ヘッドマッサージと肩マッサージ
(正位置・通常)
そうと決まれば、家主さん。
ここに座って下さい。
(SE:座布団をぽふぽふする音)
(正位置・通常)
あ~、違いますよ~。
面と向かって座るんじゃなくて、後ろを向いて座って下さい。
向かい合ってたらマッサージできないじゃないですか。
(右・通常)
・・・恥ずかしいし。
(正位置・通常)
いいから。
ほらほら。
早く座って下さい。
(やや間)
(後ろ:正位置・通常)
はい、いいですよ。
それでは、幽ちゃんがた~~っぷり
(後ろ:正位置・通常から接近)
マッサージしちゃいますね。
(マッサージ開始)
(後ろ:正位置・接近)
それでは、まずは~。
頭の両サイドをゆっくりと揉み解していきます。
(サイドをマッサージ中)
(後ろ:右・接近)
家主さん、力加減はいかがですか?
強すぎたりしませんか?
(後ろ:左・接近)
はい。
りょーかいでーす。
では、この力加減で続けますね。
(サイドをマッサージ中)
(後ろ:正位置・接近)
ふう。
なかなか・・・、んっと・・・、力がいるんですね。
幽霊は力仕事はしないので、こんなに力をこめたの、本当に久しぶりです。
そうですね。
幽霊は基本、人を怖がらせるものですから、力仕事は含まれないんですよね。
(サイドをマッサージ中)
(後ろ:正位置・接近)
はい、では次はてっぺんです。
(頭頂をマッサージ)
頭のてっぺんをマッサージって、意外と気持ちいいですよね。
実は、私、マッサージの練習で自分の頭を自分でマッサージしたんですけど、気持ち良くてうっとりしちゃいました。
それに、ここのマッサージって・・・。
(後ろ:左・接近)
ハゲにも効果があるらしいです。
(後ろ:正位置・接近)
え、あ、家主さんは大丈夫ですよ。
まだ。
・・・まだ・・・。
あ、え~と。
ストレスとかに効果あるらしいので、いっぱい揉んでおきますね。
(頭頂をマッサージ)
仕上げに~。
つむじ♪
えい、えい、えい。
えへ。
つい、やりすぎちゃいました。
ゴメンナサイ。
おわびに。
(後ろ:右・接近)
なでなで。
(後ろ:左・接近)
なでなで。
(後ろ:正位置・接近)
家主さんって、カワイイですね。
うふふ。
それじゃ、マッサージを続けます。
ええと、次は頭の後ろです。
(後頭部をマッサージ中)
(後ろ:正位置・接近)
あ、ここ。
頭と首の付け根のところ。
ここって、目の疲れに効くんですよ。
家主さんはパソコンやスマホをよく使うから、疲れ目じゃないですか?
ここは特にしっかりマッサージしておきますね。
(後頭部をマッサージ中)
(後ろ:右・接近)
家主さん、どうですか~?
よく見えるようになってきたでしょ~?
ぷっ、な~んて。
そんなすぐに効果が出るわけないじゃないですか。
(後頭部をマッサージ中)
(後ろ:正位置・接近)
このまま、首筋へ~。
(首筋をマッサージ)
ん?
くすぐったいですか?
ふ~ん。
(後ろ:左・接近)
(耳に息吹きかけ)
ふ~~~。
ダメですよ。
じっとしてて下さい。
めーっですよ。
(首筋をマッサージ)
(後ろ:正位置・接近)
ついでに肩も~。
(肩マッサージ)
(後ろ:正位置・接近)
家主さん、凝ってますねえ~。
(後ろ:右・接近)
すっごく固いです、家主さん。
カッチカチですよ。
(後ろ:正位置・接近)
ん、ん、ん。
肩こりは、運動不足も原因なんですよ。
生きてる間は、適度に運動して下さいね。
若くてもポックリ逝っちゃうことあるんですからね。
(後ろ:左・接近)
分かりましたか?
(後ろ:正位置・接近)
分かればよろしい。
うふふ。
(肩マッサージ)
(後ろ:正位置・接近)
ふう。
では、最後にもう1度。
ヘッドマッサージです。
前から後ろへ引っ張るように。
(前から後ろへ引っ張るマッサージ)
ふう。
もう1度行きますね。
(前から後ろへ引っ張るマッサージ)
・・・ふぅ。
はい、これでヘッドマッサージは終わりです。
(後ろ:右・接近)
家主さん、お疲れ様でした。
(息吹きかけ)
ふ~~~~。
今のはサービスです。
えへ。