05
■05
ごちそうさまでした……さて、片付けちゃおうかな。
手伝ってくれるの? ありがとうっ、お姉ちゃん孝行の弟を持って、わたし幸せよ。
ん……そうね。今日も、お母さんたちは帰り遅いと思う。
でもお姉ちゃんがいるからいいでしょ? なんちゃって、ふふっ。
さぁ、後片付けして、ゆっくりとテレビでも見ましょう?
今日はわたしの好きなバラエティがやってるのよ……一緒に見てくれないの?
え……それより、わたしのおっぱいが見たいって……んもうっ、最近そればっかり。
今日は駄目、見せてあげなーい。
その代わり、手、繋いでテレビ見ましょう?
ソファでこうして、肩を寄せ合って……それじゃあイヤ? んふふっ、いいわよね?
良かった……おっぱいのことばっかりだと、お姉ちゃん寂しいもの……たまには、2人でゆっくりとした時間を過ごしたいな。
はい、お茶をどうぞ……ふふっ、まるで夫婦みたいね。
お父さんとお母さんも、休みの日はこうしてゆっくりしているじゃない?
毎日忙しい2人だから、休みの日にはああしてお互いのぬくもりを確かめ合って……理想的な夫婦じゃないかなって思うのよ。
お父さんもお母さんも大好き……もちろん、今、こうして手を繋いでいるあなたも、ね……え?
お父さんとお母さんは、手を繋いで、それからなにをしてるって?
……そ、それは、ほら……夫婦だからね。
たまには、キスくらい……してる、けど……。
わ、わたしたちは姉弟なんだから、キスはしないでしょう?
アメリカ人ならしてるって?
マウストゥマウスのキスは、滅多にするものじゃ……べべっ、別にっ、口づけだけがキスじゃないわよね!?
ほっぺにチュウね、ほっぺ……あ、あはは……。
しょうがないわね。ほっぺやおでこなら、キスしてあげてもいいわよ?
なに言ってるの、もちろんお姉ちゃんからに決まってるでしょう?
触っちゃ駄目って言わなかった? もし、約束を破るなら……ふふっ、お利口さん。
それじゃあ、ほっぺに……んっ。
ふふふ……子供の頃ならともかく、今はほっぺにキスでも照れちゃうわね。
え……もっと?
うん、いいわよ……それじゃあ、今度はこっちのほっぺね……んん、ぺろっ。
ちゅっ、ちゅむ……おでこにも、んん……ちゅ、ちゅっちゅ。
ふぅ……ふぅ……顔、真っ赤よ……わたしも、赤い?
そうかしら、自分では分からないわ……んちゅ、んん、ちゅ……ぺろ、れろん。
んっ、んぅ……今度は、こっちに……んっ、んん!?
んちゅっ、ちゅるっ! んっふ、ちゅむちゅむ、じゅるん!
んっ、ぷはぁ! はぁ、はぁっ……ちょ、ちょっと!
キスは駄目って……え? してきたのはわたしの方?
そ、そんなことは……お姉ちゃんは、ほっぺにしようと思って、その……く、唇なんて、狙ってないわよ……本当に、わたしは……ごくん……。
うひゃっ!? かかっ、帰って来ちゃった!?
今のなしね? ナシ! 忘れなさい!
あぁ、お、お帰りなさーい……あはは、なんでもない。
テレビ見てただけだから……お夕飯、作るね?
いいわよ、座って待ってて……ふ、ふふ~~ん。
ほ、ほら。もうテレビの時間は終わりよ?
お部屋に戻って勉強してなさい……さっきのは間違いだけど、お姉ちゃんのミスだから許してあげる。
でも、今日はもうおっぱいはなし……お姉ちゃんの唇に吸い付いた罰よ、ふふっ。