奴隷階級の少年
奴隷少年の話
或るところに絶対的な権力を持つ女帝が支配する国家が存在した。
その女帝は美しく高貴で理知に富み、女性をそのカリスマ性で従え、男性をその性的魅力で従えた。
国内は素晴らしくバランスの取れた政治が行われて、その国に住む人々は誰もが不平不満を持つことなく幸せに暮らしていた。
いや、一部例外があった。国内の誰もやりたがらないような仕事、誰にも卑しいものと認識されるそのような仕事を代々受け継いで
家業としている人たちがいた。彼らは所謂「奴隷階級」のようなもので、仕事以外の面でも様々な不利益を被っていた。
人間社会には、どこかに多数の人々の息抜きとなる存在が必要だ。それは光と闇の面があり、光の面は、煌びやかな衣装に身を包み
見るものを魅了する芸などを行う人。闇の面は、その真逆。薄汚れた格好に身を包み、誰もやりたがらない、汚い卑しい仕事をこなして、
正々堂々町中を歩けず、子供などに石を投げられても何も文句も言えない、そんな人々である。
奴隷階級の少年の話である。彼は18歳。父親も母親もまたその親もみなある仕事を家業として行ってきた。
それは、支配階級の人々の「性欲処理」。言葉を変えれば「性奴隷」である。彼の父親は軍のとある部隊の女隊長の慰み者になってもう25年経つ。
一日中女性器を舐めさせられたり、排泄物を食べるように命令されたり、自慰行為をし続ける事を命令されたり、足で陰茎を踏みにじられたり。
少年は18歳になるまで父親の仕事の詳細を知らなかったが、18歳になった時父親から仕事の話を聞かされて、そして、かわりを告げられた。
まだ通常の性行為もわからない少年が、支配者層の女性の慰み者として勤めをしなければならない。
同じタイミングで、軍の女隊長も変わった。前の隊長の娘である、19歳の女性になった。
女性ではあるが身長は170センチを超えて、細いが適度に筋肉のついた引き締まった体をしてる。
顔も整っていて涼しげな印象を与える。
少年はその女性、自分がこれから長い期間性奴隷として仕えるであろう主と出会った。
少年は知っていた。自分の一族が差別される階級であること。決して上の階級の人とは対等な立場に立てないこと。
少年は恋をしていた。平民階級に属する、同い年の少女。その子は誰にでも優しい子で、少年とも対等に接してくれた。
華奢な体つきだが、読者や絵を描くのが好きで、難しい文字が読めない彼に時々平易な物語を聞かせたり、また彼の家の周囲の風景を描いて贈ったりしてくれた。
少年にも性欲はあった。あったという表現は控えめで、人並み以上にあった。恋い焦がれた相手ではないが、女性として魅力的な面が多い、年が近い人と交われるのは
純粋にうれしいと思った、が、性奴隷の役割をまだ理解してなかった。
軍隊の訓練を終えて汗をかいた主がやってきて、シャワーも浴びずに、彼に命令を下した。
軍の靴を脱がせて足を舐めてきれいにしろと。
少年は靴をそっと脱がせて、主の足を手に取った。汗ばんだ足は人が本能的に拒否反応を示す臭いを発する。
その足を舌で舐めた。臭いも彼を不快にしたが、それを舐めたことでさらに臭いを強烈に感じ、また汗の塩辛い味が口内に広がり
彼は泣きたくなった。18歳の、異性の生身の体もまともに見たことがない少年が、汗ばんだ軍人の女の足を舐めてきれいにする。
少年が今にも泣きそうな顔をしてるのを見た主は冷たい言葉で言い放った。「その表情、次同じ表情をしたら足舐めを1時間ずっとさせるぞ」
少年は泣きそうな瞳のまま無理やりな笑顔を作りながら1歳年上の、幼いころから英才教育を受けてきた支配者層の女性の足をただ舐め続けた。
10分ほど舐めて、臭いにも味にも慣れてきたころ、少年は自分の下半身が少し屹立したのを感じた。そのことに、ただ悲しさを覚えた。
しかし泣きそうな顔はできない。笑顔で足を舐め続けた。気づいたら下半身は完全に勃起した。18歳の少年は泣きそうな瞳と無理やりな笑顔と勃起した下半身という
矛盾した体の反応に心がだんだん重くなるのを感じた。主の声が響いた。「ほう。足を舐めて勃起か。性奴隷の分際で。まだ足を舐め続けろ。勃起がしずまったら舐めるのを
やめさせてやろう」少年が舌をぺちゃぺちゃとさせて足を舐める音がその後その部屋に3時間響いた。少年の勃起は一度もおさまらず、主が愛想をつかすまでの3時間、
足舐めは続いた。少年は我慢汁だけで下着をぐっちょりと濡らして、いつか恋い焦がれてた少女が本の読み聞かせの中で教えてくれた言葉を思い出した。
「マゾとサドっていうのはね、うーん、簡単にいうと心が苦痛に満たされた時にそれへの対処として苦痛を快楽に変えるのがマゾ。
心が欝々としたときにそれへの対処として欝々感を他人にぶつけて発散するのがサド、かな?ごめん、私もよくわからない、もっと深いかもしれないし、もっと単純なのかもしれない。
ただ、この本には、生まれつき決まってるって書いてあるけどね」
僕はマゾだったのかな…少年はそう呟いて、主が残した軍隊の靴を手に取り、その匂いをすーっと嗅ぎ、下着の上から陰茎を数回さすって、精を放出した。
主の細いが引き締まった足を思い浮かべて、明日も舐めされられるのかな…と思い、それを期待してる自分に戸惑いながら、シャワーを浴びて、帰路についた。
途中、恋い焦がれた少女の家の前を通る。窓から少し少女の横顔が見えた。楽しそうに家族と話しながらスープやパンを食している。
以前ならその姿に胸が熱くなったが、今は何も感じない、ただ、女主の汗ばんだ足の臭いと味が思い出されて、蔑んだ視線も思いだされて、勃起しながら家についた。
その晩 少年は女主の汗ばんだ足を舐めた時の味や感触を思い出しながら、陰茎を何度も擦り精を沢山だして頭が重く暗い感情に包まれて、眠りについた