Track 4

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エピローグ

;後日、学校で 「(禁忌の関係……という訳ではない。私と彼は幼馴染で、むしろ恋人になるのは自然とさえ思っている。ただ、イケない事といえば……学校の風紀を取り締まる人間、年下を諫めないといけない私が彼に対してだけは悪戯をしてしまっている事くらいだろうか?)」 「(……軽く言ったけど、バレれば停学、推薦の取り消しは間違いないだろう……そう考えればリスキーな事をしている自覚はある……あるけど、やめられない……人目を忍んで、彼以外の前では猫を被って……そうして彼と2人きりの時は今まで頑張って積み上げた物が壊れるかもしれないと思いつつ……行為を重ねてしまうのだ)」 「(いや、もしかしたら……彼との関係もそうだが、そういう状況も含めて私は楽しんでいるのかもしれない……実際、そうなのだろう……だから私は今日も……人目を盗んで彼にだけ……悪戯をしている)」 ;3秒程度間 「……はぁ、もう……風紀委員が遅刻ギリギリなんて……遅刻取り締まりがある、って委員会で通達したでしょ? せめてその間はくらいは……くすくす……あら、それを言うなら私だって朝方まであなたに抱かれてたけど? ……ふふ、大丈夫よ。他の子の取り締まりでみんな忙しいし、どうせ誰も聞いてないわよ」 「とりあえず、遅刻じゃ無かったから良いけど……明日は当番だからちゃんと遅刻しないようにね? ……くすくす……じゃあ、今日はお預けにしておく? ……なら、頑張りなさい。私だってこうやってちゃんとやってるんだし、あなただって出来るわよ、ふふ」 「あ、ネクタイ曲がってる……ほら、直すから……もう、髪の毛もボサボサ……本当、慌てて来た、って感じなんだから……はい、直った……と言っても、軽く整えただけだから後で確認しておきなさい? ん、よろしい……じゃ、頑張れるように……ん、ちゅるぅ」 「ちゅぱ、ちゅ……ん……ふふ、鳩が豆鉄砲を食ったような顔してどうしたの? ……ええ、キスしたわね、おはようのキス的な? ……くすくす……大丈夫よ、見られないように周りは確認したし、タイミングも図ったしね……ま、万が一見られても妙に顔が近かったっていうだけでキスしてるなんて思わない……と思うわよ、たぶん、くすくす」 「だって、シたくなったんですもの……それとも私とのキス、嫌だった? ……なら、役得だと思いなさい、ふふ……ええ、今日も頑張りましょう、放課後は軽い報告会があるから……ええ、それが終わった後は……くすくす……期待してるからね、彼氏さん、ふふ」 ;3秒程度間

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