トラック1 カウンセリング
(SE:扉開く)
(SE:足音少しだけ)
(咲、入室)
咲 「あ、先輩。あの……。あ、はい。」
(SE:扉閉まる)
(SE:足音)
咲 「ここに、座れば良いんですか……?(SE:席に座る)ありがとうござ
います。
何と言うか……。知り合いの方にカウンセリングだなんて、ちょっと照れますね…
…あはは。
あ、あの、その、け、決して先輩のこと、頼り無いとか、考えていませんよ?
ただ、こんなこと、慣れていないと言うか……。
先輩に話すのは、やっぱり恥ずかしいと言うか……。
あ、私はコーヒーで良いです。」
(SE:水を注ぐの音)
(SE:カップをテーブルに置く音)
咲 「ありがとうございます、先輩。」(SE:カップを取る音)(一口飲む)
咲 「ふぅ……。先輩のコーヒーを飲むと、やっと帰って来たって実感しますね。
救出されてから暫く、ボヤッとしていたと言うか、自分の居場所が分からなくて。
あ、いえ。先輩が謝られることは……!
敵の罠に気付かなかった私のミスなんです。サポート役があの程度の罠に気付かなかったと
は、一人前になっていない証拠でしょうね。でも、仲間達の為に頑張りました。
他のメンバーが離脱出来ますように、現場での時間稼ぎ程度でしたけど、最善は尽くせまし
た。
捕虜にされず逃げ切っていたら最高でしたけど、世の中、そんな簡単じゃないですね。はは…
…。
でも貴重な戦力のヒーロー達が生け捕りにされるよりは、私なんかが捕まえた方が色々損失
を防げますし……。」
咲 「えっ……先、輩……?どうしたんですか、そんな怖い顔で……?
『お前も大切な隊員。自分を軽視してはならない』……ですか。
「あ……あはは……すみません。そんなつもりではなかったんですが……。
でも、先輩にそう言われて、ちょっと嬉しいです。
やっぱり、先輩は良い人です。
末端の後輩の私にも気を遣ってくれて。
あ、顔真っ赤ですよ?もしかして照れてるんですか?可愛い̶̶。
あはは……はい。お陰様で楽になりました。カウンセリング、始めて良いですよ。
あ、はい。体は特に異常ありません。
拷問……ですか。いいえ。危害を加えたりはしませんで
した。
意外に思われるかも知れませんが、彼女達は私に好意的でした。
監禁はされていたんですが、施設も悪くなかったし、別に苦しまれてはなかったんです。
恐らく、私が彼女達と同じ、女だからでしょうね。
尋問、ですか。うん……。確かに最初は色々と聞かれましたけど、
私が新入りの末端って知って、問い詰めることも無くなりました。」
咲 (SE:椅子から立ち上がる)「まさか、
私が情報を漏らしたとでも考えてらっしゃいますか!?
私、新入りですけど、決して組織を売り渡すようなことはしませんよ!
あ。すみません、先輩。
そんなつもりじゃ、なかったはずなのに。つい……。
(SE:椅子に座る)
捕虜になっていた間、どうやらストレスが溜まっていたみたいです。
以前より気が短くなってるし……。
分かってくださってありがとうございます、先輩。」
咲 「見ず知らずの場所で、敵対関係の人々に監視されるのって……。
あれ程までに辛いことだったとは、知りませんでした。
自分なりには覚悟を決めたんだと思っていたのに、まだまだですね。あはは……。
でも……でも、私、最後まで頑張れました。先輩のこと……。
あ、私ったら、何を……。何でもないですよ、先輩。何でも。」
咲 「え……っと……。本当に何でもないんですってば。本当なんですよ……。
うぅっ……。先輩、今日はやけにしつこいですよ……?
こないだまではこうじゃなかったのに。
心配だから……ですか。ふふ……やっぱり先輩は、良い人です。
でも、本当に何でもない話ですよ……?どうしても聞きたいのですか……?
後悔……しないでくださいね……?」
咲 (深呼吸)「ふぅ……ふぅ……。じゃ、じゃあ、言いますよ……?
私……先輩のことを思いながら耐えました。
ふふ……。以外ですか?
やっぱり……気付いてなかったんですね。
こう見えて、アピール、頑張ったつもりなのに……。
先輩って良い人ですけど、男としてはちょっと鈍いと思います。へへ……。」
咲 「あそこで、幾ら後悔したか……。
何も分からない状況での、未練とも言えましょうね。
こうなるんだったら、先輩に告白しとくんだった……って。
ですから、こうやって帰って来れた今、いきなりですけど……言ってみます。
先輩、好きです。」
咲 「きゃっ、言っちゃった……!と言うか……。
言ってしまえば、心地良くって。
何か恥ずかしいですね。へ、へへ……。
あ、ちょっとストップ!ストーップですよ、先輩!
今、答えようとしましたね?やっぱり……。
先輩、あの、宜しければ、その答え……。後で聞かせてくださいませんか?
私、実は……。今大丈夫そうに見えて、本当は胸がときめいてて……。
先輩の答え、聞いちゃったら倒れそうです。良い方向でも、悪い方向でも……。
ですから、もっと考えてから答えてください。
勝手に告白しておいて、我が侭まで言ってごめんなさい……。」
咲 「へへへ……ありがとうございます、先輩。
どうせですから、もう一つだけ、お願いして良いですか……?
キス……して良いですか……?
あ、顔真っ赤になってますよ、先輩。
ふふ。すみません。先輩の反応が面白くって、つい。
あ。でも、ふざけてないですよ?
ただ……告白しちゃったから……いずれは先輩の答え、聞くことになるから……。
その時になると……こうやって先輩と気易く話せないかも知れませんから……。
そう思うと、だったらせめて、せめて先輩の唇を、一度だけで良いから欲しいと。
どうしてもそう思っちゃって……。私って、我が侭ですよね……。へへ……。」
咲 「ダメ……でしょうか……?
あ……!ありがとうございます、先輩!絶対忘れませんから!
ふぅ……。夢に夢見た先輩とのキス……。
出来る……。最初で最後なのかも知れないから……!
せめて、一生の想い出になるキスを……!
それでは、先輩。そのままじっとしててください。
私が……私の方から、行きます……!」
(キス)
咲 「ふぅ……ふぅ……。
ど、どうでした、先輩?私……ちゃんと出来ました……?
は、初めてのキスですけど、ドラマや映画を見て練習したんです……!」
(無言)
咲 「先……輩……?私……もしかして、何か間違えたのでしょうか……?
(下を向いて)あ……!せ、先輩……。これってもしかして……私の……せいですか……?
何と言うか……嬉しいような……ちょっと恥ずかしいような……。
も、もしかして、先輩もその……初めて……でしたか……?
そ、そんな……先輩は女慣れしていると思ってたのに……!
私、勢いでとんでもないことしちゃったのでは……!
うぅ……ごめんなさい、先輩……。」
(沈黙)
咲 「や、やっぱり……収まらないんですね……。あはは……。
い、いえ。先輩もお年頃の男子ですから。と、当然なのです……!
私の方こそ、先輩にご迷惑をかけて……。
あの……先輩……?
その……初めてのキスを奪ったお礼に……と言うのもおかしいですけ
ど……私が……処理してあげても宜しいでしょうか……?
いいえ、やらせてください!
遠慮しなくて良いです。このままじゃ辛いんでしょう?
カウンセリングの時間はまだ残ってますし……大体原因は私ですから……。
だ、大丈夫です!
初めてですけど……万一に備えて動画で勉強しましたので!きっと、きっと大丈夫です!
ですから、私に任せて楽にしててください。」
(SE:脱衣)
咲 「あ……これが、実物……。
何か、動画で見たのよりは小さいけど、可愛いかも……。
おぉ……思ったより堅いけど……ちょっと柔らかく熱い……。
想像とは違うような……不思議です……。
で……では、先輩。動き……ますね?
あ……その前に……。
(SE:唾液を垂らして塗る)
どうですか、先輩?あ、冷たいですか?
でも……こうしないと痛いと……少し、我慢してください。」
(SE:手コキ:ゆっくり)
咲 「どう……ですか?一応、動画で見た通りにしてますけど……。
全体を撫でるようにそっと掴んで、ゆっくりと上下に動いて……。
あ、先輩。顔に出てます。気持ち良いんですね?
今まで見た中で一番無防備な顔してます。はは。
初めてだからちょっと心配だったけど、お気に召されたようで安心です。
もっと気持ち良さを感じてください。遠慮も我慢も要りません。
素直に感じて欲しいんです。その方が、先輩も気持ち良いし、私も嬉しいですから。
そうでしょう?」
(SE:咲、近づく)
咲 「先・輩。」
咲 「あはは。先輩、今の声、とても可愛かったです。
いつも真面目で格好良く構えてた先輩が、ああ呻いちゃって……。」
咲 「こう密着して囁くのが、そんなに気持ち良いですか?
先輩がお望みなら、ずっとこうやって囁いてあげます。
女の子が耳に囁きながらおちんちんを上下に撫でるのをお望みとは……。
先輩、変・態・です。」
咲 「はは。先輩、今怒ろうとしました?
そんなに弱い小声で?
「もしかして、早さが気に入りませんでしたか?
すみません、先輩。初めてですから。この程度で良いと思ってました。」
(SE:手コキ:普通の早さ)
咲 「どうですか?この早さで良いですか?
ふふっ……。表情からには、聞くまでもなかったようですね。
この音、聞こえますか?
ジクジクと。先輩のおちんちんと私の手が絡み合って鳴らすこの嫌らしい音が。
最初よりもっとエッチになりましたね?
先輩のおちんちんから出た我慢汁が、私の唾液と合わさった音ですよ?
信じられませんか?でも事実です。」
咲 「私の手を嫌らしく汚しているこれ。
先輩のおちんちんが快楽に溺れ、私の手に媚びている証拠そのものなんです。
ああ……。必死に我慢しながら、小声で否定する先輩の姿……。
とても興奮します。動画とは比べられない程……。
もっと、先輩のこと、好きになりました。
ですから、先輩も私のこと、好きになれたらと思うんです。」
咲 「どうですか……?
シコシコ……シコシコ……。
自分のこと好きって告白した、後輩の手コキは……?
今こう囁く瞬間にも、先輩のおちんちんが私の手の中で蠢いています。
まあ、息が荒くなりましたね。
私、これ知ってます。
今、先輩の精液が……私の手に飛び込みたくて、中の方から暴れているんですね?
違う……?ふふ……ウ・ソ・ツ・キ。私、結構目は良い方ですよ?
そりゃ、先輩の顔、信じられない程に乱れて、ヨダレで口の周りが濡れていますから。
動画で見た、絶頂寸前の男達の表情にそっくりです。
でも、ちょっと早くないですか?私、まだ余裕ですけど。ふふ。
冗談です。これ以上焦らすと、先輩が可哀想。これ位にして、射精させてあげます。
代わりに、もう一度キスして、良いですか?
先輩?まだ答えを聞いてませんよ?
気持ち良い射精、したくないですか?
このままだと……射精には至らないと思いますけど……。
それでも宜しいんですか?
困った先輩ですね。
私は謝罪のつもりで、先輩を気持ち良く射精させる為に、恥ずかしいのを凌いで嫌らしい格
好でおちんちんを扱いているのに……。
どうせ一度したんですから……二度しても良いんじゃないですか?
はい。そうです、先輩。私はその素直な先輩が好きですから。ふふ。」
(キス)
咲 「女の子との二度目のキスはどうですか?先輩。
気が飛んじゃう程、気持ち良くないですか?
あら、先輩らしくない、淫らな姿ですね。ふふ。
でも、これで終わりではないんです。」
咲 「約束通り……。気持ち良い射精へと導いてあげます。」
(SE:手コキ:早く)
咲 「この程度なら、もうすぐ射精出来ると思います。
違いますか?ふふ、何を仰るのか分かりませんね。
良いです。答えは要らないから。否定したいなら、耐え切ることで証明なさってください。
まあ、無理でしょうけど。」
(SE:抱き付く)
咲 「先輩の体……暖かいです。
背中も広いし……。女の子とここまで密着したこと、ありますか?
ふふ、そんな訳無いですね。ここに女の子は、私しかいませんから。
それにキスだって初めての男性が、こうやって匂いが嗅げる程、女の子と密着したこと、ある
訳が無いのです。
謂わば、童・貞。
本当、以外です。先輩が童貞とは……。ふふ。
どうです?初キスを私で卒業したんですから……童貞も……?
ふふふ。おちんちんが蠢くのが感じられます。
男として恥ずかしがる所だと思いますけど……射精を煽ることになるとは……。
もしかして、先輩。私に弄られて気持ち良いのですか?
ふふ、意地悪言ってみました。そんなに嫌がられなくても……。
さあ、それでは、気持ち良く……射精してください。
変・態・先・輩。」
(SE:射精)
咲 「ふふふ。すごい勢いですね。
普段、オナニーもなさらないみたいですね。
すごい量……それにすごい匂い……。
初めて嗅ぐ匂いですけど、悪くありませんね。
私好みかも……。」
咲 「え……。先輩……?
顔色が悪いですけど何か……。
うああっ……!なんてことを……。
大好きな先輩に、こんなに迷惑をかけちゃって……!
す、すみません、先輩。私、何か……すごく酷いことをしたよう……な……!
うぅ、は、恥ずかしすぎて頭が上がりません……!
さ、先に行きます。お疲れ様でした、先輩!
どうぞ、どうぞごゆっくりお休みください!」
(SE:咲、走って退場。扉閉まる)