Track 5

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家でイチャイチャ

//部屋です。主人公の左隣に舞結が座ってます。距離30cmくらい //※くっついてはいないです。舞結の声は左側から聞こえる状況です。 【舞結】 「お弁当美味しかった?」 【舞結】 「うー、何度でも聞きたくなるんだもん……」 【舞結】 「本当に美味しかった?」 【舞結】 「あはっ。  じゃあ今度は別なの作るね」 【舞結】 「何がいい?  和洋中なんでもいいよ」 【舞結】 「いん? いんって何?」 【舞結】 「ああー、インドのいん!  しるしね。って、カレー?」 【舞結】 「素手で食べるのは食べに行くから、  普通のカレーでもいい?」 【舞結】 「うん、作れるよ。  任せて」 【舞結】 「そうだ、デザートあるんだから食べないと!」 【舞結】 「う、袋がちょっと遠かった……。  んしょ……っと」 //ここだけ、ちょっと声が離れます。 //SEガサゴソ。 //次のセリフから距離戻ります 【舞結】 「えへへ、お兄ちゃんは、プリン。  私は、レアチーズケーキ」 【舞結】 「でね、でね。  これ、どっちも食べたくない?」 【舞結】 「でしょ?  でもね、同じのだと1種類しか食べられないじゃん?」 【舞結】 「だから別々のにしたの。  あ、お兄ちゃんはプリンもレアチーズケーキもオッケー?」 【舞結】 「じゃあ~……ちょっと待ってね。  えっと、こうして……これくらい、かな……」 【舞結】 「はい、あーん」 【舞結】 「いいからっ!  遠慮するのも恥ずかしがるのも無しっ」 【舞結】 「ほぉら、あ~ん」 //かなり近づいてください。 【舞結】 「口開けて~  ……はい、あ~ん」 【舞結】 「……んん~、どぉ?  美味しい?」 【舞結】 「じゃあ私も。  んん……んんんっ! 美味しいっ!」 【舞結】 「あ、お兄ちゃんのプリンも一口もらうね」 【舞結】 「え、待ってって何が?」 【舞結】 「わ、私も……?」  私はいいよぉ! 恥ずかしいから!」 【舞結】 「するのはいいの!  されるのはやばいの!」 【舞結】 「や、やばいの……」 【舞結】 「あーんって言われても……」 【舞結】 「……うぅ」 【舞結】 「ぁ、あ~ん……」 【舞結】 「んああっ、美味しいぃっ!」 【舞結】 「もう一口は、だ、大丈夫だからっ。  私は一口しかあげてないし!」 【舞結】 「うぅ、私がするだけだったのにぃ……」 【舞結】 「……くれるの?  もう一口?」 【舞結】 「……う、うん」 【舞結】 「……あーん」 【舞結】 「はう……美味しいけど恥ずかしい……」 【舞結】 「って、私も二口めあげるのっ。  はい、あーんしてっ」 【舞結】 「にーがーさーなーいー。  ほぉらっ、はい、あ~ん……」 【舞結】 「だ~め。  はい、あ~んして、お兄ちゃんっ」 //近づいてください。 【舞結】 「うふっ、可愛いっ」 【舞結】 「年上の人にあ~んするのってやばいね。  なんかすっごく満足」 【舞結】 「美味しいのも満足。うん」 【舞結】 「……こういうのしたかったんだ。  デザート準備しててよかった~」 【舞結】 「でもさすがにファミレスとかじゃできないでしょ?  ここでしか味わえない恋人気分」 【舞結】 「……こういうの、ほんと憧れてたんだ」 【舞結】 「並んで座ってるだけでも、  なんかそれっぽくて満足してたんだけどね」 【舞結】 「あはっ、一つ夢が叶っちゃった」 【舞結】 「って私、わがまま言っちゃってたよね。  今更だけど、ごめんね」 【舞結】 「可愛いわがままだからいいの?  可愛くないわがままってある?」 【舞結】 「――そっ、そんなこと言わないよ? 私。  いつでもどこでも、なんて」 【舞結】 「まあ、いつでもどこでも、  二人の世界には浸りたいって思うけど」 【舞結】 「ちゃんとわきまえてます。  うん、私いいこ」 【舞結】 「えへっ、自分で言っちゃった」 【舞結】 「……ありがとう。  お兄ちゃんにいいこって言われるとやっぱ嬉しい」 【舞結】 「あと、可愛いも嬉しい」 【舞結】 「えへへ……そうやってすぐ言ってくれるから嬉しい」 【舞結】 「……ねえ、肩に寄りかかってもいい?」 //ここから肩に頭を乗せて寄りかかる距離での会話です 【舞結】 「わ、意外とたくましい……」 【舞結】 「私重くない?」 【舞結】 「一般的な頭の重さくらいって言われても、  一般的な人間の頭の重さが分かんない」 【舞結】 「わ、そんなにあるの?」 【舞結】 「私おばかだから、からっぽなぶん軽いかも」 【舞結】 「えっ、いい重み?」 【舞結】 「……うん。  私もすごく近くにお兄ちゃんを感じてるよ」 【舞結】 「あ~あ、早く大人になりたいなぁ……」 【舞結】 「ほんと? 待ってくれるの?」 【舞結】 「お試し期間長いよね、それじゃあ」 【舞結】 「それでもいいって言ってくれるから、  やっぱり好きだなぁ」 【舞結】 「……あっ。  この単語、恥ずかしくなるから封印してたのに……」 【舞結】 「俺も……?  ……ぬふっ」 【舞結】 「だめっ、嬉しさがこみあげてくるっ」 【舞結】 「……あったかいよね、お兄ちゃん」 【舞結】 「お腹いっぱいだから眠くなる……」 【舞結】 「あ、でもお泊りはまだだめかな」 【舞結】 「ほぉら、それそれっ!  その『わかってるよ』が優しすぎるんだってば」 【舞結】 「それできゅんきゅんくるんだから……」 【舞結】 「大人の余裕、おそるべし」 【舞結】 「あ、でも前に、お互いにって言ったでしょ?  だから甘えたいときは言ってね」 【舞結】 「何ができるかわからないけど、  できることなら私がお兄ちゃんにしてあげるから」 【舞結】 「その……え、えっちなことじゃなければ、  たぶん……大丈夫、だから……」 【舞結】 「お、大人の女性的な魅力は、  まだまだ磨いている最中だから……」 【舞結】 「じゃあどうなのかな……って、なにかして欲しいことあるの?」 【舞結】 「なんでもなくなーい。  なんか言いたそうだったもん」 【舞結】 「言ってみて言ってみて。  ほらほら、言うだけはタダだから」 【舞結】 「ダメなことなら、その……また今度ってことで」 【舞結】 「でも言わなきゃわからないでしょ?  だから言って。ね?」 【舞結】 「……膝枕?」 【舞結】 「…………う、うん。  大丈夫。それは許される範囲かな」 【舞結】 「あっ、でも私ふとももぱんぱんだから――」 //ちょっと距離開きます。それでも4~50cm程度 【舞結】 「って、もう体勢がすでに狙ってるぅ」 【舞結】 「せ、正座でいいかな。  ちょっと高いから横向きで――」 【舞結】 「こっ、こっちむきはダメっ!  それすっごいえっち! やばいやばいっ!」 【舞結】 「うー、わざとでしょ。  今一瞬、『ふふん』って顔が見えたもん」 【舞結】 「からかわれた~」 【舞結】 「……じゃあ、はい。  ど、どうぞ……」 //主人公が膝枕される。 //舞結の右側からそのまま横になるから、 //舞結の声は右耳から聞こえます。 【舞結】 「ど、どぉ……かな……?  お兄ちゃんはこれ、落ち着く?」 【舞結】 「それなら良かった。  私も役に立てた」 【舞結】 「えっ、私は?  ……私もかな。なんか、落ち着く重みだと思う」 【舞結】 「さっきお兄ちゃんが言ってた、  一般的な人の頭の重さがわかった気がする」 【舞結】 「うん、痺れそうだったら言うね。  でもまだ大丈夫」 【舞結】 「いいよね、その気遣い。  ふふっ、さすがお兄ちゃん」 【舞結】 「でもこのままでいいの?  ほかに何かする?」 【舞結】 「って言ってはみたけどうーん、これじゃあ何もできないか」 【舞結】 「あ……手、繋いでもいい?」 【舞結】 「えへへ……ありがとう」 【舞結】 「うん、時間はもう少し大丈夫。  帰らなきゃいけない時間の電車は調べておいたの」 【舞結】 「コンビニに寄ったからちょっとアバウトだけど、  たぶんあと30分は大丈夫かな」 【舞結】 「……ごめんね。お泊りできなくって」 【舞結】 「その分、こうしていたい……かな。  お兄ちゃんが落ち着くなら」 【舞結】 「こっち向かないでいてくれる優しさが、  それはもうすごく伝わってきてるよ」 【舞結】 「いつもね。電話でもLINEでも、  会話が終わると寂しくなっちゃうんだよね」 【舞結】 「もっと話したいって思ってた」 【舞結】 「えへへ、同じなんだ。  やっぱり嬉しい」 【舞結】 「だから、一緒にいられる時間は、  目一杯大事にしたいなぁって」 【舞結】 「その……私はまだ学生だし、  できることは限られちゃうけど……」 【舞結】 「こうして膝枕とか手を繋ぐとかなら、  いっぱいできるから」 【舞結】 「あ……次に来た時は、私も膝枕いい?」 【舞結】 「してあげてるからかもしれないけど、  私もしてもらいたくなっちゃう」 【舞結】 「うん、それそれ。  ファミレスで他の人が食べてるの見ると陥るやつ」 【舞結】 「メニュー決めるの時間かかるんだよね。  全部ちょっとずつ食べたい」 【舞結】 「あ……膝枕しながらあーんしてってのはどう?」 【舞結】 「あう、確かにお行儀わるかった……」 【舞結】 「でもでも、誰もみてないし、特別な時間だし……」 【舞結】 「うんうん、それならいいでしょ?」 【舞結】 「ふふっ。  お兄ちゃん、ちょっとワルい顔してた」 【舞結】 「このー、ぷにっ」 【舞結】 「あー、ほっぺたぷにぷにだ~」 【舞結】 「うふっ、望んで無防備になったのは、  お兄ちゃんのほうだもーん」 【舞結】 「復讐はだーめ。起き上がるのは無しね。  時間までこうしてるのっ」 【舞結】 「まあいいやって、やけに素直~」 【舞結】 「え、次?  次……」 【舞結】 「あう、次は私が膝枕される番だった。  言い出しっぺだった……」 【舞結】 「つ、次来るときは、ボクシングの頭にはめるやつ持ってくるもん」 【舞結】 「そうだよね……高いよね、あれ。  うぅ……てっ、手加減を要求します!」 【舞結】 「私の時は、ほっぺより髪の毛撫でて欲しいかなぁ」 【舞結】 「だって、目一杯甘えてる体勢だし、  それならもう全力で甘えたいでしょ?」 【舞結】 「……約束だからね」 【舞結】 「お兄ちゃんが膝枕されてるときは、  今みたいに手を繋いでいたいかな……」 【舞結】 「いっぱい温もりが伝わってくるの、  すごい幸せに感じるんだよ」 【舞結】 「えへっ、私の彼氏~。  えいっ」 【舞結】 「ほんっと、ぷにぷに~」 【舞結】 「あっ、こっち向いちゃダメだってば!  顔のポジション、めっちゃストライクになるでしょっ!」 【舞結】 「……そういうのは、もっと後だから……」 【舞結】 「だ、ダメって言ってないってことは、  つまりはそういうことって察してくださいっ!」 【舞結】 「……ほらぁ、丁寧な言葉になっちゃった。  お兄ちゃんのせいだからねっ」 【舞結】 「ごめんは認めません」 【舞結】 「あっ、また言った。  なんでもって今言ったからね!」 【舞結】 「じゃあ早速――」 【舞結】 「……手、もっとぎゅってしてほしいかな」 【舞結】 「次会う時まで、しっかり蓄えておくの。  お兄ちゃん成分」 【舞結】 「……好きだよ、お兄ちゃん」 【舞結】 「うん、ありがとう。  えへっ……」 【舞結】 「ううん、まだ全然痺れてないよ」 【舞結】 「だから気にしないで、時間までこのまま」 【舞結】 「うん、ずっと膝枕したままでいたい。  いい?」 【舞結】 「……ありがとう、お兄ちゃん」

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