅ……れろ、ちゅるぅ、ちゅぱ、ちゅぅ……はぁ、ふぁ……れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、ちゅぱ……はぁ、ふぁ……ん、ちゅぅ」 「あ、ああ……んぁ、はぁ……あんたは……ふふ、何でもなーい……ん、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ……あ、んぁぁぁ……はぁ、はぁ……ちゅぱ、ちゅるぅ……あ、ああ……んぁ、あああ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅるぅ……」 「はぁ、ふぁ……んぁ、はぁ……あ、あああ……ねぇ、何もしないならさ……あ、はぁ……手、貸してよ……良いから、ほら……あ、んぁぁ……はぁ、はぁ……うん、このままおっぱい触ってて……良いから……あんたに……触ってて貰いたいの……ん、ちゅぅ」 「れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……はぁ、はぁ……あ、んぁぁぁ……れろ、ちゅぱ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、えろぉ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、ちゅるぅ……んちゅ、ちゅぱ、ちゅるぅ……あ、んぁぁ……えろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ」 「はぁ、はぁ……あ、んぁぁぁ……うん、それくらい強くて大丈夫……大丈夫、だから……あ、あああ……ん、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅるぅ……んぁ、あああ……れろ、ちゅるぅ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、ちゅるぅ」 「はぁ、はぁ……あ、あああ……れろ、ちゅるぅ……んちゅ、ちゅぱ、ちゅるぅ……あ、あああ……んぁ、あああ……れろ、ちゅるぅ……んぁ、はぁ……あ、あああ……れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅるぅ……ふぁ、はぁ……あ、んぁぁ……ちゅぱ、ちゅるぅ」 「はぁ、はぁ……ふぁ、あああ……や、ダメ……ごめん、イク……イっちゃう……やぁ、顔背けるなぁ……ちゃんと見るの……あたしがイクところ……ちゃんと……見てなさいよぉ……あ、あああ……んぁ、あああ……ふぁ、はぁ……はぁ、はぁ……あ、あああ……」 ;オナニーでのイキなので、あまり大きな声にならない程度に 「ん、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ……ふぁ、あああ……はぁ、はぁ……れろ、ちゅるぅ……ふぁ、あああ……んぁ、あああ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、ちゅぅ……ひぁ、あああ……あ、あああ……んぁ、はぁ……あ、んぁ、あ、ああああああ……っ」 「はー、ふぁー……んぁ、はぁ……えへへ、イっちゃった……ん、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……はぁ、ふぁ……れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ……はぁ、ふぁ……れろ、ちゅぱ……ちゅぱ、ちゅぅ……はぁ、ふぁ……ちゅぱ、ちゅるぅ」 「……何でとか、どうしてとかさ……そういうのよりは今は……キス、して欲しいんだけど……そっちからはしてくれないの? ……ふふ、彼女さんに悪くて出来ない? でも、突き飛ばしたりはしないんだ……本当、優柔不断……だけど、優しいね、ふふ」 「……でも、あたしはそんなあんたの優しさにつけこんで、キス続けちゃう……さっきも言ったでしょ、嫌なら突き飛ばしてよ、ふふ……ん、ちゅぅ……れろ、ちゅぱ……はぁ、ふぁ……ん、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅるぅ……はぁ、ふぁ……れろ、ちゅるぅ」 ;フェードアウト ;3秒程度間