職場の彼女
;お仕事中の彼女です。喋り方はベッドの時とは違い、キリっとした感じで
「お待たせしました、私が……あら、今日は休みだったわよね? わざわざここまで来て、どうしたの? ……様子を見に来たって……もう、どうして通しちゃったんだか……仕事中だからあまり時間は取れないわよ?」
「……確かにもうすぐ休憩だけど……まだ一時間くらいはあるわよ。それまで待ってるの? ……そうまでしてくれるのは嬉しいけど、それならお家のお掃除とかしておいてくれるともっと嬉しいんだけど? ……ふふ、だと思ったわ」
「……あ、はーい。今行きます……悪いけど、呼ばれたから、どこかで待って……え? ……あの、そんな気を使って貰わなくても……すいません、ありがとうございます。はい、それじゃあすいませんが先に休憩取らせていただきますね」
「もう……あなたが来たからって休憩、早めにくれるって……喜ばないの。その分、他の人が大変になったりするんだから……ん、判れば良いの……じゃあ、とりあえず昼食も兼ねてどこか行きましょうか。ここに長居しててもだしね」
;移動します。10眇くらい呼吸音
「……………………」
「あのね、黙っていられると困るんだけど……やっぱり違うなって、何が……あのねぇ、仕事の時とお家に居る時が違うのは当然でしょうが……というか、私はまだ変化が小さい方だと思うんだけどね……会社であたし、なんて言う訳ないでしょ、もう」
「これでも職場では一応、そこそこ出来る人って扱いされてるからね。気を抜いてまったり、なんてしないわよ……別人みたいって言うな。最初に知り合った時は……そうね、結構リラックスモードだったから、むしろあっちの状態だったわね、うん」
「だからって、わざわざ見に来る程? ……ギャップが良いって、もう……本当、そういう所は素直というか、行動的というか……褒めてないからね? ん、何よ……ああ、前に言ってたの、覚えてたんだ……ま、こういう感じだしね。たまにアプローチとかもあるわよ? 全部断ってるし、ほとんど会社が終わったら家に帰ってるの知ってるくせに……そういう事、大丈夫よ、心配しないで」
「……はいはい、まったく……ベッドの上での私はあなただけしか知らないの。それで満足? ……もう、本当に嬉しそうにしてバカなんだから……悪い気はしないけどね、ふふ……ん、そうね。まぁ……昼食の間にちょっと気を抜くくらいなら……良いかな?」
;ここからお布団モードに近い感じで
「くす……はいはい、じゃあ行こ? ちょっと遠目の所にね……会社の人に見られたくないもん……そういう事、こういうあたしはあなただけの物、ってね……ん、ちゅ……ほら、ほっぺ以外の場所にもキスが欲しかったら急がないと……って、慌てすぎだよ、もう……ふふ、うん、いこっ」
;3秒程度間